最近ようやく本業の決算の仕事が落ち着きつつあり、休みもありようやく決算を見ていけるなと思いました。昨日は疲れすぎて泥のように眠って、決算を見る気力や本を読む気力もありませんでしたので、本当に疲れていたのだと思います。
仕事をしている間も早く決算の内容を見たいと決算速報しか見れていなかったので、昨日伊藤忠商事の内容を見たばかりでした。
今日からようやく決算をみていこうと思いわくわくしています。
投資をしていくとだいたい業績がおおまかにわかり、増配するなとか、次の決算もよさそうだなとなんとなくわかります。
今回頭の中でふとよぎったのは、僕の投資判断と行動が決算がよさそうな銘柄を選びがちになってきてしまっているなと気づきました。
今年に入り、NISAでジャックスや日本製鉄に投資をしました。
しかし、これらの投資は過去の業績はもちろん分析をしたのですが、直近の決算の内容が大きく影響している銘柄たちです。
いつから自分は決算ギャンブラーになってきていたのか、直近の決算の内容から安心に投資をしたいんだと思います。
高配当株の株価が増配したとか、減配したとかでかなり株価が乱高下しています。
株主還元に意識をした銘柄を選びすぎては駄目じゃないかなと自分の反省をこめて今回記事にしました。
少しでも参考になれば幸いです。
短期目線の投資より長期目線の投資家にならないといけない
最近あおぞら銀行の決算発表で減配の発表をして株価が大幅に下落していました。
三菱商事の決算発表で大幅な自社株買いで9%ほど株価が上昇していました。双日の増配で株価が上昇していました。川崎汽船の増配で株価が上昇していました。
株主還元強化をする会社が増えてきていて、日本高配当株に投資をしている人は資産が増加してきています。直近で日本製鉄が10円増配を発表をして一時4%株価が高くなりましたが、あっという間に株価は元の水準に戻っていました。今投資家は高配当株というよりも、どれだけ目立った還元を大々的に出して目立つかが流行しているように思えます。
そして、今後さらに配当をさらに増配していく銘柄の株価が上昇していく傾向があります。
僕も投資をしている中でいつのまにか、直近の決算の業績からここは増配をしていくだろうと考え投資判断を下していました。
救いなのは、短期的に大幅に増配している銘柄に投資をしていなかった点です。
僕は高配当投資家ですが、配当を100%分の配当性向を出してほしいとは全く思ってないです。
無理をしない配当を出しつつも、成長が見込めるように会社が長期的に成長して、さらに増配などして株主に還元をしていく投資先を選んでいます。
株主還元に全力で行っていくという姿勢は、成長余力が残っていません、だから株主に利益を全額還元しますというメッセージとしてとらえています。
成長があって、成長しているから追加で還元してく会社に投資をしていくべきだと思います。
ただ高配当株だからと投資をしたら短期的にはもしかしたら上手く行くかもしれませんが、長期的に見たときに成長がそこまでしていないので増配などの株主還元も限定的となり、成長できずに業績が落ち込み減配ということになれば大怪我してしまいます。
最近思うのが、決算が続々発表をしている市場では、賭博場化している点が気づいた点です。
つまり、人の感情が大きく揺れ動くイベントであると思います。
株式投資は感情的に投資をするべきではないです。
なにか決算が発表されるたびに、材料がでて株価が大幅に上昇してとても目立ち自分も持っておけばという後悔がでて、他の銘柄で決算がよさそうな会社を物色している間に、自分の保有している投資先がいざ発表されて決算の内容があまり良くなくて、株価が大幅に下落して含み損を抱えて、
他の人が投資をしている投資先が決算の内容が良くて株価上昇して含み益が増えている現状をみて、自分の保有株があまり結果が良くなく感情的に売却して、他の銘柄に投資をしたもののあまり結果がよくなく、他の人が持っている投資先が良く見えてしまいという悪いループに陥ります。
犬が自分のしっぱを追いかけるようにくるくる回っているだけなんだと思います。最悪なのは自分のしっぱを噛めてしまったら、大怪我をしてしまう時があります。自分を見失って、自分で自分を傷つけてしまうのは恐ろしいです。
決算の時期は人の感情が揺さぶられるイベントです。
冷静さを保つ必要があります。直近の決算が良く株価が短期的に上がったからといって長期的に良い結果を生むとは限りません。
直近の決算が悪く短期的に株価が下落しても、長期的にみて結果が悪いとは限りません。
インデックス投資で各企業の決算発表を受けて、あまり調子が良いからとか良くないからとかで投資を感情的にしないはずです。
自分はインデックス投資家ではないですが、自分は短期の決算の内容に振り回されすぎているのではないかと考えています。長期の目線で投資をしているか常に自分に疑問を投げかけるべきです。
決算に振り回される投資ではなく、長期的にみて業績が今後も成長していくか今後も増配できるか、今後も生き残る可能性が高い会社かを考えて投資をするべきです。
最近映画で『ナイトメアアリー』という映画を観たのですが、人は欲を出し過ぎると結末はいつも同じなのだなと感じます。成功を求めて、駆け上がっていくストーリーですが、だんだん欲が出て、やってはいけない行為をしてさらにエスカレートしてあとに引けなくなり、最後に欲を出し過ぎた結果として最悪の結末を迎えます。僕はこの映画の最後のシーンがとても頭から離れませんでした。
最後のシーンで、主人公があることを言われて、最初は笑ってその事実を受け入れようとしているのですが、笑いという感情から泣いていくという感情に変わっていったときに鳥肌が立つと同時に頭から離れませんでした。
映画を観た後も何度も、そのシーンばかりを再度観直しして、その笑いから泣きになる感情のシーンは一つの人生として、栄華から転落の人生を表しているなと感じました。
欲は生きる上で欠かせないですが、欲を出し過ぎるといずれとんでもないことになります。
『ウルフオブウォールストリート』で欲を出し過ぎた主人公も結末は同じです。
栄華を極めた人物の転落はよくある話です。そうならないように反面教師にしつつ、自分の行動を反省して、自分を律して行動しなければなりません、
欲をコントロールしなければなりません。強欲は七つの大罪として知られています。
七つの大罪は人間を罪に導く可能性のある欲望や感情を示すものです。
欲にコントロールされるのではなく、欲をコントロールして投資家として生き残らなければなりません。
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