投資において経営者の質を見定める必要性について。

投資

投資をしていて思うのが数値を見るのも大切ですが、経営者の質も見定める必要があるということです。
投資をしているとその企業の数値を追って、どういう人物が経営している企業なのかを見ていないと何かあったときに企業が傾く場合があります。
事業が素晴らしくて、経営者の質が高ければ投資先としてとても良いです。
自分が汗水たらして稼いだお金を投じて預けるわけですから、企業の数値だけじゃなく経営者に自分の大切なお金を預けられるかを考えなければなりません。

なぜそう思ったのかとどのように経営者の質を見定めるべきかについて考えてみたいと思います。
少しでも参考になれば幸いです。

投資において経営者の質を見定める必要性について。

なぜそもそも投資で経営者の質を見定める必要があるかですが、経営者の言動を見ることで企業の将来の行く末を見ることができるからです。

以前ビッグモーターの社長の会見を見ていた時に、社長が不祥事があった経緯を説明していました。
上場していないので業績はわかりませんが、業績は悪くはなかったとは思います。
しかし、不正に利益を得ていたりすると最初は、一回だから大丈夫かと思って、次にまた次にと不正に利益を積み重なるとたしかに利益は重なるのかもしれませんが、いつか不正が発覚したときに信用が0になり、お客さんや関係者が離れていきます。不正が常習化するとこれが普通なんだと従業員もマヒしてしまいます。僕が思うに従業員の行動は経営者の思想や行動や言動の一部が具現化したものだと思います。経営者から役員、部長、など意思決定が流れていくので、最初の根幹の経営者の質が大事だと思います。

一方で経営者の質が高いと垣間見えるのは、仕事を楽しんでいるかじゃないかなと思います。ざっくり過ぎると思いますが、これがたぶん本質に近い所を突いているのではないかなと思います。

伊藤忠商事の岡藤会長の言葉で統合報告書を読んでいる時に、企業の価値を高め続けることを使命としているのと同時に、ところどころ仕事を楽しんでいるなという所が見られます。

最近では気になっているのはアサヒグループホールディングスの勝木CEOが仕事を楽しんでいるよな感じが見受けられる言動があります。

数値を読んでも経営者であったり、従業員がどんな人が働いているかわかりません。
僕は決算の動画を観て、どういう人物が話しているのかなど分析したり、統合報告書でどういうことを述べているのかを見たりしています。また企業がマイナスな出来事があったときにどう行動しているのかも分析します。伊藤忠商事であれば中国のリスクが顕在化したときに株価が大幅に下落した時がありましたが、そのタイミングで石井社長が公式ホームページで動画説明していて、投資家の不安を払拭をしていました。

コロナの時に経済がどうなっていくか不透明な時やリーマンショックが起きたときにどう企業が行動していたのかもその企業の経営者の質が垣間見えます。

株主総会に実際に参加して、その企業で働いている人を実際に見てみるというのも良いかもしれないです。日本製鉄の橋本会長も使命感を持って仕事をしているなと感じられます。
トランプ大統領が石破首相と対談したときにトランプ大統領が石破首相に対してタフ、タフ、タフ、タフガイだと言っていたようですが、石破首相のことをいっているのではなく、日本製鉄の橋本会長のことを指しているのではないかなと思いました。石破首相をタフガイと言い表せるのか?と疑問に思いました。もしかしたら実際は温和な感じじゃないのかもしれませんが、だとしてもトランプ大統領にあそこまでタフガイみたいな感じに言われているのは何か腑に落ちませんでした。
日本製鉄にあれだけUSスチールの子会社化は駄目だと突っぱねて、投資なら大丈夫だと言われても、食い下がらずに買収しようとしています。何度突っぱねても折れない日本製鉄の橋本会長に対してタフ、タフ、タフ、彼はタフガイならしっくりきます。

経営者の質を見定めるのは難しいです。
誰でもが数値の情報を簡単に得られて分析できる時代で、経営者の質を見定めることも大事なスキルだと思います。

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