最近まで仕事に忙殺されてようやくブログを書く時間の余裕が生まれてきました。
2月は決算業務だけではなく、店舗の立ち上げのシステム導入にも自分が主導で行っていくこととなり、かなり大変でした。朝7時30分~休憩なしで、翌日の朝まで仕事をしていた時はなかなかきつかったです。家に帰れない日もあり、近くのスーパー銭湯のソファで寝たりなどしていました。
僕が投資を始めたのは、自分が働いている企業でいきなり財務部長がいなくなって、仕事がかなりきつくて、ぼろ雑巾のようになり働き続けて、何とか乗り越えたと思ったら、次は全く仕事をしないおじさんのマネジャーがきて絶望しました。
その時に高配当投資の情報に触れて、初めて高配当投資をして配当金を始めてもらって、こういう収入があるんだなと実感しました。その時は有名な言葉のFIREが流行っていました。
会社を当てにせずに、高配当投資に全力で行っていけば、会社を辞めてやる権利を貰えると思い、日々節約して、自分に投資をせずに高配当投資の分析ばかり行っていました。
2020年10月ごろから始めましたので、あともう少しで5年目の投資歴となります。
サラリーマンを辞めるために働きたくないために投資をし始めましたが、その行動のモチベーションはあっていると思いますが、目的は間違っているなと思いました。
今僕は思います。サラリーマンを辞めるために働きたくないために投資をするのは間違っている。
働くというのは素晴らしいことだ。
なぜそう思ったのか、凡人のサラリーマンだからこそ思う今と未来について考えてみたいと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
サラリーマンを辞めたいがために投資を始めた人に向けた記事(自分含めて)
最初に話したことですが、財務部長が急に逃げ出すようにいなくなって、全くやったことのない資金繰りや銀行との折衝を行いました。土日も休みがなくつらかったです。
辛い時って思うのが周りの人がどんどん離れていくんですよね。人も離れていき、なぜ自分だけこんな目に遭うとか、マイナス思考になります。
先月も辛かったのですが、辛い状況でわかったことがありました。
それは辛い状況の時に手を差し伸べてくれる人が一人必ず出てきます。その一人は外部の人で辛い時に一緒に仕事をしていました。休みの時も駆けつけて、○○ちゃん大丈夫か?と言葉をかけてくれました。
僕より一回り年上の人ですが僕の話を聞いてくれたり、よくご飯に連れてってくれたり、自分の長所はこういう所だとか短所はそれは辞めたほうが良いとか言ってくれたり、出会えて本当に良かった人です。
辛い時は人がどんどん離れていきます。その時に離れていかずに、自分と一緒にいる人はかけがえのない関係の財産です。辛い時に一緒に仕事をして苦楽をともにすると、関係が深まります。その人とは今でも関係が長く続いていて、仲良くさせていただいています。
今月には決算業務でも大変なのに、店舗のシステム導入を率先する役目を任命されました。
決算業務に追われながら、並行してシステム導入は中々きつかったです。
辛い状況の中、店舗のリニューアルオープンで最初の立ち上がりでシステムに不具合が大きく生じてしまって、店舗のスタッフに大きく迷惑をかけて失敗しました。失敗したその人にその店舗にすぐに駆け付けて、店舗の方に謝罪して、次の日までにシステム復旧を行いました。
僕が失敗したことに対して、自分のことを批判してくる人もいました。それも当然です。
また人が離れていきました。それでもめげずに仕事をしていると、ある男性に声を掛けられました。
また非難されるのかと思い、申し訳ございませんと言いそうになった時に、○○君が来てくれて本当に助かったよと言われて少し戸惑いました。システム復旧のために手助けしてくれて、話し合ってどう解決できるかを話し合って、さらに他の方も声をかけてくださりその人も一緒に夜中まで仕事を手助けしてくださりました。一緒に仕事をして本当に良かったです。
最初に声をかけてきてくれた人がすごいなと思ったのが、休みなく連日で働いているのに、顔に出さずに同じテンションで朝から晩まで働き続けていることです。その人と違って自分は、感情を顔に出してしまい、自分は未熟だなと思いました。
次に声をかけてくれた人は次期社長ともいわれている人ですが、本当に能力がずば抜けて高く、仕事をに誇りをもって毎日過ごしているなと感じられました。
その人が言ったことで、ドキッとしたのは、仕事で毎週月曜日が来るのが楽しみだ、金曜日がくると早いなと残念だと言っていました。
人は人との出会いの中で気づきや影響があります。最初の辛い時期に出逢ったときの人と決算業務をしている時も、数字が合わないことがあり、時間も全くないのでその数字は許容範囲だろうと考えて、それはもう仕方がないんじゃないかと伝えたら、いやその数字の差異が何なのかを一つ一つ調べて見つけ出すと言います。
その時に仕事を妥協でなく完遂させようとする姿勢と、執念を見ました。
泥臭いですが、執念深く犯人を追い詰めて追い詰めて最後に捕まえる名刑事のようでした。
僕に欠けているのはこういう所なんだなと思いました。
辛い時に一緒に苦楽をした人と付き合いが深くなり、大事な関係になっていくと思います。
辛い時に出逢った人から学ぶことがたくさんあり、自分にないものに気づかされてくれたり、良い影響を及ぼします。
もしサラリーマンを辞めるために、働きたくないために投資を始めていたら、きっとこういう出会いもなかったと思います。
おそらく、実際に株で生計を立てられるようになって、会社から確かに自由になって、自分がやりたいことをやっても、どうだろうかと思い始めました。
株で生計をできるようになって辞めて、人との交流がなくなり、一人で家の中でお金を減らさないように、節約して一人で生きていっても成長には限界があると思います。
素晴らしい人との出会いの中で発見や学び、気づきがあり自分の成長に繋がります。
サラリーマンを辞めても、個人事業主として働いて人と出会う、会社を立ち上げて人と仕事を全力で行い人と出会うのも良いと思います。
ただ、サラリーマンを辞めるために、働たきたくないために株を全力でやるのは間違っていると思います。少し前までは、youtuberの動画をみてこんだけ資産があって、サイドFIREとかでうらやましいなと思っていましたが、今では全くよいなと思っていません。
最近また『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略 LIFE SHIFT』について読んでいます。
その中で考えていたのが自分の寿命が100歳まで生きるとしたときに、株で自由な生活になっても孤独に一人でケチケチと節約して20年も過ごせるかと言われたら拷問です。今の時代はいい大学に入っていい会社に就職して、退職して年金貰ってという時代は終わりました。
人の寿命も延びていくのと同時にインフレや、社会保険料や税金の増加など、働き方の変化、AIに自分の仕事をとってかわられる可能性もあります。
その時に株で資産形成して選択肢を増やすのは良いと思います。しかし、働くことも大事です。働いた先に、関係を築いたり、自分のスキルアップや学びなどになったり、自分の成長する出来事に出逢ったりできます。
働くのが嫌だからと辛いことから逃げても違う形で現れます。逃げることも大切ですが、逃げ続けても、いつかは取り返しのつかないことになります。
サラリーマンを辞めても、何かで働き続けて人との交流を欠かさないことだ大事だと思います。
サラリーマンに甘んじろというわけでもなく、搾取されるだけでなく強い交渉力が持てるように自分自身も成長していく必要があります。
人は一人では生きて行けないです。

もしサラリーマンをやめて、働きたくないから株式をしたいとおもったらこの記事に戻ってきてください。
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