1. はじめに:空から届いた「逆風」の知らせ
2026年5月、航空業界からまたひとつ、頭を悩ませるニュースが飛び込んできました。燃料価格の高騰と不安定な中東情勢の影響により、航空券の燃油サーチャージが5月以降、一気にこれまでの2倍近くに跳ね上がるという情報です。
「またか」 そう思って、海外旅行を諦める理由はいくらでも見つかります。歴史的な円安、高騰する海外の物価。今の時代、海外へ行くことは、かつてのような「気軽な贅沢」ではなく、ある種の「覚悟」が必要な行為になりつつあります。
しかし、僕はここで改めて考えたいのです。「条件が良くなるまで待つ」という選択が、果たして人生において最善の戦略なのか? ということを。

2. 「いいな」と言うだけで動かない人々
僕は一昨年にヨーロッパを巡り、昨年はエジプトへ、そして今年もベトナム、など積極的に足を運んできました。
こうした話をすると、周りからは決まってこう言われます。
- 「今の円安で行くなんて、すごいお金もっているね」
- 「そんな時期に行かなくても、もう少し落ち着いてからにすればいいのに」
- 「いいなあ、僕には無理だよ」
そこで僕が「じゃあ、行けばいいじゃないですか」と返すと、大抵の人はこう答えます。 「いや、今は為替がね……」「今は仕事が忙しくて……」「もう少し安くなったら……」
彼らは、自分が行けない理由を必死に探しているように見えます。 もちろん、経済的な事情や物理的な制約はあるでしょう。しかし、本質的な問題はそこではありません。何かが起きるたびに、自分の都合の良いように「行動しない理由」を外側に求めてしまっている。そのマインドセットこそが、実は最も大きな障壁になっているのです。
3. 旅行も投資も同じ。「やる人」と「やらない人」の格差
この「行動しない理由を探す」という癖は、旅行のような趣味の世界だけにとどまりません。資産運用でも言えます。
特に投資の世界では、その差が顕著です。 「今は株価が高すぎる」「暴落が怖いから待つ」「円安だから今は買い時じゃない」 そうやって言い訳を探している間に、コツコツと積み立てを続け、リスクを取って行動した人との差は、数年後には取り返しのつかないほど開いています。
投資には確かにリスクがあります。失敗して損をすることもあるでしょう。しかし、「何もしないこと」は「機会損失」という最大のリスクを無自覚に受け入れていることに他なりません。
一昨年に僕が行ったヨーロッパや、昨年のエジプト。確かに今のレートで見れば、コストは高かったかもしれません。しかし、そこで得た経験、見た景色、肌で感じた空気は、今の僕にとって代えがたい資産になっています。「安くなるのを待って」5年後に行くのと、今行くのとでは、その5年間という時間が持つ価値が全く違うのです。
4. 僕の中にある「言い訳の種」と向き合う
こうして書いている僕自身も、決して完璧ではありません。 僕の中にも、「今日は仕事が忙しかったから」「今はタイミングじゃないから」と、行動しない理由を正当化しようとする自分が常にいます。
ブログの執筆、新しいスキルの習得、あるいはジムでのベンチプレス。 つい「やらない理由」を並べて逃げ出したくなる瞬間はあります。しかし、そこで立ち止まるのではなく、「少しずつでも改善していくこと」が何より大事だと痛感しています。
完璧なタイミングなんて、一生来ません。 燃料安で、円高で、仕事が完全に暇で、体調が万全で……そんな条件がすべて揃うのを待っていたら、人生は終わってしまいます。
5. 「大爆死」を恐れず、小さな挑戦を積み重ねる
僕が言いたいのは、「全財産を賭けて起業しろ」とか「無謀な大勝負に出ろ」ということではありません。そんな大爆死するような挑戦ではなく、「言い訳をして行動を止めることをやめる」という、精神的な挑戦です。
- サーチャージが高くても、その分をどう工面して旅を実現するか考える。
- 為替が不利でも、その中で最大限楽しめる投資戦略や旅行プランを立てる。
- 失敗するかもしれないけれど、まずは一歩踏み出してみる。
挑戦した分だけ、失敗もあったとしても、そこから得られる学びは必ずあります。その積み重ねが、数年後の自分を形作ります。例えば、一気に100kgを上げようとするのではなく、今の自分にできる「少しの改善」を繰り返す。その先にしか、目標とする景色は見えてきません。
6. おわりに:人生の質は「行動の総量」で決まる
燃料サーチャージが2倍になろうと、1ドルがいくらになろうと、「人生の時間」というリソースだけは刻一刻と減り続けています。
「今は時期が悪い」 そう言ってチャンスを先送りにすることを減らしていくべきだと思います。
何かを言い訳にして行動しない自分を卒業し、少しずつでも前に進めば少しは何か変わると思います。 その小さな一歩が、後に振り返ったときに「あの時動いてよかった」という確信に変わるはずです。僕はこれからも、言い訳を探すよりも、どうすれば実現できるかを考え、行動し続ける人間でありたいと思います。


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