日産自動車【7201】の株価下落に思う教訓について。

投資

日産の株価下落で年初来安値が更新しています。

以前より日産に関しては投資先としてあれやこれやと記事していました。
ファンダメンタルズで分析しても自分では投資対象としてはやはり投資をできませんでした。

以前は配当利回りが高く、たしか6%ほどの配当利回りでした。
株価もそのときは100株40,000円程で投資をできたと思います。しかし、業績が悪化して無配になり、株価も下落して100株30,000円ほどになり、業績の悪化、債務の悪化懸念、関税の影響、円高になっていく可能性もあり、あまり良い材料がありません。

今回はもし自分が日産自動車を持っていたらという想定で、他人事としてではなく自分事として保有していたらどうするべきか、何を学んでいたかを考えてみたいと思います。

以前日産自動車の分析をしていたので、以下の記事をご参考にしてください。

少しでも参考になれば幸いです。

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日産自動車【7201】の株価下落に思う教訓について。

日産自動車の株価は現在303円です(2025年7月10日)。
もし自分が日産自動車に投資をしていたらと考えるとどうかを考えました。

僕は基本は高配当株へ投資を行っています。
減配の銘柄も何度かあります。ジャックスや日本製鉄も投資をして含み損を抱えていますが保有しています。

ジャックスに関しては最近株価が上昇してきていて、以前少額ですが投資を行って取得単価も下げてまで投資を行いました。それというのはキヤノンに投資をしていた時に減配で株価下落を受けたときに学んだ株価下落と減配というダブルパンチを逆に利用してカウンターパンチを狙える銘柄ではないかと思ったから投資を行いました。ジャックスはたしかに減配というマイナスのイメージがついてしまいましたが、そこまで業績がかなりひどすぎる感じではありません。長期で保有し続ければ、取得単価も下げて、成長の軌道に乗れば、増配もなくはないかなと思いました。

日本製鉄も減配をくらい株価下落もあり絶賛含み損中ですが、減配は覚悟して投資をしていたのでそこまで悲観的にはならなかったです。今後USスチール買収効果でどうなるかは不透明感はありますが、高配当株というより成長株として投資をしています。

日産自動車をもし自分が保有していたらを考えてみます。
自分が高配当株投資をするスタンスで日産自動車に投資をしていたら、損切りをするのかなと思います、NISAでも損切りをするのかなと思います。NISAで損切りはたしかに手痛いです。でも現実を直視すれば、なかなか長期的に投資は難しいです。

もしかしたら、ホンダとかとまた統合の話になるかもしれません。どこかの外資が安く買いたたくかもしれません。業績の底打ちだと思ってこれから株価が上がるからと投資をする人もいるかもしれません。自分の日産自動車にもし投資をしていたら、高配当株という目的で投資をしています。株価上昇期待で投資をしていないので、タラればの話で投資はできないですし、保有も難しいです。
自分で情報収集して分析して、業績がこれから上向いてくと思うのであれば投資はできると思います。ジャックスのように高配当株目的で減配しても保有し続けられるか、追加で投資をできるかといわれたら、ジャックスはそこまでひどすぎる業績でもなかったので保有と追加で投資はできましたが、日産自動車に関しては過去の業績を見たり、直近の経営の方向を見ても保有はし続けることは難しいなと思いNISAであっても損切りしてしまうんじゃないかなと思います。何かを祈ってタラればの話があり株価が急上昇すると思うのはギャンブル的ですので、いつ上がるのかハラハラして投資はできないです。

もし日産自動車に投資をしていたらと仮定して教訓があるとすれば、高配当利回りがかなり高いだけでつられて投資をしてはいけないということです。
以前アドバンスクリエイトの株主優待休止の記事も出しましたが、業績ありきで投資じゃなく、株主優待目的それだけであれば、優待利回りも高かったので短期的に儲けようと思って投資をしていたら含み損が大きかったなと思います。

高配当で配当利回りが高いのは確かにありがたい。
最近では東証からの要請でPBRの一倍割れの改善をしてくれとあり、株主還元に積極的に行っている企業が多くなっています。
しかし、これというのは少し疑問もあります。
還元強化が嬉しいですが、長期的に見たときにもしその還元強化した企業が業績悪化したときに還元を維持できるか、還元を強化してきて成長に投資をできる割合も少なかったとなり、減配と株価下落となる可能性もあります。

還元意識の強化は嬉しいことですが、長期的にみて成長しているのか、還元意識が高くなったからと喜んで投資をしていも、もし日産のように減配になりましたじゃ、振出しに戻り株価下落と減配と手痛いです。

日産自動車に関しては他の自動車メーカー同様に好調な時があったはずです。
現在では他の自動車メーカーも逆風が吹いていて、業績が悪化するんじゃないかと懸念はありますが、日産自動車ほど悪化している感じではないです。

悪化しているか否かは、将来を見据えてリスクを取って種まきをしているか、外部環境が悪い時に逆張りを行って行動をするかも大事なポイントかなと思います。

自分が保有している銘柄でもしかしたら損切りをしないといけない場面があるかもしれません。
ただそれは感情的ではなく、情報収集して本当に駄目だとおもって判断をするべきだなと思います。
将来のことは誰にもわかりません。予想はできますが、予想は大体外れます。

投資をして終わりではなく、情報収集して自分の投資先がどうなっているかの分析をすることでリスクを未然に防ぐこともできます。損切りも意固地にならずに、プライドを捨てて行えるようにします。

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