【投資家目線】その「健康食」は不良債権かもしれない。栄養のステルス値上げとAmazonレビューの罠

自己投資

投資家は日々、資産を増やすためにチャートを分析し、企業の財務諸表を読み込み、少しでもリターンの高い投資先を探しています。1円単位の手数料には敏感になり、0.1%の利回りの差に一喜一憂します。

しかし、不思議なことに、私たち自身の「人的資本」を維持するための燃料――つまり「食事」に関しては、驚くほど無防備な投資判断を下していないでしょうか?

僕は最近衝撃的な事実を知りました。昔の野菜と今ある野菜の栄養価が差がかなりあるということがわかり、驚いたと同時にめまいがでました。食品の価格は上がっているけれども栄養価は下がっているということに対してなんだそりゃと困惑していました。

最近、スーパーで手にする野菜や食品を見て感じることがあります。「価格は上がっているのに、質(リターン)は下がっているのではないか?」と。

今回は、投資家として見過ごせない「食のインフレと質の暴落」、そして私たちが陥りがちな「情報の罠」について、Amazonでの買い物になぞらえて深掘りします。

この記事は何か不安を煽ったりとかそういう感じの趣旨で書いているわけではないです。
僕自身が驚いているのと同時に、世の中変化に鈍感だったんだなと反省しているのと、もっと世の中の裏を見られる審美眼も持たなきゃいけないなと思いかんがえを共有しています。

栄養価の「株式希薄化」現象

まず、衝撃的な事実からお伝えしなければなりません。私たちが「健康的だ」と信じて食べている野菜の価値は、過去数十年の間に暴落しています。

文部科学省のデータによれば、1950年頃と比較して、ほうれん草のビタミンCは約3分の1以下、鉄分も大幅に減少しています。これは投資で言えば、保有している株式の数(食べる量)は変わらないのに、増資によって1株あたりの価値(栄養素)が希薄化してしまった状態と同じです。他にも
ひじき:鉄分が「9分の1」になっています。2015年版の成分表改訂で、干しひじきの鉄分が100gあたり「55mg」から「6.2mg」へと、約90%も下がっています。

私たちは「野菜を食べている」という安心感(含み益)を持っていますが、実際には栄養不足(実質的な損失)に陥っている可能性があるのです。

これは、企業の利益構造の変化によく似ています。

かつての野菜は、栄養価という「中身」で勝負していました。しかし現代農業においては、見栄えの良さ、成長の早さ、輸送への耐性といった「流通効率」が最優先されます。つまり、株主(市場)の短期的な利益のために、製品の質(栄養)が犠牲にされているのです。

土壌は痩せ、化学肥料というドーピングで無理やり大きく育てられた野菜は、いわば「見せかけの業績向上」を果たした企業のようなもの。決算書(見た目)は綺麗でも、キャッシュフロー(栄養)は火の車なのです。

果物に関してもそうだと思いますが、昔と比べると甘い果物が多く感じています。
これというのも疑い深いです。甘くておいしくても甘い物ばかり食べているというのは果たして人の身体によいのだろうかという疑問が出ています。
日々健康に良いという当たり前に食べていることが本当は当たり前じゃないと気づきがありました。

栄養に関しては僕は専門家ではないので断定はできませんが、数値を文部科学省のところから見ても確かに減っているなと思いつつも、その時代では正確ではなかったのではないかとか、ITも発達していないなど色々と考えるところはあります。

それよりも、食品の価格は上がっているけれども、食品の栄養価は下がっているというという考えに目を配る必要があるなと思いました。
いつのまにか中身が薄い企業に投資をしているように高値掴みをしているという考えにも思えます。

Amazonレビューと「健康食品」の共通点

この「見せかけ」の問題は、生鮮食品に留まりません。加工食品やサプリメント、いわゆる「健康食品」の市場には、さらに巧妙な罠が仕掛けられています。

ここで、皆さんがよく利用するAmazonでの買い物を想像してください。

聞いたことのないメーカーのガジェット。価格は相場より圧倒的に安い。「令和最新版」という怪しいタイトル。そして、星5つのレビューが不自然なほど並んでいる。

投資リテラシーのある皆さんなら、これが「サクラ」によるレビュー操作や、安かろう悪かろうの商品である可能性を疑うはずです。飛びつけば、安物買いの銭失いになることを知っています。

しかし、食品になると、この警戒レベルが一気に下がるのはなぜでしょうか?

  • 「〇〇配合で健康!」という大きなパッケージの文字
  • 「特保」「機能性表示」という権威付け
  • 有名タレントを使ったCM
  • インフルエンサーの「これですごく痩せました!」というレビュー

これらはすべて、商品の本質的価値(栄養)を隠すためのマーケティング(厚化粧)かもしれません。

裏面の「原材料名」という名のバランスシートを確認してください。「果糖ぶどう糖液糖」「加工澱粉」「〇〇抽出物」……。健康そうなパッケージの裏には、コストカットのために栄養価を犠牲にし、添加物で味を整えた「ジャンク債」のような実態が隠されていることがあります。

Amazonで高評価の激安商品に飛びつくのが危険なように、「みんなが良いと言っているから」「テレビで健康だと紹介されたから」という理由だけで食品を選ぶのは、あまりにもリスクが高い投資行動です。

「情報を疑う力」が最大の資産防衛

では、私たちはどうすればよいのでしょうか?

答えは、株式投資と同じです。「デューデリジェンス(詳細な調査)」と「情報の裏取り」を徹底することです。

  1. 「当たり前」を疑う
    「野菜=体に良い」という常識を一度疑ってください。その野菜はどんな土で、どんな肥料で育ったのか? 旬外れのハウス栽培ではないか? 旬の野菜は、市場原理で価格が安くなる上に、栄養価という配当利回りが最も高い「バリュー株」です。
  2. パッケージ(テクニカル)より原材料(ファンダメンタルズ)を見る
    表面のキャッチコピーは、株価チャートのようなものです。短期的な期待感で動いています。本当に見るべきは裏面の原材料ラベル。ここには嘘がつけません。訳のわからないカタカナ(添加物)が多ければ、それは経営状態が不透明な企業への投資と同じです。
  3. ロングセラー(老舗企業)への回帰
    流行りのスーパーフードや最新のダイエット食品に飛びつく前に、古来から食べられている食材(卵、納豆、青魚、旬の根菜)を見直しましょう。これらは数百年、数千年の歴史という「市場の荒波」を生き残ってきた、信頼できるブルーチップ(優良銘柄)です。

結論:身体への投資こそ、最大のリターンを生む

資産3,000万円、5,000万円を目指す過程で、私たちは種銭を株式市場に投じます。しかし、その資産を運用し、最終的に楽しむのは「自分自身の体」です。

栄養価の低い食事、添加物まみれの食品で空腹を満たすことは、自分の体に「不良債権」を積み上げているのと同じです。将来、医療費やパフォーマンスの低下という形で、必ず高い利子を払わされることになります。

情報は常に疑ってください。

「安くて便利で美味しい」ものには、必ず裏があります。

今日から、食べるものを選ぶ際には、いち投資家として厳しい目で審査を行うべきだと思います。

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