アステラス製薬の増配をした件について。やはり株は面白いです。

学ぶべき投資スキルについて

アステラス製薬の決算の発表と同時に増配も発表をしました。
X(旧Twitter)などのコメントを見るとアステラス製薬の増配をするとは思わなかったという考えの人が大多数で驚いているの人が多かったです。
増配をしたということに対して驚いていることについて僕は驚きました。
大多数の人が教科書通りに配当性向を見て判断をしている、配当性向が高すぎる=減配する可能性が高いという事が脳に刷り込まれています。つまり、人は言葉に操られている、一種の洗脳のようにかけられているなと新しい発見をしました。

人は怠け者です。僕も怠け者です。
何かを判断基準にして簡単に判断を下します。なぜならその方が脳も楽だからです。
しかし、大多数の人が判断を楽に下している中で、人とは違う行動をとり、配当性向が高いから減配ではなく、配当性向が高すぎるのに減配ではなく増配をするのはなぜか、業績が悪化しているけれどもなぜなのか、ただの一過性の物なのかそれとも競争優位性がなくなったのか調べて考えて判断を下さなければなりません。

本当は今日ヒューリックの決算が発表されたので株式分析の記事をしようとしましたが、昨日アステラス製薬の増配について仕事中もずっと考えていたのでこちらを先に記事にしました。
含み損は相変わらず抱えていますが、何かわかりませんがつかみかけているのと、頭の中のアイディアを早く言語化しなければと思い記事にしました。

少しでも参考になれば幸いです。

アステラス製薬【4503】2024年3月期通期決算発表。増配も発表!まだまだ懸念点はありますが、保有し続けます。
アステラス製薬の株価は下方修正が連続で続き、株価も右肩下がりで下がり続けています。今回の2024年通期決算発表で増配を発表してくれました。この発表を受けて、大多数の人は驚いたのではないでしょうか。配当性向が高すぎていつ減配してもおかしくない...

アステラス製薬の増配について。

アステラス製薬の増配について驚いていた人も多いと思います。
それは配当性向が高すぎる=減配という図式がすでに脳に刷り込まれているからです。
たしかに配当性向が高すぎる企業が配当を減配をしているというのも事実です。
しかし、配当性向が高すぎるからといって=減配とは限りません。企業の業績が一時的に悪化したかもしれません。大型買収などで費用が積み重なったのかもしれません。
減配をしないのは意地でもプライドにかけて減配をしないというだけで、業績はどうなるかわかりません。

減配をしないのかは、やはりその企業を時間をかけて調べていくしかないです。
大多数の人が配当性向が高すぎる=減配と決めつけて、株価が下落していき損切りするというのは可能性としてあります。
ただ言葉に操られすぎている感はあります。日本人は何か熱いものを触ったときに条件反射的に熱いと言います。ただ、もし日本人でなければ熱いという言葉ではなく、hotとかshitとかそんなことを条件反射的に言うかもしれません。
ただ言葉を知らなければその言葉を発しません。熱いものを触ったときに条件反射的に日本人がドイツ語で熱いというものではありません。
幽霊とかという言葉を聞けば、人はすぐに怖いイメージをしてしまいます。幽霊という言葉を知らなければ、怖いイメージは湧きません。ゴキブリが横切ったと誰かが言えば、身構えてしまいます。蟻が横切ったといってもそこまで身構えません。

つまり、言いたいことは言葉に洗脳されている自分に気づくことが大事だなと思います。

以前まで、僕は三菱地所リート投資法人が良さそうだなと分析して思っていました。
今は少しずつ株価が上昇していて、投資の機会をもしかしたら失ったかもしれませんが、もしかしたら投資をするかもしれません。
三菱地所リート投資法人に投資をためらっていたのは、増資が多く一株の価値が減っているのではないかなと思ったからです。またreitは利益の90%以上を投資家に還元することで法人税が免除されてます。
利益の90%以上を投資家に還元って、どうやって成長できるのかと成長性に疑念がありました。
でも、それでも分配金は毎年上がっている事実があります。
自分は増資をする=一株の価値が下がっている、だから投資をするのは微妙だなと何も考えずに判断をしていたこと、利益を90%以上投資家に還元する=成長性は限定されているとすぐに判断していることを勝手に思い込んでいました。

目の前の事実に対して大多数の人が考えていることのように考えるのではなく、増資をした=悪材料ではなく、増資をした=なぜ?、業績が悪化している?それとも何か大型の投資先の為に必要なのか、もし大型の案件に投資をした場合にどれくらい成長の余地があるのかと考える必要があります。

金利が上昇=不動産株の収益が下がると決めつけるのではなく、金利が上昇=銀行株の収益が上がるとすぐに決めつけるのではなく、深堀していく必要があります。
今は円安だからと円安の恩恵がある企業に投資をするのではなく、円安の影響を除いても着実に成長しているのか、円安の恩恵を受けなくなったら本当はまったく成長していないのではないかと考える必要があります。

目で見てすぐ判断を下すのではなく、頭で見て考えて判断を下さなければならないです。
そうすればよりチャンスを見つけることができる可能性が増えると思います。
オープンハウスグループが投資対象になった時もそうでした。

オープンハウスグループと調べると、検索の予測の最初にブラックとか朝礼とか不正とかそういうイメージが先行してしまいます。
そういうネガティブなイメージの言葉が出てくると、すぐに脳は言葉通りに決めつけて考えずに物事を判断してしまいます。
もしかしたら事実はそうなのかもしれません。しかし、より結果を残そうと熱狂的に仕事をしたことがオープンハウスグループに対して異様な光景に見えていたのかもしれません。がつがつしているとかオラオラしているとか体育会系とかそういう勝手に言葉により操られイメージが先行しているのだと思います。

最近、職場で働いている人のうわさを聞きました。おとなしい人だと思っていたのですが、どうやらけっこうクレーマー気質みたいでやっかいな人だと話を聞きました。
その話を聞いたときに、そういう話を聞いてすぐにその人を判断してはいけないなと思いました。
自分はその話を鵜呑みにするのではなく、一つの判断材料として判断すべきではないです。
その人と対面して話をして内面をしりどのように行動しているかを観察してなど総合的に判断すべきだと思いました。

テレビでよく見る有名人と会ったときに、実際に会うと感じが悪いと思うかもしれません。それはテレビが勝手に作り出した、人の手が入った良い所を切り抜いているからそのようにイメージとしてとらわれているからです。

アステラス製薬の増配についての情報について触れたときに、これらのことをずっと考えていました。
やはり自分で考え、物事を多角的に見て、本当に実際にそうなのかを自分の頭で考えて判断しなければならないと今回のアステラス製薬の増配で思わされました。

優良企業だからと勝手に思い込みすぐに投資の判断をするのではなく、何をもって優良企業なのか、人の考えを鵜呑みにしていないかなど考えなければなりません。

株式について考えるというのは面白いです。今回のアステラス製薬の増配の件は、なにかオセロが白から黒に変わっていくような感じがして面白い出来事でした。


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