僕は最近仕事をしている時にある噂話を聞きました。
昨年あたりに入社した50代の男性が、20代女性と口論しているの聞きました。
その男性は定時に帰り(普通ですが)、そんなに仕事もできる感じでもなく、誰でもできそうな単純作業をして、のらりくらりと仕事をしていました。その男性をたまに見る機会があり、話す機会はないですが、少し話をしてみてどんな人かを探ってみると、あまり仕事に精を出している感じではなかったです。だからといってプライベートでめっちゃ楽しんでいる感じのようには感じられはしませんでした。
その男性ですが、女性と口論をしているのを見た人が噂をしているの聞いて、あまり職場になじんでないんだなと思いました。その男性ですが定時で帰る前に急にゴミ袋を持って、部署ごとにゴミを集めている姿を見ました。たぶん、その男性の女性上司にもきつく当たられているんだろうなと感じました。
予想ですが、おそらくそこまで仕事に精を出さないで、定時に帰るのは、そこまで仕事に困らないほどお金があるのかということだと思います。僕も、ある時期に仕事を頑張ることが馬鹿らしくなり、投資をして配当金を増やすことに全力を尽くした方がいいんじゃないかと思っていた時期もありました。
お金がたくさんあっても、会社で弱い立場にいれば、行くのが苦痛になりますし、50代で部署ごとのゴミ集めみたいなことを上司に指示されて自分のプライドを折られるように攻撃をされる時もあります。
今回のテーマにあたるお金をたくさんあるからといってそれが全てじゃないということについて考えてみたいと思います。少しでも参考になれば幸いです。
お金がたくさんあるからといって、それが全てじゃない。選択肢を増やす事、生き残ることについて。
お金をたくさん持てば、選択肢を増やす事ができます。
たまに、資産○千万円貯めれば人生変わるとか、資産〇千万円持てば勝ち組とか、youtubeの動画のおすすめ機能が出てきますが、それは全く違うと思っています。
もし例えば自分が一億円持っているからといって、女性にモテるわけでなく、一億円持っているフェロモンを女性が直感的に感じるわけではないですし、一億円持っている、キャー素敵とはならないです。もしかしたら金を提供するおじさんにしか見られていないかもしれないです。
お金をたくさん持っている家庭持ちの男性を想定します。その男性はお金を貯めることに頑張って頑張って資産を増やし続けたかもしれません。しかし、妻からはあまり愛想は尽くされていて、娘や息子からも邪険に扱われて、家でのヒエラルキーでは一番下にいて、自分の居場所がないです。
最初に話をした男性はもしかしたらとんでもなく資産を持っていて、仕事もそこそこで大丈夫なのかもしれませんが、資産を貯めることに全力を尽くして、仕事で成長をしていなかったせいで、何かあっても弱い立場を強いられると思います。結果を出して黙らせることもできますがそういうこともできないので、弱い立場に居続けるしかなくなってしまいます。
お金を持っているか持っていないとは関係なく、サッカーをしている少年がいたとします。
そのチームでし対して練習もせずにいて、サッカーの能力が低ければ、一番下のクラスで弱い立場に追いやられてしまうと思います。掃除をさせられたり、荷物持ちをさせられたり、もしかしたらいじめられるかもしれません。
そのサッカー少年がもしお金持ちの両親を持っていても、サッカーをしている少年にはお金を持っているかとか関係はありません。
なぜこのことについて考えていたのかというと、毎週毎週休みも読書をしたり、筋トレをしたり、副業をしたりするだけでなく、平時でも朝早起きして学習をしたり、副業をしていて、なぜ自分は頑張る必要があるのかを昨日の夜から考えていました。寝る前もそのことについて考えていました。
今朝にいつものルーティンのように、カフェに向かう途中歩きながら考えていました。なぜ自分は頑張るのかと。資産を貯めるために頑張っているのか、資産を貯めた先は最初に話した男性のように弱い立場に居続けなければならなくなる。もし家庭を持っても、ただお金を貯め続けた先に、愛想を尽くされた妻がいて、家の中で居場所がないかもしれません。
それ考えている途中で、ある海外ドラマについて考えていました。
僕の好きな海外ドラマの『ファーゴ』です。ファーゴはサスペンスドラマ、ブラックコメディドラマです。ファーゴのシーズン1である主人公がいます。どこにでもいる普通のサラリーマンですが、何をやっても上手くいかない主人公です。
仕事でもあまり上手くいかず職場でも、弱い立場にいます。
