ヒューリック【3003】2024年通期(1-12月)決算が発表されました。発表の翌日株価下落だがとても魅力を感じる。

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ヒューリック【3003】2024年通期(1-12月)決算が発表されましたので記事にします。
昨年より投資をして現在300株保有しています。
株式売り出しで株価が下落しているタイミングで投資をしていたので、今のところ良いタイミングで投資をできたのではないかなと思います。
株価は下落していますが、そこまで悪い内容ではなかったと思います。
投資先として今後どうしていくかも考えてもいきたいとも思います。

ヒューリックの株式売り出しについて。ptsで大幅に下落だが、追加で投資を検討中。
2024年11月27日にヒューリックから株式の売り出しの発表がありました。この発表でptsは1,331円(▲6.43%)とかなり下落しています。ヒューリックのptsの株価下落があったので、公募増資かなと思っていたのですが株式の売り出しでした...

2024年通期(1-12月)決算について

(ヒューリック決算短信、決算説明資料引用)

2024年通期の売上高は5,916億円(対前年比32.5%増)、営業利益に関しては1,633億円(対前年比11.7%増)、親株主に帰属する当期純利益は1,023億円(対前年比8.1%増)です。
16期連続で増益で、今回増配で54円→57円へと増配しました。
決算の内容はとても良かったですね。決算発表の当日は株価があまり反応はなかったのですが、翌日は株価が下がってしまっています。
営業利益と経常利益は10%以上の伸びとなっているだけでなく、中期経営計画を2025年12月期の目標を前倒しで達成もしています。だからそこまで悲観的な内容ではなかったと思います。
興味深かったのは、リソー教育の営業収益と営業利益の貢献についてです。
リソー教育の営業収益は+178億円、営業利益は+17億円と貢献しています。
BSの資産欄にはリソー教育とレーサムの連結化により無形固定資産の増加しています。

おそらくですよ、おそらくの予想ですが、将来的には不動産事業を起点にしたコングロマリットになっていくのではないかと思います。横に横にと事業を移動していくのではないかと思います。
モデル例でオリックスのようになっていくのではないかと思います。
オリックスはリース事業を起点に横に横に事業を展開しています。
オリックスは金融商社ともいわれています。
オリックスはリーマンショックの時にも黒字で乗り切っています。それはコングロマリットで事業のリスク分散がなされていたからだと思います。
同じように、ヒューリックももし都心に大地震が起きたとして、不動産事業以外にも分散されてきているので、さすがに赤字にはなるものの、他の不動産会社と比べると立ち直るのは早いのかなと思います。
ヒューリックはいずれ不動産会社だけど、不動産会社とは言えないともいえる異色の立ち位置になるのではないかと思います。三井不動産や三菱地所の今の成長具合を見ても、確かに手堅さはありますが、成長力には欠けているのかなと思います。さらに国内の金利上昇で利益の伸びもさらに鈍化すると考えると、違う一手を出さないといけないと思います。だからヒューリックは他の事業を展開していっているのではないかと考えています。

営業収益は賃貸管理事業は1,129億円(前年同期比+113億円)、賃貸管理事業の営業利益は、609億円(前年同期比+17億円)です。ヒューリックは中期経営計画で濃い品質の賃貸ポートフォリオ構築を進めています。今回の決算説明資料の中でも賃料改定を行っていても、空室率は1%以下とかなり低く素晴らしいです。市場平均では4%となっていますので、空室率1%以下が賃料をあげてもそのままの水準なのは管理力の高さを垣間見えます。

ホテル旅館事業では売上高は490億円(前年同期比+117億円)、営業利益は16億円(前年同期比+6億円)となっています。稼働率等の上昇で利益が伸びています。
高級旅館のふふは2024年末で11棟ですが、2025年には2棟が竣工されて2033年には19-20頭ほどさらに増える予定です。力を入れていますね。
たしかに評判は良いと聞きます。
ただかなりお高いので、行くのは躊躇しますね。日本人が国内を旅行するのは贅沢なことになったのでしょうか。外国人が悠々と支払いを済ませているところを見ると、このままではさらに他の値上げのスピードに追い付けなくなってしまうので危機感を覚えます。将来を考えて、現状に甘んじるのではなく、インデックス投資やっているから大丈夫とか、高配当投資でキャッシュを増やしているだけじゃだめだと思います。自分の成長も行いレベルを上げて稼ぐ力をつけていかないといけないと思います。

今回の決算で目新しいものとして、今までヒューリックは国内の都心をメインに行われていましたが、海外事業にも投資を行っています。言葉としてリスクを抑えつつと、ディフェンシブに行動しているなと見受けられます。物件も一括で400億円ではなく、60億円と分散してリスクを抑制しています。
素晴らしいですね。初回の挑戦でも慢心するわけでもなく、リスクを抑えて手堅く収益を上げる姿勢は投資先としてかなり魅力を感じます。

(ヒューリック決算説明資料引用)

2025年の業績予想では、営業利益が1,780億円(前年同期比+146億円)、当期純利益1,080億円(+56億円)、年間配当金は54円→57億円と3円増配しています。大きく貢献しているのは開発竣工物件の利益が貢献している点と、海外投資の拡大です。さらに目を引くのは、リソー教育とレーサムの収益拡大が大きくなっていくと予想されています。
僕の楽観的な考えですが、この数値を上回って上方修正してさらに増配していくのではないかと思います。これもあくまで楽観的な考えですが、金利上昇でたしかに利益は抑えられてしまいますが、同時にインフレで不動産価格も値上がりしているので、売却していくと考えるとなんだかんだ結果的に金利上昇でも大丈夫じゃないかとなるんじゃないかなと思います。その手が通じるのは低金利下の下で、良質な質の高い物件(銀座など)に投資をし続けているヒューリックだからこそだと思います。安かろう悪かろうの物件ばかりの寄せ集めでは駄目で、良質な物件を押さえて価値が高まっているから、金利上昇でも他の不動産会社がてこずっている中でも、生き残る可能性が高いのではないかと思います。

さらにM&Aを通じてこども教育事業、フレキシブルオフィス事業、アウトドア事業、海外事業、スタートアップ事業など種まきを幅広く行っています。

2024年11月に連結化したレーサムも今回の決算でBSのみの取込だけでしたが、2025年にはPLに反映されてヒューリックがさらに磨きをかければより成長していくのでないかと思います。

ヒューリックは現在株価が1,371円、配当利回りが4.16%です。また改めて記事にしますが、新しく中期経営計画が発表されて、毎期増配をしていくと明記しています。なかなか魅力度が高まります。他の投資先で配当利回りが高い銘柄もありますが、それでもヒューリックに関しては手堅く増配していってくれると思いますので、利回りも長期保有を前提にすれば5%以上も狙いつつ、株主優待も獲得後にさらに総合利回りで6%以上を狙えるのではないかと思います。
ただ、注意点としては増資をしてくる可能性もあるので、そのときに株価が下落してということがあると思います。僕の投資スタンスは、現在300株のみ保有していますが、まずはこのまま放置します。
さらに業績が改善されて増配余地が高まるようであれば追加で投資を行っていき、あまりそこまで伸びていないようであれば、増資で株価が下がり配当利回りが上がった段階で投資を行っていくという感じにしていこうと思います。
ヒューリックに関してはあまり株価上昇に期待はしていません。配当を重視していますので、手堅く配当を積み上げる投資先として考えています。





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