投資をしていると、自分の投資先が良い情報があり株価が上がるときもありますし、何か良くない事故や事件に巻き込まれたりして業績が下がり株価が下がる可能性もあります。
投資は人生と同じように、偶然にも運の要素が重なっていい方向に繋がる場合もありますし、悪い方向にもつながります。
僕も最近ではアサヒグループホールディングスに投資をしていますが、ランサムウェアによる出荷停止により業績があまり芳しくないのではないかと嫌気されて株価が下落しています。
ニデックの不正会計もあったり、投資家は不完全な情報の中で投資をしていて、そのリスクが顕在化したときに投資家は改めてリスクについて気づかされます。
たしかに短期的には投資では運の要素が絡んでます。しかし、この短期的な投資で運の要素が絡み、良いことがあれば自分の手柄だ、悪いことがあれば運が悪かったからじゃ自分の投資スキルは上がらないと思います。
投資の運の要素について。運の要素とスキルを区別して意思決定力の向上について考えてみたいと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
投資の運の要素について。運の要素とスキルを区別して意思決定力の向上について考えてみたいと思います。
投資においては運があるおかげでたまたま株価が上昇して資産が増えるかもしれません。
しかし運が良くても、毎年運が良いということはなく、運にも波があり、運頼みになったらそれは投資じゃなくギャンブルだと思います。
自分がコントロールできることを学び改善して投資判断力を上げて、運という偶然の産物とコントロールできる事を識別できる能力を培わなければなりません。
僕はアサヒグループホールディングスに今年から投資をして含み損があります。
ランサムウェアによる出荷停止のシステム障害で業績が見通しが暗く株価が下落基調です。
この出来事に対して運の要素はあります。なぜアサヒグループホールディングスに投資をしたんだろうとは全く思っていません。
僕はこの出来事に対して学びがあるなと思いました。
確かに短期的に見たときには株価が下落していくのはあります。
長期的にその出来事のマイナスな影響が5年後も10年後も続くかと言われたら疑問があります。
人はマイナスなことが起こると視野が狭まりずっと起こるかのように錯覚します。
このマイナスな運の要素を排除して、長期的に投資を行いリターンを改善するにはどうすればよいかを考えました。その時に考えたのがインデックス投資のように、毎月同じような金額を積み立てるように投資をして時間を分散させて、ドルコスト平均法で投資を行い、5年後も10年後もという気持ちで積み立てたらきっと負けないと判断しました。
焦って株価が下がり含み損が増えているからと感情的に投資ではなく、規律的に投資をするにはどうすればよいかということに焦点を当てて投資を行っていこうと思いました。
運の要素があり、不運に見舞われて、アサヒグループホールディングスに投資をしたことをなんて俺は運が悪いんだと思ったほうが楽です。違う投資先に投資をしていればと現実逃避をするのは楽です。でも、投資をしていればどこかしらでそういう運の要素が出てきて自分に良い方向になったり、悪い方向に繋がったりします。
ニデックの不正会計の問題が出てきたときもそうです。
なんでこんな投資先に投資をしてしまったんだろうと思うのは簡単です。
ニデックに投資をしたのはなぜなんだろうかとか、もし僕が投資をしていたら永守会長がすごいからと勝手に思い込んでそういう情報を下に投資判断した可能性もあるなとか、株価が高い水準で投資をしていないかなど色々考える要素があり、投資判断を改善できる要素があると思います。
芙蓉総合リースの直近の業績下方修正もそうです。
業績の下方修正で株価が大幅に下落してますが、だからと言って運が悪かったとか言うのは簡単です。もし僕が投資をしていたら、まずは今までが株価が上がりすぎたときに投資をしてしまったんじゃないかと考えたり、金融会社だからこういうリスクもあると認識して投資をしていたかと考えるべきですし、リース会社だから安定感があるからとあまり何も考えていなかったのではないかと考えることもできます。
芙蓉総合リースはある人はこれは一過性の業績のマイナスだから来期は戻るから今がチャンスだと判断するかもしれません。ある人はこれは他にもまだ隠れたリスクがあるからと損切りをして避けるかもしれません。どう判断したかで結果がわかれます。もしかしたら含み損が拡大するかもしれませんし、もしかしたら株価が上昇して買い時だったかと逃すかもしれません、
それはわかりません。運の要素もあります。
もし買い増しをして含み損が拡大したときには、どの点で判断を間違えたのかを改善できれば、次の投資に活かす事ができると思います。
もし買い増しをして株価が上昇して含み益が増えていったときに、俺の実力だと思いあがり、投資スキルは伸びなくなります。
なぜ上手くいったのかを取り入れて改善できれば他の投資にも活かせると思います。
人生でも同じだと思います。
良いことがあり俺は運が良いと思うのも良いですが、何かマイナスなことがおきたり、会社の倒産やリストラや減給や大怪我や病気、人間関係などで嫌なことがあったとします。
不運が流れ弾のように飛んでくることもあります。
そのマイナスなことが起こったときに、運の要素が絡んできます。
マイナスなことが起こり、運が悪かったんだと思い過ごすことは簡単です。
でもそこからは何も生まれません。気休め程度です。
マイナスなことが起こったときに十分な備えがあれば、例えばリストラや減給があっても貯金や投資をしていたり、副業で稼げていたり、転職できるスキルを持っていれば対策はできていると思います、将来のことを考えて行動しておこりえるリスクに対してどう対応していけばよいかを考えていけば、リスクが出たときにその運の要素でマイナスになっても軽減でき致命的にならないかもしれません。
コントロールできることを考えて改善して、コントロールできない運の要素とコントロールできることを識別できる能力がとても大事だなと僕は思います。


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