新年が始まったからこそ、投資は時間軸を長く意識して投資をする。自分のペースでゆっくりマイペースに取り組んでいくべき理由。

経済的自由に向けて

最近では日本人も投資をやる人が増えてきていて、お金に関して関心がある人が増えてきたなと思います。
ただ残念なことに、インデックス投資では年初から一括で積み立てたほうが儲かるとか、短期的な値上がり益に注目して暗号資産に投資をしたり、人気な個別銘柄が株価が上昇しているのを見て投資をして含み益が増えている人を見てすぐに儲かると錯覚します。

年初なので、ただ短期で資産が増えればいいのか、それとも長い時間軸10年以上のスパンで投資をしてトータルで手堅く資産を積み上げていくのかを意識して考えて投資をしないといけないと感じましたので、自分への戒めとして今回記事にしました。

少しでも参考になれば幸いです。

時間軸を短期軸→長期軸にずらして投資を行う


僕の知り合いで、含み益があっという間に1,000万円になったよといった後に暴落が来て、含み益が100万円になったからこれ以上は含み益を減らしたくないから売却したと言った人がいます。
しかし、また株価が回復してくると今度はハイテク株のアメリカのetfに投資をしたと言い始めます。
僕が予想した通り、NISAが始まることで短期の時間軸で儲けようと考える人が増えてきたのではないかと思います。
また、インデックス投資でも最初に一括で投資をしたほうが資産が増えると有名なインフルエンサーが言ったことで、他の人もマネして短期的にすぐに資産を拡大したいという考えが波及します。
他の人が儲かっているなら自分もとその考えに乗る傾向にあります。
しかし、思うに投資ってそんなに短期で儲けようとするものなのか?それって下手すると投機的になるのではないかと思いました。1年でこれだけ増えたということも大事ですが、資産運用は大体の人は一年以上のスパンで考えていくのではないかと思います。
トレーダーじゃないのに、1年のトータルリターンをそんなに意識する必要があるのか?と疑問が湧きます。資産運用の目的は、今後の老後の為とか、会社で働けなくなった時のための保険とか、子どもの為い資産を残しておきたい、会社で働かないで自由にストレスない生活を送りたいなど色々目的があってやっていると思います。
1年じゃなく3年でこれだけ増えた、5年でこれだけ増えたとストレスなく資産を積み上げていくのと、1年でこれだけ増えたけど、来年は大きく資産を減らしてしまったとストレスを感じて、あの頃の大きなリターンが忘れられずにリスクを大きく取り短期的に結果を追い求めすぎた結果ストレスも感じ仕事でも集中できずに、感情的になりやすくなって私生活でも荒れてしまったりという可能性も大いにあります。

今年に購入したお金の本でスコット・ギャロウェイさんが出した本で『富の方程式』があります。
この本は今年に購入したばかりで年始に読んでいる最中ですが、本当に素晴らしい内容が書かれています。内容としては、サイコロジーオブマネーに似た傾向にありますが、お金に関して含蓄が含まれていて、著者自身の経験も踏まえていて、お金について総合的に気づきがある本でした。今途中まで読んでいますが、付箋だらけになっていて、良書は今までにない気づきや視点を与えてくれます。
今年購入したばかりですが、おそらく今年のベスト3以内に入るのではないかと思います。(まだ1年始まったばかりですが、本当に買って良かったです)。あとこの本はユーモアなのか意外とクスっと笑わせてくれることもあるので面白いですね。
今度読み終えたら学んだことを共有できたらと思います。

『富の方程式』の中に、時間=真の通貨という章があります。
文章を読み進めると、人は1カ月できることを過大評価して、1年でできる事を過小評価する。
1年でできる事を過大評価して、5年でできる事を過小評価しているととても深い洞察を述べています。

現代の人はすぐに結果を求めようとしすぎているのではないかと思います。
すぐに誰でも簡単に儲かる投資法、すぐに簡単に痩せる方法、めっちゃ簡単に誰でもモテる方法など、あらゆるものがすぐに、ランプの魔人がすぐに願いをかなえてくれるように簡単に物事をみています。
僕が考えているのは短期的な利益は持続しにくいというものです。

すぐに痩せると思いその方法を実践して簡単に痩せられたとしても、その人自身がまた食べてばかりとか、運動しなかったりとか栄養のことを気にしなければまた太ってしまいます。すぐに痩せられる方法に依存して、いつの間にか効き目がなくなっていたり、思わぬリスクが潜んでいるかもしれません。

すぐにめっちゃモテる方法を実践して短期的にモテても、その人と長く付き合うということになっていくとと、最初は短期的にモテていたのがいつの間にか魔法が溶けたかのように、魅力が薄れてその人が離れてしまうかもしれません。かっこよくなる努力をしないで、家に閉じこもって、怠惰に寝っ転がりながらネットフリックスを観て、体型も太ってとなったら、異性もどんどん離れていくでしょう。
宝くじで当てた人が破産をする人がいるというのをニュースで見たことがあります。

短期的に儲かっても、その資産を持続できるかは、その人次第で、湯水のように豪遊したりしてばかりいればすぐにお金も無くなってしまうと思います。短期的にではなく、倹約家で貯蓄習慣を長期に渡り行っている人は、その習慣が身についているので資産も長期的に持続して維持するまたは増え続けることは可能だと思います。

短期的な利益に慣れすぎちゃいけないと思います。
今年にNISAが始まり、資金を一気に投下するのも良いかもしれませんが、長期の時間軸で投資をしているのか、一括でインデックス投資で投資をして儲かる人を見かけて同じようにやっても、そのやり方が同じように通用するかわかりません。2年後3年後に1年後に儲かった利益以上に損をするかもしれません。高配当株でも金利に恩恵のある銘柄の勢いのある銀行株や損保株などに投資をして株価上昇と配当金がもらえるかもしれませんが、2年後、3年後も同じように儲け続けるかはわかりません。もしかしたら今がピークかもしれないです。

時間軸の視点を1年から5年、5年以上と視点をずらせば、今の含み損を気にしなくなくなり通過点として見れるようになったりします。また、投資でお金を増やすことは大事ですが、お金は手段であって、貯金額をみてニヤニヤできるかもしれませんが、自分が息を引き取る前に、1億とか2億とか墓場までお金を持って行っても、役には立たないです。大事な人とも関係を持たず、誰とも思い出がなく、誰も大事な人が周りにいないで、この世を去るのは、何かむなしい気がします。

何事もバランスが大事だと思います。今年が始まり日経平均を予想するアナリストや経済ニュースがありますが、そんなこと気にせずに、長期的に資産を増やすことを意識して投資を継続できていたら、5年後に着実に資産が増えて、10年後にはきっと富を構築できていると思います。

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