直近でNTTの株価の下落がとても大きいです。
僕のポートフォリオもNTTは比較的多く占めているので、なかなか下落はポートフォリオ下落にかなりこたえます。
下落していくとどうしても反射的に資金があれば投資をしてしまいます。
僕もかつてそうでしたが、人は下がっているからと単純にチャンスであると勝手に何も根拠もなく考えて投資をしてしまいます。
下がり続けている銘柄に対してどう対応していけば良いのか僕なりに考えを出してみました。
少しでも参考になれば幸いです。
下落はチャンス。チャンスをすぐにつかもうとすると失敗する。
僕の中で保有株で下落している場合と保有していない銘柄の投資は考え方が違います。
今までの経験では、保有株で下落している時に落ちるナイフを良く拾いにいこうと自分の能力を過信してしまい、投資をして含み損を拡大させてしまったケースがありました。
その時は、今がチャンスであると自分で都合や理由をつけて含み損は今後なくなっていくと考え投資をしていました。
株価が下落しているからとすぐに飛びつこうとしてしまうことがあります。
この銘柄がこんなに株価が下がるなんてチャンスに違いない、ここまで良い銘柄だから別に含み損を抱えても良いから投資を行う、ディフェンシブ銘柄だから業績は今後も大丈夫だろうとか、勝手に自分に都合の良いように解釈してしまいます。
株価が下落しているからチャンスだと認識して投資をする、株価が今後戻るだろうという期待はおそらく期待外れに終わったりすることも多く、仮に株価下落した場合に、自分の考えや判断が間違っているはずがないと意地でも保有し続けて、追加で投資を続けて含み損を拡大させて、損切りしてというパターンが形成されていきます。
対策として、まずは保有してる銘柄で株価が下落しつづけている場合で、そのまま放置が良いのではないかと思います。(自分が分析して本当に良いと思うのであれば)
株価が一時的に大きく下落した場合にチャンスなのかもしれませんが、絶対にそうとは限りません。さらに下落があるかもしれません。タイミングはわかりません。
株価が下落して数か月が経ちヨコヨコの株価になって、他の人の関心が薄まった時がタイミングかなと思います。売りの投資家にとって旬が過ぎたときが頃合いだと思います。
そして大事な事は含み損を抱えた銘柄に対して、執拗に追って投資をしないことが大事だと思います。
追いすぎると視野が狭くなり余裕がなくなります。株価も上がったり下がったりでメンタルにあまり良くなく、一喜一憂して疲れてしまうと思います。
含み損がでてるのか、へーぐらいがちょうどいいんだと思います。
一つの銘柄で含み損があっても、他の投資先で含み益があるから大丈夫とかの余裕がある状態が大事です。
株価が下がっていてもあえて追わない。
チャンスを逃すのではないかと思うかもしれませんが、安く買えるチャンスと上がるかもしれないチャンスと、これ以上下がらないというリスクの保証を天秤にかけたときに、手堅く着実に利益を積み重ねて投資を行っていくべきだなと思いますので株価が下がってもすぐに反応しないで静観する。
NTTだから大丈夫とか、総合商社だから大丈夫とか、損保グループだから大丈夫とか絶対に言い切れません。
含み益が増えてきたときにもっと投資金額を多くすればよかったと後悔するときがあるかもしれませんが、僕はそれぐらいの投資金額の配分がちょうどよいのだと思います。
もっと投資金額を入れておけばよかったと思う反面、もしその銘柄が含み損を抱えていた場合にもっと投資をしておけばよかったとは思わないと思います。
もっと投資金額を入れておけばよかったと思うときに、他人の資産が増えている時や他人の投資先が大幅に増配しているからと焦って違う銘柄に追加で多く資金を投資してしまったときに、自分の能力にうぬぼれて過信して投資先に惚れて投資をしたらおそらく負けてしまう可能性が高まるなと思います。
投資は自分との闘いで、短距離走ではなく長距離走で考えていくべきです。
株式分析も大事ですが、考え方や判断、忍耐など総合的な能力があって市場で生き残ることができると思います。自分もまだまだ未熟な点がおおいので、考えをアップデートしつつ、どのようすれば負けないか、長期的に資産を運用して着実に積み上げていくにはどうすればよいかを考えてアイディアを共有したいと思います。
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