ポートフォリオの構成の変化について。円安恩恵銘柄と円高恩恵銘柄のバランスを取る。気になっている銘柄について。

投資

日経平均の暴落を受けて、円安の恩恵を受けていた銘柄の投資先がとても大幅に下がってしまいました。
直近では日経平均も戻りつつあり、個人投資家にも安心感がでてきています。
ただ、この暴落を受けて僕は改めてポートフォリオを分散させていく必要があるなと実感しました。
含み益があそこまで減るのは想像以上で、株価暴落に対して健闘した銘柄があるものの、円安に恩恵がある投資先もまた多かったので、資産の目減りも激しかったです。

そのときに、リスク分散の大事さも痛感しました。
円安に恩恵がある銘柄ばかりに集中していたので、バランスをとる必要がありました。
ポートフォリオの変化を行っていく必要性についてと最近気になっている銘柄を記事にしていきたいと思います。

少しでも参考になれば幸いです。

ポートフォリオの分散について。気になる銘柄について。

直近の暴落を受けて僕のポートフォリオも備えが必要だと感じられました。
僕にとって、あそこまで含み益が大幅が減ってしまったことに対して衝撃でした。
含み益が減って辛いというより、あそこまで急激に減るという事実に対して驚きました。
今まで積み上げてきた含み益が幻だったかのように消えていきました。
風船を入れていくのは少しずつですが、空気を抜くとあっというまにしぼんでいくような感覚に陥りました。

その時に、いまのポートフォリオのままではいけないなと備えが必要だと実感しました。
今までは高配当株を選んできましたが、投資先では伊藤忠商事、JT、兼松など円安に恩恵がある銘柄や三菱UFJやオリックスなど金利上昇で恩恵のある銘柄が業績が良く、配当金の増配や株価上昇でとても資産の増加に貢献してきました。
ただ、ここからさらに今のまま同じように円安に恩恵がある銘柄や金利に恩恵がある銘柄ばかりに投資を続けるということは果たしてどうなんだろうかと疑問を持ちました。
もし、円安に恩恵がある銘柄ばかりを選び、投資をして急激に円高になっていく状況に陥ってしまった場合は、業績が以前の円安のときのようにはいかないです。

世の中何があるかわからないです。
世の中予想もできない不確実なことが多すぎます。歴史の出来事も、一つ一つが絡み合って起きた出来事であって、その出来事はもしかしたら起きなかったかもしれません。
トランプ大統領が大統領になれば、トランプ大統領の円安は行き過ぎだとの発言から円高になるかもしれないと予想する人もいますが、もしかしたら円安のままかもしれません。
日本で大地震が起きたら円高に大きく振れる可能性もあります。

東京電力を安心な投資先として保有し続けたものの、大暴落をするなんて誰も予測はできないと思います。

人が規則的に行動してロボットのように単調に波がなければ予測できるのかもしれません。ただ人は感情を持つ生き物ですので、予測するのは難しいです。

今の円安からもしかしたらさらに、円安になり歯止めが利かなくなる可能性もあります。
逆に円高になっていくトレンドになる可能性もあります。

僕は、ただのサラリーマンですので、予想屋でもないので、この先の動向はまったくわからないです。
予想をする経済学者やプロのアナリストでさえ予想をすることは難しいです。
僕にできることは、備えることだと思います。
投資は不確実な未来に対してのリターンです。
円安に恩恵の銘柄に投資をしていくのも現状は良いですが、将来円高になった時に備えて円高に恩恵のある銘柄にも種まきをしていく必要があります。円安、円高に関係なく業績を着実に伸ばしている銘柄にも投資をしていくということも大事です。円安、円高に関係なく業績を着実に伸ばしている銘柄はたいてい業績も好調ですので、株価も割高感があります。
円高に恩恵のある銘柄は業績が現状芳しくない状況が続いている中で、事業構造改革や、財務体質の健全性を高めている、利益を高めるように事業の質を高めているなど、多くの種まきを行っている企業が多いです。

ポートフォリオに組み込んでいこうとしているのは日本航空【9201】です。

日本航空は現在株価が2,325円、配当利回りが3.44%です。
日本航空って意外と配当利回り高いのかと少し驚きました。
コロナの時に業績が赤字になり、配当も無配になっていた時期はありました。現在は業績が回復しつつあり、一株配当が80円となっています。
コロナの影響も薄まり、旅行需要も回復しつつありますが、それでも原油高の影響や円安の影響で、業績も不透明感もあります。
コロナ時の時にコストマネジメントや、非航空事業のマイル、金融事業、LCC事業も着実に成長しつつあります。以前よりも事業の質が高まり、キャッシュフローの改善、事業の質に変化が訪れています。
LCC事業のZIPAIRはかなり良いという評判ですので、国際線の時に今後乗ってみたいと思っています。
貨物事業では国内だけでなく国際の収入や単価も高い状態で維持されています。
旅行需要も増えて、国内の需要はまだまだ回復は大きくはないものの、国際線はインバウンドの影響で好調です。

それでもまだまだ業績は完全に回復したとは言えないです。
業績が完全に回復しないのは、原油高の影響や為替の円安の影響が大きく響いています。

(2024年1Q日本航空決算説明資料引用)

燃料費は原油市況で+40億円、為替で+113億円とかなり円安、原油高がかなりマイナスに響いています。円安、資源高に恩恵がある商社とはまるっきり逆ですね。
円高に振れれば収益も高まりつつある状況ですので、プラスに働き、さらに原油高から原油安になっていく傾向になればさらに収益力が改善されます。
将来、円高または原油安になれば商社株の業績も落ち込んでくると思います。一方で日本航空の業績は種まきがようやく芽を出しフリーキャッシュフローもさらに改善されていくと思います。
配当金の増配はそこまで期待はできないかもしれませんが、日本航空はコロナ前までは定期的に自社株買いを行っていたので、期待はできると思います。

最初の方で述べましたが、将来はまったくわかりません。
円安がさらに進み、原油高が進めば日本航空の業績がここからさらに業績が悪化して株価も下がっていくかもしれません。
その時は、今投資している商社株の業績が改善または、良い状態で維持され、増配や株価上昇の恩恵も受けるかもしれません。
円高、原油安になった時には、日本航空の業績も改善されていく可能性があります。
どちらに転んでも良いようにバランスよく投資をしていくこと、不確実で予測できない未来に対して、予想しないで備えることを行っていこうと思います。
今までは大方の人は円安が続いていく、さらに円安になっていくと考えていた人が多かったと思います。僕もそうでした。
ただ、他の人と同じように考え、行動して、安心する状況はリスクが高まっている可能性もあります。
だからこそ、日本航空が商社株のリスクヘッジとして大いに自分のポートフォリオのプラスになると思いました。
日本航空に関しては逆風が吹いていて、業績もここから悪化して減配という可能性もあります。
業績が今後良さそうだなと思う銘柄に投資をするのは心地よいですが、悪材料が顕在化している投資先にリターンが生まれると思います。誰もが欲しい銘柄に投資をしてもリターンは薄いと思います。

だからこそ、今日本航空への投資を考えて投資を検討中です。









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