アステラス製薬に2024年8月3日に特定口座100株追加投資を行い、特定口座で600株、旧NISAで500株、合計1,100株となりました。
以前まで含み損はかなり大きく▲33万円程(評価損益率▲35.35%)でした。
しかし、アステラス製薬の株価が上昇してきていて配当金込みのリターンは▲7万円ほどになりました。
含み損が▲30万のときはどうなるかと思いましたが、花王の失敗から学んだことを活かして継続して保有し続けることと、自分が分析して本当に良いと思った銘柄に関しては長期で保有し続けるのと追加で投資をすることを意識して何とか含み損もようやく減ってきました。
そして今回アステラス製薬へ追加投資を行いました。
今回アステラス製薬に投資をしたのは、今回の決算の内容がとても良いにもかかわらず株価が下落している点にありました。
現在日経平均が連日大幅に下落をしている状況では株価が下がるのは当然だとは言えますが、全体的に株価が下落していると自分の資産が大幅に下がっているので正常に判断を難しいです。だからこそ、今回のアステラス製薬の決算はかなり良いにもかかわらず、日経平均の大幅下落がなければおそらくもっと上がっていたのではないかと認識したのと、自分の考えが間違ってはいなかったと自信がついたので、総悲観の中でこそ追加で投資するべきだと判断して投資を行いました。
シャーロックホームズの中の白銀号事件で現場を検証した、シャーロックホームズは警察の担当者にあの晩の犬の不思議な行動を注視するべきと言います。
その晩の犬は何も不思議なことはなかった。吠えることもなかったと担当者は言いました。
しかし、この吠えることがなかったという事実が不思議なことにシャーロックホームズは考えました。
犬が吠えているのであれば知らない人が入って反抗したと判断ができますが、何も起こらず犬も吠えずに犯行をできたのは、犬が良く知っている人物だと判断します。
言いたかったことは、アステラス製薬の決算で何も株価が反応していなかったときにこの出来事は他の銘柄が下がっているので人が正常に判断ができずにゆがみがあるのではないかと考えました。
資金を捻出するために東ソーの売却を行いました。今まで東ソーには感謝しています。良い企業に投資をしたと思います。ただ僕は文系ですので、毎回決算の内容を見て毎回調べて内容を理解に努めようとしましたが、毎回つっかかってしまって、自分が理解できない事業には投資をしないほうが良いなと自覚していまして、以前から売却は検討していました。
東ソーは本当に良い企業ですので、惜しい事をしたと思いますが、化学系の知識がある方であまり科学の言葉にアレルギーがなければ本当に良い投資先だと思います。
こんなにも良い企業に割安な時に投資をできて保有できたことはとても良い機会に恵まれました。
今回の売却益は32,850円(税引き後26,176円)、配当金も2回受け取って6,773円を受け取りました。
トータルリターンは税引き後で32,949円です。
アステラス製薬には株価が1,500円台の時に本当は投資をすべきだったのですが、自分の考えに自信がなくなっていました。今年に入り、ジャックスと日本製鉄に投資を行いましたが、含み損を抱えていたので、少しずつ自信がなくなってしまい、アステラス製薬への投資もためらっていました。
以前、僕が会社で本を読んでいる時に、東京海上の歴史の本を読んでいました。その本を読んでいた時の株価は、東京海上日動は全く株価が上がっていなくて、僕が仕事で銀行回りしていた時に、東京海上の本社の建物に行ったときに、こんなすごい建物で働いているのかと驚いて、興味を持って本を借りて歴史について学んでいました。
その本を会社で読んでいた時に、コンサルの人と、上司に私だったらそんな本読まないと否定されてしまって、東京海上への投資もそこからやはりしないほうが良いと自信がなくなってしまいました。
でも東京海上日動の株価が上昇し続けているのをみて、自分の考えは間違っていなかったんだと少しずつ自信になり、伊藤忠商事への投資や兼松への投資に繋がりました。
ただ、自信はありすぎてもダメですし、なさすぎてもだめだと思います。バランスが大事です。
自信がありすぎると自分のやったことに対して何か間違えがあったときにも気づかずに大きくリスクを負ってしまう可能性もあります。
今回のアステラス製薬への投資は前日比でマイナスになっている時に投資できたので良いタイミングで投資できたと思います。
アステラス製薬の決算の内容を見て、とても良い内容のものでした。だからこそ株価が下落したら、またはあまり株価が上がらなかったら投資をしようと決めていました。
アステラス製薬の株主還元の取り組みの意識も短期的に大幅に増配していくというものではなく、長期的に増配していくという姿勢からも、自分が投資をすべき企業なんだと考えました。
短期的にPBR一倍割れだとか、株価を短期的に上げるだけの株主還元ではなく長期的に株主還元を安定的に行っていく質が高い企業に投資をするべきだと考えています。だからこそ、今回のアステラス製薬への投資を行いました。
また今回、暴落の中で投資をした企業もアステラス製薬とは別にありますので、後日記事にします。
今回の暴落で理解したのは、分散投資の大切さです。
もし、商社株に重点を置いたポートフォリオであったり、銀行株などの金融株に重点を置いたポートフォリオであったらおそらく壊滅的に痛手になっていたと思います。
僕も伊藤忠商事や兼松、金融株に投資をして含み益が増えていたのですが、順調な時にこそ、気を引き締めていかないと気づかされました。反省すべき点です。
円安に恩恵がある商社株や金融株に重点的に投資をして含み益が増えていた人は、今回の暴落で大きく痛手になってしまったと思います。
暴落でこそ、学ぶが多いです。暴落でこそ、正常な判断を下すことは難しいです。
人込みの中で何か出来事が起きて、人がパニックに陥り、そこから逃げようにも、一人一人がパニックになっていて正常な判断ができずに、自分も同じように行動をしてしまいます。
集団と同じように行動するのではなく、集団から思考や感情を切り離して行動をしないといけないです。
ピンチをチャンスに、チャンスを学びにすることが大事です。
最近amazon audibeの本を聞いた内容の中で、『頂はどこにある』は『チーズはどこへ消えた』の著者です。
この本の中で山(順境)と谷(逆境)についての考えに触れるときがあります。
山(順境)のときにこそ自分の考えや姿勢をどうするべきか、谷(逆境)のときにもどのような姿勢で学ぶか。
山(順境)と谷(逆境)の捉え方で全く違うなと思いました。
今は株価の下落で谷(逆境)の境遇にいる人も多いと思いますが、逆にその状況を好機ととらえて学びの場だと考えて投資をするだけでも全く違うと思います。
やっぱり投資は面白いですね。日々学びがあり、ありがたいです。
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