直近でディフェンシブ銘柄と認識されて買われていた銘柄の下落が多く散見されます。
僕の投資先では、最近ではアステラス製薬は大幅に下落しています。KDDIも最近下落気味です。
生活必需品の小林製薬、ディフェンシブ銘柄の食品株の明治、ヤクルトなども下落しています。
最近考えていたのは、目の前の意見や当たり前を疑うことが大事だなと理解しました。
思考停止で投資をしていると間違えなく投資で失敗をします。
株式分析はもちろん大事だと思いますが、僕個人の考えは株式分析をするということに対して過大評価されすぎなのではないかという考えに至りました。
下の記事と少しかぶって入ると思いますが、最近のマーケットを見ていて再認識したので記事にしました。
目の前の意見や当たり前を疑うことについて考えを共有したいと思います。
目の前の意見や当たり前を疑うことについて
最近のマーケットでディフェンシブ銘柄が下落が目立っています。
KDDIは直近で下方修正をして年初来安値更新しました。アステラス製薬も下方修正を連続で行い年初来安値を更新しています。食品株であるヤクルトも下落局面が続いていています。
これらの銘柄は業績に安定感があります。
KDDIであれば急に潰れはしないだろう、通信事業は寡占的だから今後も問題ないだろうとか、目の前の意見を当たり前に疑いもせずに認識しています。思考停止になってしまいます。
アステラス製薬に関しても今後の展望は高齢者が増えていくのは目に見えている中で、製薬品の需要は減ることはない。
食品株に関しても、食品株の需要は急に減ることはない、株価も業績も安定感があると認識されています。
最近、あるyoutubeの動画で最近累進配当を導入している高配当株の会社を紹介していました。
その中で僕が投資をしている兼松も紹介されていました。
その方の分析によれば、今急激に財務が悪化しているからあまりオススメはしないと紹介されていました。
分析の見方はそれぞれだと思います。
兼松は急激に財務を悪化した背景は兼松エレクトロニクスと兼松サステックの100%子会社化により借入をしたためです。利益を100%取り込めるようになったので、その分稼いだ分を取り込めることで財務の改善を行い姿勢が見えています。
その紹介した人の当たり前は、財務が直近で急激に悪化しているからそういう投資先はあまり良くないというものです。
数値だけ見て急激に悪化していればそう思わざるをえません。
しかし、背景やストーリーも大事にしないといけません。
数値を目で見るだけでなく、頭で見る必要があります。
なぜその数値になったのか、どういう背景でそういう数値になったか、過去の財務はどうだったか、
財務の方針はどうなっているかなど様々なことを考えることができます。
ハワードマークスの二次的思考についての考え方なんだと思います。二次的思考は以下の記事をご参照ください。似たような言葉として思考の考え方としてシステム1とシステム2があります。
深堀すると頭を使うので、面倒かと思いますが、そういう積み重ねがリターンを改善してくれると思います。
アステラス製薬もたしかに、現状ではフルベースの利益面で見たときに配当性向は高すぎて減配のおそれがあると誰もが思います。
僕もここまで株価が下落するとそうなるんじゃないかとかなり不安に思います。
ただ、下方修正してもコアベース考えたときに配当に変更はないという発表もありました。
大体の人は配当性向が高すぎるだから減配の可能性があると目の前の数値を目で見ていますが、頭で見たときに僕にはDOEを採用している点や、コアベースで配当を出しているので減配はしないのではないかと思います。
ただこのことは絶対でありません。
投資を始めたときに、キヤノンに投資を行った当時は減配をしない企業として知られていました。
雑誌にも減配しない企業で投資先としておすすめされました。
コロナの影響を受けて業績に陰りもでて減配を発表されました。
減配しない企業だと勝手に思っていたので、非減配が33年続いたからと言って絶対に当たり前ではないことを理解しました。
企業の説明資料も鵜呑みにすべきでもありません、総合的に考えて判断するべきです。
株は難しいです。
調子が良い時に含み益が増えていったときに、リスクを大きく取ってしまい、市場が弱気になった時に下落して、含み損に耐えられずに投げ売りしてしまい投資に失敗してしまいます。
含み損という痛みを成長の糧にして昨日の自分より投資家として成長していこうとおもいます。
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