株価が上昇していると投資をしたくなる。本能に立ち向かうことが株式投資で上手くいくコツなのかもしれない。

学ぶべき投資スキルについて

直近で、3月末権利確定に向けて株価全体的に上昇しています。
トランプ大統領が就任してからあまりぱっとしない日本市場でしたが、いつのまにか高配当株の3月権利確定銘柄の株価が上昇しています。商社株もウォーレンバフェットの株主への手紙の中で、保有割合が増加することを示唆するとともに、今週あたりに出た保有割合が増加したとニュースがでることで株価上昇に繋がっています。僕も今年に入り伊藤忠商事に追加で少ない株数ですが株価6,000円台で50株程追加投資が運よくできました。

株価が上昇してきて、商社以外にポートフォリオ全体の株価が上昇してきていて、いつのまにかリスクを簡単に取ろうと何に投資をしようか考えています。
自分を分析すると株価が上昇してきているときに人は投資をしたくなるのではないかと考えました。

株価が上昇していると投資をしたくなるについて考えてみたいと思います。

株価が上昇していると投資をしたくなる。本能に立ち向かうことが株式投資で上手くいくコツなのかもしれない。

株価が上昇しているとリスクを取ることを容易にできるようになります。
パチンコやカジノに行ったことはありませんがこういうことなんでしょうか。
パチンコやポーカーで最初は上手くいっていないときに、どんどん調子が良くなり利益がでてきて、さらに調子に乗ってリスクを取る。しかし、どんどん負けがでてきて、意固地になり次は勝てるとお金を投じると負けになり、結局最初は上手くいくが最終的に損を出してしまいます。
脳が勝っていることに興奮を覚えて、視野を狭めてしまっているのだと思います。
リスクを意識的にとっているわけではなく、無意識にリスクを取っているのだと思います。
短期的に勝ちに行こうと考えて行動を起こしてしまいます。

昨日休みだったときにも株式について考えていました。
沖縄セルラー電話は優待もあるし欲しいし中期経営計画も新しく作成されるので良い材料がでるかもしれないなとか、芙蓉総合リースも分割するし分割後の値段で買っておけば100株保有になるなとか考えたり、オリックスは一株133円になる予定だから大幅に増配すれば配当も4%になるとか、色々と理由をつけて投資をしようと考えている自分がいました。権利確定前に駆け込み的に投資をしようとしている自分がいました。
これは、よくある日常のシーンにもあると思います。家電屋さんで歩いている時に、今だけ限定だよと大きい声が聞こえて、その場所に行くと店員がお客さんついているね、今残り一個ですが今だけ限定で特売で売られています。ただ明日になるともう売り切れになってしまいます。買いますか?といわれたら買いたくなる衝動に駆られる可能性もあります。
帰る家庭があるけれども、自分がめっちゃタイプな女性に誘惑されたときに、本能的に欲をコントロールできないで短期的で衝動的な行動をして、長期的な幸せの家庭を犠牲にしてまで行動をするかと考えます。

株も同じで権利確定前に逃すまいと短期的な配当金を目的に投資をしたりしてしまうと、いつの間にか罠にはまってしまっています。
僕は昨年NISAを今年の枠を早く埋めようと投資をした結果含み損の銘柄ばかりになってしまっていました。権利確定直前にも投資をすることでそれが損失の拡大に繋がってしまっていました。昨年後半あたりからすぐに結果を得られるような行動を控えて株式分析でよい銘柄だけで投資をするのではなく、資金管理や弱気相場であるかなど総合的に判断して投資を行うようにしています。

株式投資で思うのがどのように本能に立ち向かうかが投資で上手くいくか行かないかの別れ道だと思います。
強気相場の時は株価が上昇して、自分の投資先の株価も上昇して含み益も増えて投資で上手くいく時があります。上手くいっている時に、人は考えが楽観的になり、視野が狭まり、リスクがあるのにリスクを軽視してしまいます。またやっかいなことに株価が上昇して含み益が増えると、資産が増えているからとお金を使ってしまう傾向があります。たまには良いと思います。ただ金銭感覚がずれるように、お金を使い続けてしまいます。夢から覚めるように、株価が大幅に下落して元にもどり、さらに支払いも多くしてしまったのでクレジットカードの支払い明細も多くなっていることで夢うつつで暮らしていた生活に現実を帯びてきます。

弱気相場ではもっと株価が下がるのではないかと、投資も控えめになります。弱気相場になると、株価が下がり資産も減り、悲観的な相場がさらに他の投資家にも波及して行動を制限します。
本能的に防衛反応が働くためか、失敗を過度に恐れて行動ができなくなります。
ある人は言います。もっと株価が下がったら投資をするよと。まだまだ下がるから投資は控えていると。傍観者になります。しかし強気相場で上手くいっている時には自分が傍観者ではなく、当事者のように自分は才能があると思いあがります。
僕もそんな感じでした。
この前に総合商社が株価がずるずる下がっていた時に、まだまだ株価が下がると防衛的になっている人が多かったです。僕もそう思いました。しかし前回黒田ショックの時にまだまだ株価が下がると傍観者になった時に、チャンスを見逃しました。
だから今回はそうならないように、人が投資をしたがらない防衛本能に逆らうように伊藤忠商事に投資を行えました。伊藤忠商事に投資をしたときは弱気相場で投資をしたいとは思っていない人のほうが多かったです。僕も人間なので感情的にもっと株価が下がるんじゃないかと、今投資をするべきじゃないと投資をしない理由を並べ立てます。

どのように本能に抗うかが投資において大事な能力だと思い始めました。
今株価が上がっていても急激に、来週あたりに大幅に下がる可能性もあり投資をしたくない環境であれば、投資をしようと思います。
今株価が上昇している局面で今は投資を控えています。投資をしたくてうずうずしていますが、投資をしたい欲を抑えています。欲のコントロールはなかなか難しいですが、欲をどう活かすかで自分の人生に良くするも悪くすることもできます。


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