【高配当株】「アステラス製薬は絶対買うな」?YouTubeの暴落煽りを無視して気づいた、投資家が持つべき「自分の意志」とノイズの正体。

投資

はじめに:上昇する株価と、ふとした思いつき

最近では 日経平均が乱高下したり、為替が動いたりと忙しい日々ですが、僕が以前から保有している銘柄の動きが、最近とても堅調なんです。

その銘柄とは、「アステラス製薬(4503)」です。

製薬セクターの中でも高配当銘柄として人気があり、僕のポートフォリオの中でもそれなりに存在感を放っている銘柄です。ここ最近、そのアステラス製薬の株価がぐっと上がってきました。「お、これはいい調子だな」とチャートを眺めながら、僕はふと思いました。

「この勢いなら、さらに買い増しをしてもいいかもしれない」

配当利回りも魅力的ですし、長期で保有するなら今のうちに枚数を増やしておくのも悪くない。そう考えて、情報収集を始めたときのことです。この何気ない行動が、今回の記事のテーマである「市場のノイズ」と「自分の意志」について、深く考えさせられるきっかけになりました。

今日は、僕がアステラス製薬への追加投資を検討した際にYouTubeで目にした驚きの光景と、そこから学んだ「投資家として一番大切なこと」についてお話ししたいと思います。

少しでも参考になれば幸いです。


YouTube検索で直面した「絶望的な言葉」たち

投資をする際、今の世の中なら誰でもYouTubeやSNSで検索をかけると思います。僕も例に漏れず、軽い気持ちでYouTubeの検索窓に「アステラス製薬 投資」と打ち込みました。

検索ボタンを押して表示された動画のサムネイルを見て、僕は思わず目を疑いました。そこに並んでいたのは、僕の保有銘柄を全否定するかのような、刺激的でネガティブな言葉のオンパレードだったのです。

  • 「アステラス製薬、絶対買うな!」
  • 「アステラス、ガチホは致命的?」
  • 「まだアステラス製薬に投資してるの?」
  • 「減配リスク増大!今すぐ逃げろ」

……正直、心臓が「ドクン」と跳ねました。 自分が大切なお金を投じて保有している銘柄が、ここまで酷評されている。しかも、誰か知らない人だけではなく、登録者数の多い一般的な投資系YouTuberや、SNSで影響力のあるインフルエンサーまでもが、こぞって「アステラスは危険だ」「オワコンだ」といった趣旨の発信をしていたのです。その情報に触れれば触れるほど自分の判断は間違っているのではないかと不安になります。本当にその情報は正しいのだろうか、100人中99人が間違っているけれども、みんなが言うから正しいんじゃないかとも捉えることができます。

それらの動画をいくつか再生してみると、確かに「パテントクリフ(特許切れ)」の問題や、新薬開発の難航など、もっともらしい理由が並べられていました。

「もしかして、僕はとんでもない間違いを犯しているのか?」 「今すぐ売らないと、資産が溶けてしまうんじゃないか?」

画面越しに語りかけてくる彼らの自信満々な言葉を聞いていると、さっきまで感じていた「買い増ししようかな」という前向きな気持ちは一瞬で吹き飛び、代わりに冷たい不安が押し寄せてきました。保有していること自体が間違いであるかのような錯覚に陥ったのです。
株価が下がるとなおさら自分の投資判断に自信がなくなります。だからといって耳障りが良い情報ばかり肯定してくれる情報ばかりに目を向けて投資をするのもリスクがあるので注意が必要です。


しかし、現実は違っていた

不安に駆られながらも、僕は一度冷静になるために画面を閉じました。そしてもう一度、証券口座のアプリを開いてアステラス製薬の株価を確認しました。

そこで僕は、ある事実にハッとさせられました。

YouTubeであれほど「買うな」「暴落する」「終わった」と言われていたにもかかわらず、直近の株価はしっかりと上がっていたのです。

もし彼らの言っていることが「絶対的な真実」であれば、株価は暴落していてもおかしくありません。みんなが逃げ売りして、安値を更新し続けているはずです。 しかし現実は、静かに、けれど力強く右肩上がりを描いていました。

「あれ? 彼らが言っていたことは正しくなかったのか?」

もちろん、長期的な視点で見れば彼らの懸念材料が現実になる可能性はゼロではありません。ですが、少なくとも彼らが「今すぐ逃げろ」と煽っていたタイミングにおいて、市場は逆の答えを出しました。

この経験で、僕は改めて痛感しました。 「こういう極端な意見は、少なからず期間的なノイズである」ということを。

YouTubeやSNSは、どうしても「注目を集めること」が優先されます。「堅調です」「ホールドで大丈夫です」という穏やかなタイトルよりも、「暴落!」「危険!」「絶対買うな!」という強い言葉の方が、クリックされやすいのです。再生数を稼ぐための煽りサムネイルや、不安を煽るポジショントーク。それがインターネットの世界には溢れています。

