ウォーレンバフェット氏CEO引退。50年間商社株を売却しないについて。

投資

2025年5月3日に米バークシャー・ハサウェイの年次株主総会で、ウォーレンバフェットは同年末をもってCEOを退任する意向を発表しました。後任のCEOには、バークシャー・ハサウェイ副会長のグレッグ・アベル氏が就任します。

ウォーレンバフェットが94歳で株主総会の質疑応答に答えている姿を見ると、90歳超えてまで良くここまでできる体力があるなと思います。
ウォーレンバフェットの関連本(ウォーレンバフェット自身が出している本はないです)を何冊も読んでいますが、投資の本質を説いている言葉が多くみられます。
ウォーレンバフェットから学ぶことが多く、多くの投資家に影響を与えた偉大な投資家です。

今回の株主総会で述べた言葉で、ある言葉がありました。
それは、今後50年間、商社株を売却することなど考えないという発言です。
ウォーレンバフェットは94歳です。それでも50年間売らないと言っています。
この言葉の重みは、深いです。
商社株を保有している個人投資家からすれば株価が上がる、めっちゃ嬉しいと短期的に思ってしまいます。
50年間も売らないという長期保有について考えてみたいと思います。

ウォーレンバフェット氏CEO引退。50年間商社株を売却しないについて。

次期CEOのグレッグ・アベル氏も商社株に関して保有は永久だと述べています。
ウォーレンバフェットは商社株を50年間保有すると言及しています。94歳にも関わらずです。
その発言はウォーレンバフェットが140歳まで生きるとかじゃなく、
僕はこの商社株を50年間保有するという発言は個人投資家へのメッセージとして受け取りました。
僕も含めて、ウォーレンバフェットが50年商社を保有するという発言で、株価上昇期待で短期的に嬉しいと思う人も多いと思います。僕が先月三井物産に投資をして、先週に決算の発表で株価が大幅に下がっているので短期的に株価の上下に敏感になっていました。
今回もウォーレンバフェットの発言を受けてゴールデンウィーク明けに株価は上昇するかもしれません。
僕も含めて個人投資家は、短期的に1年未満の株価に翻弄されて、目先の短期的な配当金に踊らされるように投資をしています。
ウォーレンバフェットが自分の発言で株価が5%上昇したとめっちゃ喜ぶほどか、仮に投資先の短期的な配当金が減配したとして落ち込むだろうかと考えたときに想像ができませんでした。

長期投資を行うということを考えると、3年から5年保有してもウォーレンバフェットからすれば、そんなんで長期投資?と言われてしまいます。
最近では、内需株がとか円高に恩恵の銘柄をとかという話がトランプ大統領になってからよく話題になりました。
ウォーレンバフェットからすればそういう話も短期的な考えじゃないかと喝破されそうです。
日本の銀行の金利上昇で銀行株が上昇していくとかも10年後とか50年後とかを考えたときに、本当にそれは意味を成すのか?は微妙であります。

僕も最近では、円安に恩恵がある銘柄が多かったり、景気敏感株が多いのでバランスをとろうと思っていました。最近では日本航空が良いなと思ったり、dcmホールディングスも投資先として良いと思っていました。
今回のウォーレンバフェットの発言の50年間も保有するという発言から、日本航空を50年間も保有できるほど良い投資先かと思ったら、それはなかなか難しいです。日本航空は今後円高に触れていく、原油安などだけでなく、航空事業だけでなく、金融事業、マイル事業など色々チャレンジしているところが見られて、汎用性がある事業であるなと思いました。しかし、もし50年間も保有できますかと言われたら自信は全くなくなりました。地震が起きたり、戦争が起きたり、不況になったりしたり、乗り越えることはできると思いますが、かなりギリギリなんとか生き残れるぐらいになるんじゃないかと思います。日本航空も50年後もかなり成長しているかと思ったら、あまり想像はできませんでした。
dcmホールディングスも同じようにとても事業を手堅く行っていますが、50年間も保有できるかと言われたら自信がなくなりました。dcmホールディングスはM&Aで成長は着実にできていますが、日本国内の成長にも限界があります。

投資の時間軸を今一度再考しないといけないのかもしれません。
先月の三井物産に投資をできた機会はとても恵まれた機会だったと思います。
ただそれは短期的に良いなと思っていました。長期的に考えたときに、50年先も繁栄し続けるであろうと思える投資先に投資をできたことに良い判断だと考えなければなりませんでした。

三井物産に投資をして決算発表をして株価が下落して、増配を15%しているから短期的に感情的に反応するのではなく、長期的に保有することで価値が高まっていく企業に投資を行っていく必要があり、目先の業績じゃなく長期の業績を分析しないといけないです。
先月投資をした商船三井が大幅に減配しても、短期的に落ち込むとか感情的に反応するのではなく、長期的に見て商船三井の企業の価値が高まっていくか、長期的に展望がある企業に投資をできているかを考えないといけないです。

今投資をしている企業が本当に50年先も保有できるかと問うと、確かに長期で保有する前提ですが、中には50年間は難しい、10年も難しいという銘柄もあります。

自分が投資をしようと思ったときにきっと、ウォーレンバフェットの言葉が頭をよぎるんだなと思います。私は商社株を50年保有すると。僕は今から投資する投資先は果たしてそれほど良い投資先だと思って投資をできているか、株価が下がっているからとか、目先の配当金がとかそういうのではなく長期で投資をしているのかを自分に質問しなければならないです。自分はまだまだ未熟中の未熟だなと思います。

ウォーレンバフェットが日本の商社株に投資をしたことで、改めて日本の企業には素晴らしい企業があると再認識できました。まだまだ日本の企業にはたくさんの素晴らしい企業があります。
日本人として誇りに思うべきであって、これからも日本株に投資をしていこうと思います。





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