書評『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』要約しました。情報が多い世の中だからこそ読んでおくべき名著です。

思考法

今回はグレイグマキューン著の『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』を要約しました。

この本ではより多くの仕事をする本ではなく、考え方や方法を考える本です。

現代は大量の情報や物に溢れています。
情報量や物が多いとすべてのことに対してやらなくてはならない、どれも大事だからやらなくてはと考えている方も多いと思います。
仕事で人に仕事をあれもこれも頼まれて、仕事が終わらない人を見かけます。
仕事が終わらず、夜遅くまで残業しているにもかかわらず終わらない。
プライベートも犠牲にしているにも関わらず中途半端に終わってしまい仕事も結果が伴わないという状態に陥ってしまいます。

仕事だけでなく、投資でも同じことが言えるでしょう。
投資家は大量の情報収集や情報処理を行います。その上、日々決断を求められます。
積み重なると処理疲れや決断疲れなどが発生してしまいます。
すべての情報を追い、あれもこれも大事だと考えて結局中途半端になってしまう。

現代では情報や物であふれているからこそ、物事の選択の質を向上する必要があります。
だからこそ、エッセンシャル思考が必要だと著者は述べています。

この本を読むメリット

  • 物事の選択の質を向上する方法がわかる
  • 生産性を上げることで日々の仕事の質が向上する
  • 情報を捨てる技術が学べる


僕はこの本を読んで気づかされる点が多いなと思いました。
今まで仕事をたくさん抱えていて、あれもこれもやろうと思って失敗していたので早くこの本に出会いたかったなと思っています。
仕事だけでなく投資でも同じことが言えます。
投資ですべての情報を追ってしまい、情報を選択する力が失っていました。

選択と集中が大事であるだけでなく、自分の大事な時間を安売りしないという考え方にもなりました。

『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』を要約しましたので、この本を紹介してくれてよかったと言ってもらえたら嬉しいです。

エッセンシャル思考とは

非エッセンシャル思考は考え方がすべてのことに対してどれも大事な情報だと考えてしまいます。
そしてあれもこれも行動して、結局何もかも中途半端に終わってしまい情報に振り回されて疲れてしまい無力感に陥っていしまいます。

一方のエッセンシャル思考は非エッセンシャル思考とは違い、すべての情報に対してではなく重要なことに焦点を当てて何を捨てるべきかを判断します。
優先順位を決めているので、何が重要かを考え生産的に考え行動できるようになります。
結果として、仕事をコントロールしているのと質の高い仕事をするので早く定時に帰ることができ、プライベートも大事にすることができ充実感に浸ることができます。

情報選択の技術

情報は時代の変遷とともに大量に流れています。
そのため、情報はフィルタリン取捨選択をする必要があります。そのために情報をフィルタリングをする必要があります。
非エッセンシャル思考の方は、話の全てを聞こうとして情報に圧倒されてしまいます。
しかし、エッセンシャル思考は情報をフィルタリングすることによって、どの情報が重要かを認識して情報の本質をつかみます。
著者は厳格に90点ルールを設けることで情報の重要さを選別しています。

90点ルールは最重要な基準(自分が大事にしているものを根幹とするもの)を1つ用意して、その基準に照らし合わせて、90点未満の点数の物は切り捨てるというものです。
90点だと厳しすぎると思いますが、厳しくルールを設けることで情報の選択肢を減らすことができるようになります。妥協して80点でもよいかと思いますが、あえて厳しくすることに意義があると思います。一度仕事や株、日常生活でも厳しく90点ルールを設けて情報を選択するということでもよいかもしれません。例えば、日常生活では80点ルールと例外のルールを設ける、仕事では90%のルールを設けるなどです。
ただ、仕事で90%のルールで断るということばかりをしたら嫌われたり仕事がやりづらくなるのではないかと思いますが、自分を実践してみていますがそこまで嫌われるということはないですね。

むしろ、人の顔色をみて仕事をするのは良くないなと思いました。他人の評価を受けて生きる人生はあまり興味がありませんので自分に合っているのかもしれません。
あとは嫌われる勇気という本を読んだのも自分が変化したきっかけかもしれません。

捨てる技術

情報は大量なだけでなく、本質を見極める必要があります。本質を見極めるためにはどうすればよいか。それは情報の余剰を削り、本質を取り出す作業が必要です。

イタリアのルネサンス期の彫刻家ミケランジェロは
「私は大理石のなかに天使を見た。意思を削ってそれを解き放った」と言及しています。

非エッセンシャル思考の人は、何にでも情報に手を出してしまいますが、
エッセンシャル思考では情報の凝縮や削除、修正を日々の習慣として取り入れています。

まとめ

エッセンシャル思考を要約しました。
僕はこの本を読んでおおげさですが、人生が変わりました。
仕事は今まではあれもこれも頼まれて、夜遅くまで残業して遅くに帰りご飯食べて寝る。何もしないですぐ寝て早く起きて、昨日の疲れが取れないまま仕事に向かい仕事もあれもこれも行い、ミスをして仕事ができないと烙印を押されて、残業しての繰り返しでプライベートもありませんでした。
疲れがたまると正常な判断ができなくなり、心に余裕がなくなり怒りっぽくなり、人生が悲惨的になります。


エッセンシャル思考を読んで、自分の時間を安売りしないという考え方に気づかされて、優先順位を決めて重要でないことに関しては断るということをして今では定時で仕事を終わらせて、自分が好きな株式分析などのブログの記事を書いたり読書したり映画鑑賞をしたりなど人生の選択肢が広くなったと思っています。


このブログに出会えてよかったと思えるように良書のみを厳選して情報発信を行っていきますので今後ともよろしくお願い致します。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

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