インフルエンサーが言っているから正しいわけではない。 再生数が多い動画だからといって、その予測が当たるわけではない。

株価が上がっているという事実を前にして、僕はその当たり前の、しかし忘れがちな真理を突きつけられた気がしました。


「ノイズ」の中にこそ、チャンスが生まれる

今回の件で僕が強く感じたのは、「市場にノイズが溢れている時こそ、実はチャンスなのではないか」ということです。

投資の世界には「人の行く裏に道あり花の山」という格言があります。 みんなが「良いぞ!」と絶賛している銘柄は、すでに株価が上がりきっていて、配当利回りも低くなっていることが多いです。逆に、今回のアステラス製薬のように、YouTubeで「終わった」「買うな」と叩かれている時は、多くの投資家が不安になって手放しているタイミングかもしれません。

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もし、その企業の「稼ぐ力」や「将来性」が完全に失われていないのであれば、株価が下がって割安に放置されている状態は、高配当投資家にとっては絶好の「仕込み時」になり得ます。

今回のYouTubeでのネガティブキャンペーンも、見方を変えれば「ノイズ」です。 そして、このノイズに惑わされて狼狽売りをしてしまった人がいたとしたら、その人の損失は、信念を持って買い向かった人の利益に変わります。

自分の保有銘柄が悪く言われるのは、決して気持ちのいいものではありません。不安になりますし、怖くなります。 でも、「保有銘柄だからこそ、なおさらチャンスが生まれる」と捉え直すことができれば、見える景色は変わってきます。

みんなが恐怖を感じている時に、冷静にその企業の価値を見極める。 ノイズをノイズとして処理し、感情ではなく事実に基づいて判断する。 それができた時、市場は僕たちに「利益」という形でリターンを返してくれるのではないでしょうか。

適度に情報に触れる機会を積極的減らす事も大事だと思います。
つまり情報のノイズキャンセリングが必要であると僕は思っています。


最後に:自分の意志を持って投資をするということ

結局のところ、今回の出来事で僕が一番言いたいのは、「自分の意志を持って投資をしていくことの大切さ」です。

YouTubeで誰かが推奨していたから買う。 インフルエンサーがダメだと言ったから売る。

こういった「他人の意見」に依存した投資スタイル(いわゆるイナゴ投資)は、本当に危険です。なぜなら、予想が外れた時に「あのYouTuberのせいだ」と他責にしてしまい、何も学べないからです。それに、他人の意見で買った株は、少し下がっただけですぐに不安になって手放してしまいます。

僕がアステラス製薬を保有し続けているのは、YouTuberが良いと言ったからではありません。 僕自身が、アステラス製薬の過去の業績、配当への姿勢、分析と情報収集も重ねて、「これなら長期で持てる」と判断したからです。

もちろん、僕の判断が間違っている可能性もあります。将来、本当に株価が下がるかもしれません。 でも、それは「自分で調べ、自分で決めた結果」です。それなら納得がいきますし、次の投資への反省材料として活かすことができます。

今回のYouTubeでの「アステラス・バッシング」を見て、僕は逆に決意が固まりました。 「周りがなんと言おうと、自分の投資シナリオが崩れていないならホールドだ。むしろ、みんなが怖がっている今こそ、冷静に買い増しを検討しよう」と。

投資には、必ず「期間的なノイズ」が発生します。 良いニュースで過熱することもあれば、悪いニュースで必要以上に悲観されることもあります。

そんな時、私たちを支えてくれるのは、「なぜ自分はこの銘柄を買ったのか?」という原点(投資シナリオ)と、「周りに流されずに決断する」という自分の意志だけです。

もし今、自分が保有している銘柄がSNSで叩かれていて不安になっているなら、一度画面を閉じて、静かに自問してみてください。 「YouTuberの言葉と、企業の決算書。どちらを信じる?」 「株価のノイズと、自分の投資目的。どちらが大切?」

今回の僕のアステラス製薬の件が、少しでも皆さんの投資判断のヒントになれば嬉しいです。周りの雑音に惑わされず、自分の意志を持った強い投資家として、これからも相場と向き合っていきましょう。

僕も、自分を信じて、コツコツと高配当株を積み上げていきます。


まとめ

  • 株価上昇中のアステラス製薬への追加投資を検討中に、YouTubeで大量のネガティブ動画を発見。
  • 「絶対買うな」「オワコン」といった煽りに不安を感じたが、実際の株価は上昇しており、動画の内容は短期的には正しくなかった。
  • SNSの過激な意見は「期間的なノイズ」であり、再生数稼ぎの側面も強い。
  • 多くの人が批判している時や恐怖を感じている時こそ、割安で買えるチャンスが生まれる可能性がある。
  • 最も重要なのは、他人の意見(ノイズ)に流されず、自分の調査と意志に基づいて投資判断を下すこと。

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