オリックス【8591】2025年第2四半期決算が発表されました。増配発表!やはり投資先として良い!

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オリックス【8591】2025年第2四半期決算が発表されましたので記事にします。
オリックスは黒字経営を50年ほど毎年黒字を出し続けているという素晴らしい会社です。

今回の決算の内容からかなり投資先として欲しくなりました。
ポートフォリオの主力としてコツコツ来年の新NISAか特定口座で買い集めていこうかなと思います。

オリックス【8591】2025年第2四半期決算について簡単に解説していきます。

2025年第2四半期決算全体について

営業収益は1兆4,036億円(対前年同期比3.2%増)となりました。
生命保険料収入、運用益等が減少、オペレーティング・リース収益や商品および不動産売上高、サービス収入が増加したため増収となりました。

営業費用は1兆,1206億円(対前年同比1%増)となりました。
生命保険費用等が減少、オペレーティング・リース原価や商品、不動産売上原価、サービス費用などがそれ以上に費用として増加しています。

四半期純利益は1,829億円-進捗率46.9%(前年同期比42.8%増)となりました。
上期では過去最高益となっています。素晴らしい!
42.8%の増益ってなかなかすごいことだと思います。
ただ、こんなに増益をしたのに進捗率は50%を下回っています。通期予想として3,900億円ですので、大丈夫だろうかと思います。ただ、毎回大丈夫だろうかと思う不安を払拭するように超えてきます。
前回は純利益3,300億円の目標でしたが、3,461億円と超えています。
毎回すごいなと思います。数字にコミットする姿勢が見えてきます。
オリックスの好きなところで、配当金の数値が85.6円とか98.6円とか、細かいところまで刻んで出してくるところです。他の気になっている投資先を見たときに、ここまで刻んで毎回配当金をこれぐらいだしますよと言っているところは少ないです。
逆に細かくここまでやって出していますよと数値の表明とも受け取れます。
業績に関して営業収益や純利益に関しても確度がある数値で、複数の事業に対してもプロの集団が細かく数値にコミットしている、だからとてつもなく数値の管理力があるのではないかと投資先として分析しました。
配当に関しても予想値として133.2円と出しています。前期が98.6円の配当ですので、かなり上がります。最初こんなに増配する予想値出しているけど嬉しい反面、不安要素のほうが大きかったです。
今回の決算で増配を発表して42.8円→62.17円と19.37円も増配しています。年間の一株配当133円まであと71円の配当金が必要です。今の段階で増配をしたということは下期もだいたい進捗通りに進むと自信があり、増配していく可能性が高いと考えられます。

(オリックス決算説明資料引用)

金融事業は928億円と前年同期比で減益ですが、オリックス・クレジットの取込益を除けば実質増益とのことです。オリックスクレジットの株式をNTTドコモに売却しています。ドコモとオリックス・クレジットは資本業務提携を行うとも発表しています。
金融事業において中華圏への投資残高は総資産の3%以下と中国のリスクに対して慎重に行動を行っています。

事業においては、1,058億円と51億円の増益です。
要因としては関西エアポートのインバウンド需要の取り込み、アセットマネジメントの利益が伸びています。
オリックスはフランスのVINCI Airportsと共同で関西エアポートを運営しています。
コロナも落ち着き、航空需要が回復してきています。大阪万博もありますので航空事業だけでなく、関西国際空港第1ターミナルビルの商業施設の収益が伸びれば、非航空系収入も大幅に増益となると予想されます。

またオリックスは、大阪IR(統合型リゾート)プロジェクトにおいて主要な役割を果たしています
オリックスはアメリカのMGMリゾーツと共同で、大阪・夢洲地区におけるIR施設の設置と運営を担っています。このプロジェクトは、国際会議場や展示施設(MICE施設)、エンターテインメント施設、宿泊施設、カジノなどが一体となった大規模な観光拠点を目指しています。2030年の開業に向けて投資を行っています。

投資事業においても892億円と前年同期比で596億円の増益です。
国内PE投資、不動産売却が寄与と、投資先のベース利益も伸びた結果大幅に増益しました。
2025年通期で5,000~7,500億円の投資額を想定していて、実行済みで3,200億円の投資を行っています。物流施設への投資や航空機、MICE-IR(準備工事)などに投資を行っています。
投資先の事業を発展させて価値を高めて売却をしていて、オリックスの優秀な人材が付加価値を生み、事業のさらなる成長に繋がって、企業価値が高まっています。前期では東芝に投資を行っていますので、今後どうなるか興味深いです。

現在オリックスの株価は3,493円(2024年11月8日)でPBRが0.99倍です。PBR一倍割れの改善だけでなく、次の段階のPBRの次を意識して自社株買いを行ってEPSも上昇させています。
オリックスに関しては他のリース会社とは一味違って、勢いを感じています。
配当金の増配はもちろん嬉しいのですが、オリックスには着々と基盤を作っているなと感じられて、大阪を拠点に根強く会社として存在感が出ています。
大阪万博だけでなく、今後の大阪の統合型リゾートの計画など、リターンが着実に積み上がっていくのが将来的にも見えます。
数値の管理力や優秀な人材がおり、事業の基盤も素晴らしく、複数の事業を行っているので分散されていて、リーマンショックが起きたときでも黒字をキープして、長期投資先として良いなと感じています。

今の株価では少し上がってしまっている感じがしますが、それでも将来のオリックスの成長度合いが着実に現実味を帯びていき、利益が積み重なったときに、自社株買いや配当の増配など行われて、より企業の価値が上がっていくのであれば、投資先としてこんなによい長期投資先はないのかもしれません。
現状では株価を試算したときにここから株価が上がっていくのは難しいかもしれません。
今の株価は3,493円(2024年11月8日)で配当利回りが3%以下ですが、一株133円の配当金になれば配当利回りは3.8%付近になります。
将来的にさらに着実に成長していくと考えれば、さらに長期的に増配していくと考えれば長期の高配当投資先として良いなと感じます。
ポートフォリオの主力にするため投資をしていくというのもけっこうありかなと思います。
含み損を抱えてもコツコツと来年のNISAで投資をしていこうと考えています。

ただ、潜在的に成長していく可能性があり、手堅く事業を行って、今後も将来的に生き残っていく可能性がある企業であることは予想ができます。
コングロマリットディスカウントされているので株価も低迷していた時もありますが、最近では金融株の株価が上昇しているので、オリックスの株価も上昇しています。

今から投資をするかと言われたら、来年のNISAで投資をしようかなと考えています。
株価上昇はそんなには見込めないと思います。ただ、5年後10年後と長期で保有し続ければリターンも成長と共についてくると思っている銘柄かなと考えています。

やはり日本企業は素晴らしい企業が多いです。
ウォーレンバフェットがもしかして狙ってもおかしくないのではないかなと考えてます。
それほど良い企業であると今回の決算の内容で将来の姿が垣間見えました。

優先順位を決めて、金融株はオリックスかジャックス、商社は兼松、通信はNTTなどに来年投資をできたらなと思います。



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