小林製薬の投資について。ディフェンシブ銘柄とはいったい何なのか?思考停止の投資は絶対ダメ。

投資

小林製薬のニュースをよく見かけるようになって考えていたことがあります。
もし、自分が小林製薬に投資をしていたら、含み損を抱えて失敗していたということです。
以前花王に投資をしていて含み損を抱えて、損出しをするということで売却して買い戻したものの、結局損切りをすることになり、失敗してしまいました。
花王に投資をしていたのは、ディフェンシブ銘柄で生活必需品の企業で財務も良くキャッシュフローも良いという点から、株価が割高にも関わらず、花王ならいずれ株価も戻るだろうと勝手に良い企業であると何も考えずに株価を試算せずに投資をして失敗していました。
投資をする際に、投資家は勝手に誰がつけたかもわからないラベルをそれが事実だと誤認識して何も考える事をせずに投資をしてしまっている現実があります。
今回でのラベルはディフェンシブ銘柄という勝手につけられたラベルです。

投資において、無意識に考えずに投資をするということは自分をいつの間にか危機にさらしています。
今回はそのことに関して記事にしていきます。

言葉に惑わされてはいけない。自分で考えることの大切さについて。

小林製薬の株価下落から学ぶ教訓は多いと思います。
小林製薬に投資をしていた人は含み損を抱えて投資に失敗してしまった方もいるかもしれません。
僕の場合は、花王に投資で失敗していたので、株価の試算する大切さや値がさ株に投資をする際には注意して投資をしていくと注意していたことなどから小林製薬に投資はしていませんでした。
小林製薬の株式分析したときに株価を試算しても上がる余地がない事や当時の配当利回りは2%以下で低い配当利回りでしたので、含み損になった時に買い増しをしても高配当投資としてあまり旨味がなかったこと、株主優待もそこまで自分があまり使わないものでしたので年2回5,000円相当の自社製品だとしても安易に手を出さなかったことです。

もし花王の投資で失敗していなかったら小林製薬に投資をして含み損を抱えて投資に失敗していたと思います。花王も一時期9,000円台の時があったので、業績が回復すればいずれ株価も戻るだろうと勝手に思い込んでいました。だからこそ、含み損を抱えても買い増しして取得単価を下げて、株価を上がることを願ってはいたものの一向に株価が上がらずに含み損ばかりが増えて、値がさ株ですので取得単価が高く、高給取りのサラリーマンでは全くないので、100株50万円以上はかなりきついので資金も底をつき、効率的に資金を循環的に回せていませんでした。
理想としては、自分が買える範囲で無理をしない資金の投資先に投資をして、余剰資金は貯めて、チャンスに備えつつ、淡々とコツコツと投資をして、高配当株を増やして、配当金を増やして、配当金を再投資して、自分が買える範囲で無理をしない資金の投資先に投資してというのが理想です。
資金管理をしないと余裕が生まれなくなります。よく投資をしている人の中で全力で生活余剰資金以外は投資をしていくという行動をしていく人がいると思いますが、僕の意見は全力で投資をすると視野が狭くなってしまうような気がするので、バランスを取ってキャッシュの比率はある程度貯めつつ、投資をしていくスタンスです。

今回の本題ですが、ディフェンシブ銘柄とは何なのかということです。
花王に投資をしていたのは、ディフェンシブ銘柄で景気に左右されない、業績も堅調で誰もが知る会社で長く企業としてあり続け、株価も堅調で、投資先として良いという考えが市場ではありました。
これらの考えや意見は、大多数の人が考え共通認識として捉えられていて、誰もが疑わない意見出会ったことです。しかし、危険なのはディフェンシブ銘柄だから安全だと勝手に誤認識してしまって株価が割高にもかかわらず投資をしてしまっているということです。
本質は変わりませんが、企業や環境、意見などは常に変わり続けています。
常に変わり続けているのに、考えなどが過去のまま固定されたままでいる、古い考えだとダメです。
今回の小林製薬もそうです。生活必需品の商品を取り扱って、業績も堅調で、利益も着実に伸ばしていて、利益率も高く、小林製薬は良い会社だと思ってしまいます。株価を試算して本当に割高ではないか、株価が大幅に下落しても投資をしていける企業であるか、人の意見に左右されて投資をしていないかを調べていくべきです。

半導体株全体の株価が上昇していました。半導体は今後も成長し続けていくだろう、大事な資源となっていくなど誰もが楽観的に考え投資をしています。
僕は半導体の本を一冊読んだのですが、半導体株への投資は理解することも大変ですが、事業の商品の変わるスピードも速く、常に半導体について学び続ければなりません。
大体の人は半導体株への投資を楽観的に考えすぎているのではないかと思います。