家庭でも奥さんに何もできない夫と見られ弱い立場にいます。逆に弟は仕事もできて、出世もして、立派な家に住んでいます。弟は料理もできるし、家電を直したりとても頼れる夫でした。奥さんがポロっといいます。弟と結婚をすればよかったと。その主人公は劣等感を日々感じていて、自分でもできるんだという証拠を見せるために、弟が家電を直しているので、自分もできると毎回うるさい音を立てている洗濯機を修理しましたが最終的に壊れてしまいました。また職場や家庭だけでなく、学生の時のいじめっ子に偶然出くわしました。そのいじめっ子は子ども二人を連れていて、仕事も順調で会社経営者です。いじめっ子に大人になっても弱い立場で変わらず、からかわれて、殴られそうになったので、逃げようとしたら後ろのお店のガラスにぶつかり気絶します。
病院である男性に出会います。ネタバレになるので言いませんが、その男性と出会って主人公も変わっていきます。その病院で出会った男性は殺し屋で、理屈が通じない感じの人です。
その病院であった男性が主人公に言います。いじめっ子にそんな怪我までされて何もしなかったのかと。俺だったら…。みたいに言いますが、またその男性に会ったときには教訓めいたことを言います。
「俺たちはゴリラなんだ。闘って守る。糞の上司や人間関係の赤潮に流されている。だから闘わないといけない」
この話を聞いて、主人公は立ち向かっていきます。失敗もしますがそれでも立ち向かっていきます。
そうすると、病院であった男性に主人公について少しは顔つきが男らしくなったと言います。
その日以降主人公も今までにない行動をできるようになったり、言いたいことを言えるようになったり、仕事でも成果を出して賞を得られたり、女性関係でも上手くいったりなど人生が変わっていきました。
その主人公をみて、最初に話をした男性と姿を重ねました。
その男性のことをよく知りませんが、資産を多く持っていても、職場では弱い立場にいるので立ち向かう必要があると思います。
弱い立場に追い込まれないように、自分が毎日毎日成長し続ける必要があるなと思いました。
会社でもそうですが、社会で税金の負担や社会保険料の負担が増えて不平不満を言って弱い立場にいても、さらに追い込まれていきます。仕事でも会社の業績が悪くなり、リストラをすることになり、リストラの対象が自分になった時に、次で働ける能力がなければいけないです。自分が働いていて成果を出していても、現状維持になっていれば自分より能力がある人が会社に入ると自分の存在感なくなり、弱い立場に追い込まれます。
恋人や伴侶に、もしかしたら自分より魅力的な人が現れたら、いつの間にか奪われているかもしれないです。自分の魅力を磨いていかないと、おじさん化して、太ってはげて、仕事もできない人に魅力がないと愛想尽かされるかもしれません。
急に犯罪者が増えて、バットマンのゴッサムシティのように、弱肉強食の世界になるかもしれません。
それでも弱い立場で居続けるのか?
ゴッサムシティじゃなくてもいいです。
マッドマックスの荒れ果てた世界で、急にヒャッハーみたいなことを言いながらバイクに囲まれて、引きずりまわされる世界で、囚われて、弱い立場にいるのかは自分次第だと思います。
日本にいて、いきなり日本沈没みたいなことはないと思いますが、そういうことがもしあったり、日本の円が紙くずみたいになる可能性があっても、お金を貯め続ける人生で良いのかと考えるかもしれません。
ゴリラの群れで、自分がゴリラだとして弱い立場にいて、最下層にいて、ご飯も一番最後であまったものを食べられて、ゴリラのメスも見向きもされずにいます。
めっちゃゴリゴリなリーダーに立ち向かってボッコボッコにされても、立ち向かう必要があります。
学んで、挑戦して失敗して成長する。現状維持では弱い立場にいなければなりません。
ファーゴの病院で会った男性の俺たちはゴリラなんだと意味が分からないなと思ってましたが、年を取っていくと、意味が分かっていきます。闘って守る。
なぜ日々自分は頑張って、読書して、筋トレして、副業して、仕事をしていく必要があるのかと考えました。
自分の答えは弱い立場に追いやられないこと、自分はゴリラで闘って守っている。
弱い立場にいるものは自分も救えないどころか、大事な人も守れないです。
だから一日一日成長し続けなければならないと思いまいした。
急な不条理に出くわしても立ち向かわなければならないです。自分の縄張りに勝手に入ってきて、好き勝手に荒らしたり、略奪されたりされて、ただなすがままじゃだめだと思います。


コメント