ヒューリックの株式売り出しについて。ptsで大幅に下落だが、追加で投資を検討中。

不動産株

2024年11月27日にヒューリックから株式の売り出しの発表がありました。
この発表でptsは1,331円(▲6.43%)とかなり下落しています。ヒューリックのptsの株価下落があったので、公募増資かなと思っていたのですが株式の売り出しでした。

最近ではサンリオの株式売り出しで▲14%ほどの下落がありました。
僕が保有している兼松も株式売り出しを10月ごろに発表して、一時期株価が下落していましたがブラックストーンの保有割合が上がったタイミングで株価も上昇してきていました。トランプ関税の影響もあってか最近の兼松の株価だけでなく、商社全般の株価があまりよくはないです。

今回の株式売り出しはあまり推奨はできませんが、僕はチャンスとして考えています。
今回のヒューリックの株式売り出しについて考えてみたいと思います。

株式売り出しをチャンスとして考える

株式売り出しは既に発行されている株式を、大株主や企業が一般の投資家に対して売却する手続きのことを指します。今回のケースでは株式持ち合い(企業間で互いに株式を保有する慣行)の解消を目的とする場合です。
株式売り出しがされる高尾で、売り出し価格は通常、市場価格よりもディスカウントされるため、割安な購入機会となることがあります。

一方で、大量の株式が市場に供給されることで需給バランスが崩れ、一時的に株価下落を招く可能性もあります。

注意すべき点としては、売り出しによって「一株当たり利益(EPS)」は変動しないため、公募増資と異なり既存株主の持分希薄化は起こりません。
ただし、市場心理や需給状況によっては、短期的にネガティブな影響を受ける場合があります。
以下が株式部売り出しと公募増資の違いです。

項目株式売り出し公募増資
対象既存の発行済み株式新規発行される株式
目的流動性向上、大株主の持分整理資金調達
企業への資金流入なしあり
EPSへの影響希薄化なし希薄化あり
短期的な株価影響売却量次第で需給悪化による下落可能性ありEPS希薄化による下落可能性あり


株式売り出しの価格の売出価格等決定日は、12月10日(火)から12月12日(木)までのいずれかの日となりますのでそれまで待っても良いかもしれません。
ptsの株価下落で1,331円ほどとなり、その水準は今後しばらくは来ないかなと思い、追加で投資をするのをためらっていましたが、その水準であればかなり欲しいなと思います。売出価格等決定日まで待つというのも良いですが、そこからさらに株価が下落してくれるのであれば、追加で投資を検討していくことができるのでありがたいです。

僕も含めてですが大体の人が、株価が上がっているタイミングでこれぐらいに下がったらここに投資をするよって言う言葉を目にしますが、いざ大幅に下がってみると、まだまだ下がるよとか言って買わないパターンになってしまいます。株価が上昇している場面では、その企業の分析に自信があったものの、株価がいざ下がると自信がなくなるということなのかもしれません。

現在のptsの株価1,331円ですので配当利回りが4%を超えてきます。
自分で作成したヒューリックの増配率から2030年までの配当を試算してみました。
おおよそ前年度に対して平均的に10%ほど増配すると仮定して試算しました。

2024年は一株配当は54円で着地しそうですので、前年度で10%の増配率の時に一株55円となり1円の誤差があります。
来年も増配して61円、現在の株価であれば配当利回りは4.5%と着実に増配していくというのであれば長期で保有し続ける価値があるのではないかと思います。
株主優待もありますので、来年から2年保有継続で6,000円相当のカタログギフトもありますので、300株保有を前提にすると1.5%の優待利回りとなります。

長期で保有し続ければ300株保有で2030年には8.8%ほどの総合利回りになります。
あくまで試算したもので予想ですので将来はどうなるかはわかりませんが、そういう可能性もあるということです。
今回は株式売り出しでしたが、今後公募増資はあってもおかしくはないので、キャピタルゲインは狙いにくいかもしれません。
それでも長期保有高配当投資家としては、この銘柄は保有し続ける価値があるのではないかなと思いました。

何かマイナスが情報があるとすぐに物事を判断してしまうのが、人間の性質だと思います。
ただ、その物事の判断をすぐに決めつけないで、本当にそれは正しいのか、大勢の人が正しいと言っても間違えでもある可能性もあります。

株式の売り出しで確かに株価が大幅に下落する可能性もおおいにあります。
マイナスな情報が出たときにどう対応するかが投資家として成長するカギだと思います。
マイナスな情報が出たときにどう利用できるか、もしその株式を保有していなくても自分だったらどうするかなど、その株価下落は価値と比較して本当に正しい値付けになっているかなど自分で判断して行動するべきだと思います。

現在、日経平均の株価はあまり芳しくはありません。日経平均全体があまり芳しくないときは、人はそれに引っ張られるように、今は買い時ではないと判断して投資をしなくなります。一方で日経平均全体で上がっている時には、資産も増えているので自分の能力を過信して強気に攻めてしまいます。

弱気相場の時に人とは違う行動をとる勇気も必要かなと株式投資をしていて思いました。
今週に100株追加投資を検討して来月に100株追加で投資をしたいと思います。

アサヒグループホールディングスも株価下落でかなり魅力的な水準になっていたので本当は欲しいですが、まずはヒューリックを買い集めてからと、来年のNISAもあるのでそれに向けてもお金を温存する必要があるので、現金比率を調整していければと思います。

ヒューリック【3003】へ追加投資をしました。(特定口座2024年10月29日100株)
今回はヒューリック【3003】に追加投資を行ったので記事にしました。11月27日にヒューリックの株式売り出しが発表されて、ptsは大幅に下落していたので、自分はチャンスとして捉えていました。当日になって思った以上に大幅に下落していたので、1...

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