海運株の株価がここ最近になり上がってきています。
自分も商船三井に100株投資をしていて含み益は少しずつ増えていますが、この株価上昇はいつかは落ち着く場面がありますので今の含み益より少なく見積もって株価下落があっても気になりません。
株価が気にならないけれども、今後の成長からもたらされる株主還元にはとても興味深く見ています。
商船三井の決算資料や統合報告書などの資料を読んでいくと、改めて思うのが過去と比較すると業績のボラティリティの上げ下げが抑えられてきているということです。
そして商船三井の資料にもあるように海運企業というよりも社会インフラ企業という事業に変わってきているという認識を持っていましたし、情報収集するとさらにその認識もより強固なものと捉えています。
商船三井の事業構造の変化について?長期投資としての商船三井について。考えてみたいと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
商船三井の事業構造の変化について?長期投資としての商船三井について。


(商船三井統合報告書2026年引用)
私は海運株に2025年4月に商船三井に投資を100株のみ行いました。

海運株に投資をする前の自分の考えとしては、海運株=ボラティリティが高く海運バブルで業績がかなり良くなったとしか認識はなかったです。
ただ一投資家として何も考えずに決めつけるのはよくはないと思い、商船三井の情報収集を行い、分析を行い、oneに関する本を買いなどして100株のみ投資を行いました。
正直に言うと商船三井の投資は投資をしたての頃はボラティリティの高さから株価も乱高下しやすくなっていて、投資の難易度は高かったです。トランプ関税ショックの時に投資をできたので株価も安い水準では買えたものの、同じタイミングで投資をした三井物産のほうに集中して投資をしたほうがより将来的にも配当や自社株買い、株価上昇など総合的に見てリターンが高いのではないかと思っていました。
とはいってもここ最近になりようやく株価上昇に勢いが出てきて少しずつ含み益も増えていきました。
ただ、この株価上昇は世界情勢の不安定さを引き金に運賃上昇、原油上昇など様々なリスクが織り交ざって他の海運株の業績がまた伸びていくのではないかとの思惑から商船三井だけでなく、日本郵船や、川崎汽船、海外の海運株の株価が上昇しています。
マクロの環境はコントロールできませんので、将来的にはいつかは落ち着く場面があると思います。
そこで商船三井の真価が問われると思っています。
資料によれば2025年のアセットの比率として
市況享受型は37:安定収益型63(2022年度実績市況享受型は50:安定収益型50)
海運事業62:非海運事業38(2022年度実績海運事業75:非海運事業25)
となっています。
過去と比較しても事業の比率が大きく異なっています。
新しく社長になった田村社長も利益とキャッシュフローに重きを置く発言が見受けれます。
キャッシュフローの質に磨きがかかっています。安定収益型は右肩上がりでゆっくりとキャッシュフロが積み上がっています。ハイブリット型の事業では安定感もあり利益も生まれやすいミドルリスクミドルリターンの収益も安定的にキャッシュフローが生まれるようになっています。安定収益型事業とハイブリッド型事業の成長により、当社グループのキャッシュ創出力は質・量ともに向上し、市況変動に左右されにくい事業構造へと変化していくようになっています。
コンテナ船事業のoneを中心とした利益が出るときは本当に儲かりますが、一旦減速すると大きく業績も落ち込みやすいブレ幅のある事業に重きを置いているわけではないです。
以前の商船三井の資料でもありましたが、事業が好調で儲かっている時に船を増やしてより投資をしていくときに、経済の不景気に見舞われたときに、あまり業績が思わしくない時がありました。
逆張りの事業として儲かっている時にあえて非海運事業に投資をしてボラティリティを抑えて、経済サイクルの好況、不況を認識して攻め時と守り時をあえて逆転させるという考えで事業が運営されていると自分は読みました。資料にもあるようにシクリカルグロースとあり、市況が良い時には利益が重なり、不況の時には利益の下方耐性のある事業で守り、継続的にゆっくりと成長し続ける業態になっています。以前のように海運バブルが発生したときのように爆発的に利益が大きく伸びていくわけではないです。しかし、ゆっくりと年々業績が向上していったときに、キャッシュフローが好況不況問わずに安定的にキャッシュを生むようになっている状態が続いたときに商船三井がただの海運株として見られるのではなく、社会インフラ企業として認識され価値も見直されると思います。
総還元性向も40%とありますので、年々安定的な利益の改善と安定的にキャッシュが流れ込むようになれば大幅な増配はないけれども、着実に増配していき、自社株買いも行われれば増配余地が生まれて、取得単価の利回りも上がっていくと思います。2030年には税引前当期純利益は4200億円をめざしています。今の一株配当は205円ですが2030年には一株配当が300円ぐらいには増配されるのではないのかなと思います。株価7214円から試算すると取得単価利回りは4.15%となります。
ボラティリティが高い企業であれば海運株のような企業で配当利回り4.15%は少し物足りないかと思います。しかし長期的に成長していく企業として社会インフラ企業として捉えるなら100株の投資はありだなと思います。追加の投資はまだ考えていませんが、情報収集をして投資妙味があると判断すれば投資をしたいと思います。
過去の情報の認識をアップデートをしていく必要があります。
ある企業の利益体質が大きく変わっていたり、ビジネスモデルが衰退していっている企業もあり、チャンスもありますが、リスクも潜んでいます。
思考停止で投資ではなく日々情報収集して企業の価値を推し量らないといけないです。


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