2024年4月12日にアステラス製薬は業績を大幅に下方修正を行いました。
大幅に下方修正の発表を受けてPTSも大幅に下落しています。来週の月曜日は大幅に下落していくでしょう。
現在僕は1,000株保有していてすでに含み損は▲30万円程になっています。
ここから株価が下落していくと含み損も▲50万円程に到達するのも遅くはないと思います。
この含み損の拡大は花王に投資して以来なので、アステラス製薬の大幅な下方修正は予想はついていました。ここまで大幅に下方修正するとは思っていなかったので、とてもヒヤリとしています。
僕の中で、花王に投資をして以来の含み損ですので、嫌な冷や汗をかいている反面、この居心地が悪い局面を待っていました。
なぜ、この居心地が悪い局面を待っていたのかの考えを共有します。
アステラス製薬の下方修正について
(アステラス製薬業績修正資料引用)
アステラス製薬は今期の業績を大幅に下方修正を行いました。コアベースで営業利益は830億円から130億円に大幅に減少。純利益は580億円から30億円に減少しています。
コアベースですが営業利益は700億円も減少しています。
純利益も550億円も減っています。
予想値からかなり大幅に減少しています。下方修正はある程度予想はしていましたが、それでもここまで下方修正が大きいとかなりマイナスな印象を受けます。
主な要因としてはAT808に関する無形資産の減損損失約400億円、腎性貧血治療薬エベレンゾに関する無形資産の減損損失約160億円、ゾルベツキシマブの膵臓腺がん条件付対価に関わる公正価値変動額約80億円をその他費用として計上した結果、大幅に下方修正を行いました。
決算のコアベースでは変更はありませんが、フルベースでは下方修正を行ってます。
製薬会社は多くの研究開発費などを行っていて、それが特許や無形資産へとつながっていますので、会計で調整を行ってコア営業利益などを算出しています。アステラス製薬だけでなく、武田薬品、中外製薬なども行っています。当該コアベースの業績は、フルベースの業績から当社が定める非経常的な項目を調整項目として除外したものです。アステラス製薬の説明によると調整項目には、減損損失、有形固定資産売却損益、訴訟等の金額などが該当します。
今回救いなのはコアベースでは連結業績予想、配当予想に変更はありません。
減配があったらさらに株価下落はしていたでしょう。
今回の下方修正を受けて株価は大幅に下落してポートフォリオに大きく打撃を与えました。
その中で、今回の居心地が悪い状況は、自分の中で自分の成長に寄与するチャンスだと思っています。
以前花王の投資の時に含み損を抱えて、感情的にナンピンを繰り返して含み損をさらに拡大させて、損出しを行って、平均取得単価を下げて長期で保有し続けようと思ったものの、そこからさらに株価が下落して、含み損に耐えることができずに投げ売って違う銘柄に投資を行いました。
ただ、花王の含み損を抱えていましたが長期的に見たときに株価は元の水準まではいかないものの、株価はかなり回復していました。
その時に、自分の失敗を改めて再認識しました。
含み損を抱えていくと、最初の認識としては忍耐強く保有できる→決算発表で悪い結果→株価下落→それでも投資先を信じる→決算発表を受けてさらに株価が下落→年末に入り少しでも苦痛を緩和から逃れようとして損出しをして平均取得単価を下げる→決算発表を受けて株価が下落する→投資先に絶望、なぜ自分がこの投資先を投資してしまったのか感情的になり自己嫌悪に陥り、他の周りの意見に流され損切りを行い、短期的にスッキリするものの、数年後にその投資先を見ていると株価は回復しているという流れだと思います。
花王の投資の失敗から多くを学びました。
色々学ぶきっかけを作ってくれました。
この花王への投資の失敗は大きく価値があると思いました。僕の中で失敗という経験の無形資産が積みあがりました。
今回アステラス製薬に投資をして含み損が拡大していく中でも、失敗を恐れるよりもむしろこの失敗から何を学べるのかを楽しんでいます。たしかに自分が投資している会社の株価が大幅に下がってしまったら、含み損を見たくないですし、失敗すると自分の判断が間違っていたのではないかと、自分自身を否定してしまいます。
自分が投資をしている投資先で含み益がたしかに増えているのはありがたいです。
しかし、含み益は増えてはいますが、自己満足で優越感には浸れますが、何か学べたかというと学べている感じではありません。自分が分析して分析した結果があっているのかの答え合わせになっているだけだったと思います。
投資の失敗は居心地が悪いです。なぜこうなったのか、反省しますし痛みを伴いますので、人の成長に寄与すると考えています。自分が投資している投資先がすべて含み益になっていたらおそらく投資家としての成長もいずれ止まります。
アステラス製薬に投資をしている人は、売却を検討している人が多いと思います。
僕は今後も継続して保有し続けます。アステラス製薬という山を登るのはとてもきついです。次々と脱落者がでてきている中で、自分は失敗しても良いので立ち向かおうと思います。
周りにはきっと、アステラス製薬に投資をするなんてどうかしている、分析力ないんじゃないか、アステラス製薬に投資をするなんて初心者以下じゃないかと批判を受けても、僕はアステラス製薬に投資を立ち向かいます。
ここから株価が下落して含み損が▲100万円になったら笑ってやってください。
メシウマとかおかずにしてもかまいません。
それでも僕はアステラス製薬に投資をすることに立ち向かいます。
自分の判断を信じよう。100人中99人が間違っていると自分の考えを否定されても、人の意見に流されずに自分の考え、判断を自分自身を信用します。
ここから株価が下落して、自分の考えや判断が間違っているのではないかと、自信がなくなる場面が出てくると思います。そうなっても感情的になり投げ売りしないで、冷静に情報を分析して、判断を下していきます。
居心地が悪い状態の中で、学べることをたくさん学んでその学んだことを他に活かして投資家として成長していこうと思います。
長期的に見て自分が正しいと思うことに対して判断していきます。
今年に追加投資を行っていきます。
感情的に投資をするつもりはありません。じっくりと長期で、大事に育ててゆっくりと育てていきます。
波風が少なく、温厚な海で航海士は育ちません。
荒波で荒れた天候の中でつらい経験でこそ良い航海士が育ちます。
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