投資格言『遠くのものは避けよ』に学ぶ投資先の選び方とは

投資格言

今回は投資をしている方なら知っておきたい投資格言をご紹介します。


株式相場の世界では、先人がその経験から様々な格言を残していて、現代にも通じるものが多いです。
先人の格言を学び、現代に通じるところは投資手法に取込み、応用的に考え自分なりの行動規範を規律を制定すべきだと思い投資格言を取り上げました。

この記事を読んで少しでもお役に立てれば幸いです。

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遠くのものは避けよとは

『遠くのものは避けよ』とは投資をする際に自分が興味や関心を持たないような商品、自分が全く分からない分野については投資をしないほうが良いという投資格言です。
株価が良い材料があって上昇した場合に全わからない分野や財務分析してもわからない分野に投資をした場合に、最初は上手く行っても後で失敗する可能性もあります。

ピーターリンチも同じような考えを持っています。
ピーターリンチはフィデリティ・インベスメンツの株式投資信託マゼランファンドの資産を1977~1990年までの13年間で2,000万ドルから140億ドルまで運用して増やしたポートフォリオ・マネージャーです。

ピーターリンチは一般消費者と同じ視点が必要と説いています。
例えば生活者になじみ深い生活必需品やデパートでどのような商品が売れているかなど無意識に考えています。アマチュアはその生活者の視点が強みとなります。
プロの投資家は短期的に利益を追求する必要があり、生活者の視点が不足している場面があります。
生活になじみ深いものであれば日本企業であればユニクロ、花王、ニトリなど生活に欠かせないものを取り扱う会社は成長してきました。

生活者の視点だけでなく、サラリーマンとして仕事をしていると会社の業界の現状や取引先の将来性を見て投資をするきっかけとなると思います。
もし自分が働いている会社に投資をすると考えることもできます。
現在の景気は悪くなりつつあり、原材料や電気料金が高騰しているので利益が逼迫しているので同業者の会社も業績が下がっている可能性が高い。だから、今は投資を急ぐべきではない。
会社の業績が少しずつ回復してきたら、投資を検討してみようという考えることができます。


自分が働いている業界を常に見ているので、業界の少しの変化や需要などがわかりやすいです。
自分が理解できない業界、なじみがない業界には投資は利益は得ることができますが、業界のリスクが大幅に表面的になったときに機敏に察知することは難しいです。

身近にある業界の情報を常に収集することによって投資先の情報収集の訓練となります。
情報のアンテナを張ることで情報収集力が高まります。
少しの時間からでもできることはあります。
今利用しているサービス、銀行やよく行っているデパートには何が売られているか?、どのような商品が売られているか?売れ行き良いのはどれか?

前に観た海外ドラマのシリコンバレーという映画で大物ベンチャー投資家のピーターグレゴリーという人物がいました。

彼は会社に到着して早々、自分が出資している会社から資金繰りに困っている、すぐにお金を出資してほしいといわれます。
しかし、ピーターグレゴリーは言います。
「今歩いていてハンバーガーチェーン店で人が並んでいた。僕は時価総額は知っているがどのような商品を提供しているかわからない。誰かその店のハンバーガーを食べたことをある人は?と聞きます。」
担当者はきょとんとして何をこの人は言っているんだと疑問に思いました。
緊急で出資してほしい人がいるのになぜ今ハンバーガーについて聞いているんだ?と。
担当者にハンバーガーをたくさん買ってこさせ並べてもらいました。

担当者に聞きます。
ピーターグレゴリー「今ハンバーガーの上にあるのはなんだ?」
担当者「ゴマです」
ピーターグレゴリー「多くのパンの上にゴマのトッピングがある。ゴマづくりには特殊な気候が必要だ」

そしてピーターグレゴリーはひらめきます。
ピーターグレゴリー「セミだ」
担当者「???」
ピーターグレゴリー「ミャンマーとブラジル」

担当者「??????」
ピーターグレゴリー「世界のゴマ生産国上位三か国で二か国に大量にセミがいる、ミャンマーでは13年に一度、ブラジルでは17年に一度来年に両国で大量にセミが発生する。大発生が起こるのは
本当に稀なことです。大量に発生するとゴマの作物が被害が甚大になるでしょう。
しかしインドネシアではセミがいないのとゴマがかなり安い。セミが大量に発生すればゴマの値段が大幅に上昇します。
もしゴマの価格が上がったら利益が6800万ドルになるとその予測収入から1500万ドルだそうといい、万事解決しました。」

まとめ

遠くのものは避けよの投資格言を取り上げました。
投資格言はとても示唆に富んでいて、時代を超えた本質的なものが多いです。
時代は変わっても本質は変わらない、物事の本質を見極めることが投資だけでなく人生においても大事です。


海外ドラマのシリコンバレーの話を挟みましたが、このドラマは本当に面白いです。
アメリカのシリコンバレーを舞台にオタクの主人公が起業をして奮闘しながらも成長していく、ギャグ要素もあるので見ていていて飽きない内容です。

これからも投資格言を取り上げて、有意義な情報を発信していきますのでお役に立てれば幸いです。

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