日経平均5万円突破。市場の熱に伝染しないように用心するべき。

投資

日経平均株価は2025年10月27日、史上初めて5万円を突破し、終値は50,512.32円となりました。
積極財政への期待や米中貿易摩擦懸念の後退、高市政権による政策期待、そして拡大を続けるAI市場など複数の要因が重なった結果、日経平均も上がっています。

まさか日経平均が5万円を突破する日が来るとは思ってもいませんでした。
といっても、日経平均が突破してもやることは変わりはないですが、それでも市場の熱に伝染してリスクをさらに取って投資をするのは避けていくべきではあるのかなと思います。

日経平均5万円突破。市場の熱に伝染しないように用心するべきについて考えてみたいと思います。
少しでも参考になれば幸いです。

日経平均5万円突破。市場の熱に伝染しないように用心するべき。

日経平均が5万円を突破して、さらに資産が増えた人もいると思います。
僕の場合は伊藤忠商事と兼松の株価は大きく伸ばしましたが、その他の銘柄はおとなしかったです。日経平均5万円を突破したものの、特定の銘柄の株価が上がっただけなのかもしれません。

日経平均が5万円を突破は喜ばしいことですが、やはりリスクも高まってきているとも思います。
最近では気になるのが海外の金融不安が少しずつ顕在化しているニュースがちらほら出てくるように窺えました。

米地銀の債権品質に疑問が生じ、大手地銀が取引先を提訴する事例が複数発生し、株価の急落につながっています。それに伴いフランスの銀行の大幅下落もありました。
アメリカでは自動車ローンを中心に金融不安が高まっています。自動車ローンの延滞率は2025年にかけて急増し、自動車ローン会社のトライカラー・ホールディングスなどが経営破綻し、低所得層の信用不安が鮮明になっています。

最近の日本の金融株が冴えないのはそういう金融不安が出てきているからなのかなと思いました。金融株でとても優良な投資先は多くみられますが、積極的には投資できない状態です。
日本株に集中的に投資をしているとその情報ばかりを集めてしまいますが、やはりそれではいけないなと思います。

金融不安が出ているうちは、その重大なマイナスな出来事は発生はしないと思います。
しかし、見えないところでドミノ倒しのようにあっという間に崩れ去った時にリスクだと認識するのは逃げ遅れてしまいます。

AIバブルもいつかは冷めてくると思います。
AIの次はと聞かれたら今のところ何かあるわけではないです。AIバブルが冷めるよりも弾けたときが恐ろしいです。バブルが弾けたときに、大幅に株価が下落していく可能性もあります。日経平均にも大きく影響を及ぼします。

日経平均は上がってきて嬉しいですが、高市さんが首相になりあることも気になります。
金融所得課税が上がる可能性も出てきているということです。
今は20.315%ですが、このさき金融所得課税が30%まで上がるというニュースも出てくるのかなと思います。NISAは大きな枠があるものの、今特定口座で投資している銘柄に関しては今のうちにNISAに切り替える作業も必要かなとも思います。
日本のインフレもさらに進む可能性もあります。そうなる前に、高市さんが策を講じると思いますがどれほど影響があるのか、長期的にメリットがあるのか、バラマキになるだけなのかはまだわかりません。
良い事ばかりを、夢物語ばかり語る政治家はいますが、高市さんはどうなのかは未知数です。
日本の政治に期待をしすぎもよくはないです。

悲観的な事ばかりを言ってきましたが、色々とリスクが潜在的にあると認識してほしかったから言っています。
日経平均がさらに6万、7万とか加熱しすぎることがあれば暴落する可能性もあります。
海外に目を向ければ、アメリカと中国との一触即発で株価が大幅に下がる可能性もあります。
金融不安で水面下からリスクが顔を覗いています。

資産が増えて喜ぶ一方で、リスク管理も大事だと思います。
ポートフォリオを見直して、リスクが高い銘柄に関しては投資を控える、現金の比率を高めていく、日本以外にも海外の投資先や異なる金融商品に分散投資など色々考えることもできます。

僕は今は積極的に投資をしていく場面ではないと思います。
日経平均が5万円を超えて乗り遅れないようにと投資をすればいつか株価が下がったときに痛い目に遭ってしまうと思います。
株価が低迷していて割安な銘柄も放置されていることも事実です。
安い銘柄をコツコツ淡々と規律的に投資をしていくことは欠かさず行っていこうと思います。
レバレッジを用いて投資はしないように気を付けてください。暴落で退場にならないようにしてください。
いつかは暴落は来ると思います。短期的に悲観的に見ていますが、長期的に見たときに資産は行くだるまのように複利で増えていくと思います。

せっかく積み上げた資産ですから、市場の熱に伝染してリスクを取りすぎないように投資を行っていくべきです。市場に翻弄されないで規律的に投資を行っていくことがカギとなります。




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