『人の行く裏に道あり花の山、いずれを行くも散らぬ間に行け』に学ぶ逆張り思考とは?

投資格言

今回は投資をしている方なら知っておきたい投資格言をご紹介します。


株式相場の世界では、先人がその経験から様々な格言を残していて、現代にも通じるものが多いです。
先人の格言を学び、現代に通じるところは投資手法に取込み、応用的に考え自分なりの行動規範を規律を制定すべきだと思い投資格言を取り上げました。

人の行く裏に道あり花の山、いずれを行くも散らぬ間に行けとは

有名な投資格言なのでもしかしたら聞いたことがあるという方が多いと思います。

人の行く裏に道あり花の山、いずれを行くも散らぬ間に行けの現代語の意味はきれいな花を求めて山に行くなら誰も行かない裏道を行く、そしてきれいな花が散らない間に行くのが良いです。

つまり、投資では他の人と同じように売買を行っている限り、利益は得にくいです。
他に人と逆の行動を素早く取ることが大事という教訓です。

類似語としては次のものもあります。

麦わら帽子は冬に買え」(季節外れの商品は安く買える→冬は麦わら帽子の需要がないので、安く買えます)

投資で株価が値上がりしている銘柄を見ると乗り遅れてしまう前に買わなきゃと思い、高値掴みをした経験があると思います。
しかし、高値掴みした結果含み損を抱えてしまい失敗してしまいます。
なぜ失敗してしまったのでしょうか。自分が購入したときには人気がありすぎて、価格が妥当ではないケースが多いからです。

例えば、1枚の絵が安く売られていて、実は一躍有名になった有名な方が書かれたというニュースがでたときに値段が跳ね上がりました。そこでその有名人がこれはチャンスだと思い、絵を描いて売れれば儲かると思い絵を描きました。絵は最初は売れたものの、少しずつ需要が減り、売れなくなってしまったからです。価格が跳ね上がったのは希少性があったからです。
絵が増えるごとに価値が目減りしていき、価格の下落とともに需要にも陰りが出てきました。
結果、最後に買った絵は全く価値がないものと判断されました。
みんなが持ちすぎていて、あまり欲しいなと思えなくなってしまったからです。

逆に他の人と違う逆張りの行動をするというのはどういうことでしょうか。
具体例でいえば、エネルギー株の株価上昇でしょうか。
エネルギー株は斜陽産業で今後需要が減っていく等で株価も低迷していました。
しかし、ロシアとウクライナの戦争でエネルギー等の資源価格高騰で石油業界や資源を取り扱う業界はとても儲かりました。
業績が好調なので増配などが行われて、株価も上昇していました。
エネルギー株を持っていた人は株価が低迷していたけれども株数を忍耐強く増やした結果、増配や株価上昇の恩恵を受けている方が多いと思われます。

一概に不人気だからといって、リターンが低くなるとは限りません。
むしろ株価が低迷しているのでそこまで株価が下がっても損は大きくは出しづらいです。
逆張り思考は孤独で忍耐強さが求められますが、リターンも大きくなることが多いです。

まとめ

投資格言を取り上げました。投資格言はとても示唆に富んでいて、時代を超えた本質的なものが多いです。
時代は変わっても本質は変わらない、物事の本質を見極めることが投資だけでなく人生においても大事です。

これからも投資格言を取り上げて、有意義な情報を発信していきますのでお役に立てれば幸いです。

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