最近では大手企業の高配当株を中心に株価が上昇しています。
大手企業だから安心、インフルエンサーが紹介しているから大手企業の高配当株に投資をしているなど、情報雑誌におすすめとして紹介しているからなど自分が投資をする際に分析して投資をしていないのは危険だと思います。
思考停止になって、自分の頭で見て、数字だけでなく、企業の背景や、経営者や従業員を見るなど様々な視点から分析するべきなのに、○○だから安心という思考停止は良くないです。
大手企業だからと勝手に良いイメージをもって投資をして、勝手に思っていたよいイメージが先行して一人歩きして、勝手に良いイメージが膨らみ、自分が思っていなかったことが起こり、良いイメージが悪いイメージに変わるというのはよくあることです。

東京電力に投資をしていた人は安心だからと電力株は今後も潰れないだろうと考え投資をしていたと思います。しかし、結果は誰もが考えもしなかった株価が大幅に下落することになりました。

現実の世界でもそうです。
取引先が大手企業だからと勝手に良いイメージを膨らませて、大手企業だから大丈夫と安心して何も考えずに取引する。
話している相手が高学歴、東大や早稲田などといった人とわかった瞬間に勝手にこの人はすごい人なんだ、絶対に能力が高いなど勝手に良いイメージを膨らませてみたものの、勉強はできるが仕事は不誠実であまり微妙だったということも良くあることです。
実際に会って話して、相手の行動や発言など総合的な情報で判断していかなければなりません。

今回の小林製薬の紅麹の件もそうですが、小林製薬に商品だから大丈夫と疑わずに使ってしまうと思います。もちろん専門家でもないので、成分はわからないです。しかし、何も考えずに使うのではなく、少しは疑ってみるということも大事です。
コロナワクチンでも疑いもせずに打つというのは良くないと思います。
コロナワクチンで悪い症状がでてきたと報告があっても、ニュースではあまり取り上げられません。
本当に打っても大丈夫なのだろうかと疑って、ニュースを聞いて、情報収集をして自分で考え判断するべきです。
新NISAに関しても、こんなに税金の優遇をして、今後大丈夫かと自分は不安に思います。金融所得の課税の税率が上がるのではないか、もっと疑うべきです。
idecoもそうです。税金面でサラリーマンにメリットが大きいです。しかし、資金が一定の年齢まで引き出せなかったり、idecoが果たして本当に最終的に自分が定年になった時に自分が思っていた以上にお金が戻ってこなかったら?など疑うべきです。

最近若い人がオーストラリアに出稼ぎで稼ぎに行くとyoutubeの動画でショートで観ました。
新卒程度で月50万ほどもらえて、日本で稼ぐよりもオーストラリアでワーホリで稼ぐ方がよいとありました。
しかし、その動画の内容に関してはうーんという内容でした。
たしかに出稼ぎで日本よりも稼いでいるのかもしれません。しかし、単純作業が多く、誰もができる内容の物だったり、オーストラリアは物価が高いので、そこまでメリットがあるのかなという点です。
僕が言いたいのは目先の短期的な利益の獲得のために稼ぐのは良くないということです。
長期的に見て自分のスキルアップや時間の確保をして自分の成長に繋がるように時間とお金を投資をして、成長して自分の資産になるようにしていった方が良いなとそのyoutubeの動画をみて思いました。

今目の前の事実に対して考えることは大事です。
例えばyoutubeで娯楽をみるという行為は、娯楽に対して時間を売っています。娯楽用に動画の作成者に儲けが入ります。しかし、googleにもお金が入っています。googleがyoutubeの動画を作る人を事実上雇っているような構図です。
youtubeの娯楽の動画を観るということは娯楽に対して時間を売っているという事実を認識するべきです。

自分は時間を売っているということに対して、その人から時間を売った以上に価値を受け取ることはできているか考えることは大事です。
娯楽の動画を観るということは、刹那的には楽しいですが、一瞬で時間が消費されます。その時間は投資になっていません。
自分の時間を売って、その時間は今後のリターンに繋がっているか?を考えることが大事です。

投資で学ぶことは多いです。情報に対してどう行動するか、リスクをどのようになっていくか、複利的に成長していくにはどうすればよいか、なぜ良い企業は成長し続けているかなど個別株投資は学べます。

いつか自分が年を取っておじさんになったときに、人生で大事な事は個別株投資から学んだという本を出してみたいです。
その本の利益は、将来の若い世代の日本人のために日本のためになるようなお金に使えたらなと思います。


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