最近日経平均の株価が下がってきていて、個別株投資をしている投資家はリターンが冴えない人も多くいると思います。短期的な視点で見ると上手く行かない時期というのは誰にでも一定期間あります。
そしてこの上手く行かない期間をどう乗り越えるかでまた投資家としても成長していく時期なのかなと思います。人生においても同じようなことが言えます。仕事、家族、恋愛など人生全般においても同じようなことが言えます。
人生と株について通じることについて考えてみたいと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
株と人生に通じるもの。上手く行かない時は学びが多い時期
株で今まで上手く行っていた時に、何をやっても失敗したり、あまりリターンが芳しくなくなる時期があります。動けば動くほど、まったく泥沼にはまる感じです。
人生においても同じことがあります。
仕事では、今まで上手くいっていたのにいきなり、失敗し始めて勢いがなくなります。
1つの失敗をすると立て続けに失敗をして、仕事がどんどん積み重なり、こっちが余裕がないのに仕事を依頼されます。マイナスを引きよせるように、会社内の人間関係も悪くなったり、悪循環のようになります。その泥沼を脱しようともがくように何か行動を移すと、また失敗して、誰かに批判されてと、何か今は行動をするべきではないとメッセージかのように、行動を抑制しようとしてきます。
仕事も忙しすぎて余裕がなくなります。
自分もこういう経験がありました。
こういう時って今振り返るといろいろ経験したし、学びもたくさん多くありました。
マイナスな出来事が流れるように出てきて、対応して学んでを短期間で行われるので成長できているのかなと思います。
恋愛でもそうですが、自分が好きで付き合っていた女性に振られて、ショックを感じている時にさらに翌週あたりにそのお付き合いしていた女性が他の男性とお付き合いしているのを見てさらにショックを受けて何もやる気が起きずになります。
少し回復して、次の人を探そうとしてもなかなか上手くいかないです。
デートに行っても、次につながらなかったり、相手にされなかったりと、苦しい時期があります。
この停滞期の時期に、自分の改善点を見つけたり、外見を磨いたり、どうすればより魅力的になるのかを考える時期になります。
僕が考察するに、この停滞期にどうあがくかが大事だと思います。
この何をやっても上手くいかない時期はずっと続くわけではありません。雨がずっと降り続かないのと同様に。
むしろボーナスタイムだと割り切り、学びの時期に入ったと気づくべきなのだと思います。
この停滞期にしないことのほうが良い事として、ただ嵐が過ぎ去るのを待つだけだと思います。
仕事で失敗を恐れるあまり何も行動せずに、嵐が過ぎ去るのを待つだけになってはいけないです。
いつかその嵐がさらに強大になった時に、被害が大きくなってしまう可能性があります。
振り返ると、あの大変な時期があったからこそ、今の自分がいると思う時が来ると思います。
僕も仕事であの大変な時期があって成長できたなと思いました。
もっと大事な事として、大変な時期に上手くいかないときに、逆境に立たされたときに、どんどん人が離れていきます。マイナスな時に逆境の時に、上手くいかないときに、大体は自分から離れていきますが、離れていかずに一緒にいてくれる人も中にはいます。
そういう人は大事にするべきですし、僕の経験上ではそういう人とつながりがあり、今でも長期的に関係が築けていると思います。
失敗から立ち直り上手くいくようになった時に、どんどん人が手のひら返しで迎合するようになった時に、人を見る力も培われます。
恋愛でも、最初は上手くいかない停滞期に、少しずつ外見やファッション、身だしなみが改善されて、もっと経験値を積むために色々とやったことがないことに挑戦したり、内面を磨くために何かやったり、コミュニケーション能力を高めるためにどうすればよいのかなど考えていくと徐々に自分自身の人生に集中するようになります。
そうするといつの間に自分を磨いていくのが習慣となり、女性受けが良くなっていき、デートに誘ってもすぐに行けるようになったり、少しずつ上向いてきます。
やっていけないのは、仕事同様に嵐が過ぎ去るのを待つだけではいけないということです。
今上手くいかないのはこういう時期だからだと何もしないのはよくないです。その停滞期に何をやるべきか、上手くいかないからと投げやりになって、自堕落な生活をするようになってはいけないと思います。
株式投資でも同じように考えています。
自分が投資をしてもなにも上手くいかずに、さらに株価が下落していったり、自分が投資をすると見張られているかのように下げに転じるというのはよくあることです。
さらに上手くいかずに悪材料がさらに出て、株価も下落していく一方で他の個人投資家は上手くいっている状況を見て、自分があまり上手くいっていないことに落胆してマイナスなループに陥ります。
この上手くいっていない時期にこそ学びの経験があり、個人投資家として成長する時期でもあるのかなと思います。
失敗したことに苦痛を味わいますが、その分成長もします。
筋トレと同じで、筋肉を大きくするにもダメージがあって、休みや栄養素を与えることで成長します。
僕もよく投資で失敗をします。
花王の時に大きく損切りした時期がありかなり痛手を負いました。
しかし、花王の時に失敗したことが経験になり今に活かせるようになりました。
昔を振り返ってみるとあの経験は大事だったなと思います。
他にもアステラス製薬は含み損を抱えていますが、花王の時の損失に耐える忍耐力が今の長期保有の握力に繋がっています。昨年に投資をした新NISAの投資で含み損を抱えてしまった失敗はとても良い経験でした。反省に繋がり、次の投資に活かせるようになりました。
逆に上手くいっている時はあまり学びが少ないです。順風満帆だと試行錯誤しようとせずに、なんでも上手くいってしまうので、慢心してしまいます。
順風満帆なときって、これも僕の考察ですが停滞期に学んだことや経験値や成長した貯蓄が順風満帆につながっていると思います。つまり、その停滞期に貯めた貯蓄が底を尽きたときに、順風満帆は終わり停滞期に入り負のループになっていくと思います。
最近読んで本の中で『SAME AS EVER この不確実な世界で成功する人生戦略の立て方: 人の「行動原理」が未来を決める (単行本)』があります。著者は有名な『サイコロジーオブマネー』のモーガンハウセルです。
この本の中で平穏は狂気の種を蒔く章があります。
経済が安定すると人々が楽観的になり、借金がさらに行われて、経済が不安定化します。
そして最高の瞬間にこそ、悪魔がやってくると著者は言及しています。
アメリカの有名なウィル・スミスを例に挙げています。ウィル・スミスはアカデミー賞受賞の時に妻に侮辱を浴びせるような発言をした司会に対して怒りビンタをしたとありました。
何よりも安全だと思っている時に、物事は最も危険であると言及しています。
人生においても同様に、順風満帆なときにこそ、気を緩めずに、勝って兜の緒を締めるように物事を運ばないといけないです。
勝って兜の緒を締めよの語源の由来は戦国時代の武将・北条氏綱が遺した言葉です。戦いに勝利した後も油断せず、心を引き締めて慎重に行動するべきだという戒めです。北条氏綱はこの言葉を嫡男・北条氏康に遺言として伝えたとされており、氏康はこの教えを守り関東一円を治める成功を収めました。
勝って兜の緒を締めよは時代が変わっても変わらない教訓です。
気を引き締めて来週以降も市場に立ち向かいます。
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