直近でアサヒグループホールディングスの株価が下落していき含み損が出ています。
他にもアステラス製薬であったりジャックスなど含み損はあります。そのほかにも含み損はあります。他の投資先の含み益もありそこまでひどくはない状態です。
以前より損失が気にならなくなったのはなぜなのかを考えてみました。
その答えは推測するとコントロールできるものに対してコントロールしようという心掛けでした。
管理できるものとして配当金が挙げられます。
投資の損失があっても、以前より気にならなくなった理由。コントロールできるものを管理するについて考えてみたいと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
投資の損失があっても、以前より気にならなくなった理由。コントロールできるものを管理する。

(兼松累積配当金)

(日本製鉄累積配当金)
僕は保有しているすべての銘柄の配当金を上記の図のように管理しています。
毎年いくらを配当金で受け取っているのかを集計していて、過去から今に至るまでどれくらい配当金が積み重なっているかがわかるようになっています。
配当金をエクセルで管理するメリットとしては、コントロールできるものを判別できるようになります。株価の上下があると株価が気になり始めて、含み損が増えてくるとなおさら気になっていき行きます。しまいには他の銘柄に投資をしようと考えて、損切りをして他の銘柄に移ってしまい、結果的に高値掴みということもあります。
株価はコントロールできるものではありません。人の需給、感情の振れ幅、欲、考え、行動などあらゆることが絡み合って市場が形成されています。個人一人がその市場をコントロールできるものではありません。そうなると株価を意識して、明日の資産が増えた、減ったということを考えることはあまり好ましくありません。明日の友人や上司や恋人の感情や考えをコントロールできないのと同様にコントロールできないものを無理してコントロールすれば疲弊していくだけです。
配当金をエクセルで管理をすることで株価の上下が気にならないと言ったら、気になるところは気になりますが、そこまで気になりにくくなったということが最近わかりました。
配当金を一回受け取っただけであればあまり効果は実感しにくいとは思います。
しかし、一年、二年と配当金が積み重なっていくと着実に配当金が積み重なっていくと実感します。株価の上下で明日の資産が増えたとか減ったとか短期的に見るという癖ではなく、配当金が数年単位で着実に積み上がっているという長期で物事を見れるようになります。
一か月後の資産が増えたとか減ったとかという株価というかなり短いモノサシで資産を測るのではなく、一年後、二年後、五年後など配当金を受けとったものを数値化して集計して長期的にどれくらい配当金が積み重なっている長いモノサシで資産を測る方が良いのではないかという結論になりました。
長いモノサシで測るということを意識して、コントロールできるものを管理することで株価の上下で一喜一憂しなくなってくると思います。
以前はアステラス製薬の株価が下がりに下がり、かなりメンタルをやられたときがありましたがそれでも保有し続けられたのは、配当金も長期的に積み重なっていくことが実感できたことや、配当金の増配も着実になされていったことでさらに長期で保有し続けて追加で投資をしていけば取得単価も減り、資産は着実に増えていくなと思ったからです。
アステラス製薬の件もそうですが、株価というコントロールできないものに対してコントロールをしようとしていました。しかし、それは間違えでした。将来投資をする企業がどうなるかはわかりません。業績が良く将来有望だと思った企業がいつのまにか衰退しているということもなくはないです。
投資先で含み損が出てきたときに、僕は投資先の配当金を見るようにしています。
そうすると不思議とそこまで含み損は気にならなくなります。長期的に配当金が積み重なってさらに株数を増やして増配をしてを繰り返していけば長期的なリターンが生まれてくると思います。
それが長期保有のきっかけになると思います。
またそれでも含み損が気になるときには、他の投資先で一番配当金が積み重なっている銘柄をみるというのも良いと思います。そうすることで長期的に配当金が積み重なるというイメージが湧いてきて、自分が抱えている含み損の銘柄も気にならなくなると思います。
まだそこまで配当金を積み重なっていない場合は、自分で計算してどれくらい配当金が積み重なるかを予想するというのも手だと思います。その場合はその投資先が減配しにくい銘柄であれば予想はしやすいですが、景気敏感株のような企業は予想しにくいので注意してください。
また配当金を管理しているエクセルを定期的に見るということも必要だと思います。
定期的に見ることで、配当金がどれくらい積み重なっているかを意識づけて、配当金をさらに増やしていくというモチベーションにもつながり、株価の乱高下も気にせずに投資をで着るようになっていきます。
自分がコントロールできないものとコントロールできるものを判別することは株式投資でとても大事だと思います。人によってはやり方はそれぞれです。
アプリで管理している人もいると思います。僕の場合はエクセルのほうが融通が利きやすいので、エクセルで管理するようにしています。その代わりあまり時間をかけすぎないようにできる限りシンプルにしています。誰がみても誰が操作してもわかるように簡単に作っています。
コントロールできるもののモノサシを僕なりに増やして、どうすれば時間軸を長期的に伸ばしてモノサシで測れるかを学んで、このブログにアイディアとして共有して少しでもお役に立てたら幸いです。


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