株価上昇に期待するのではなく配当金に焦点を当てるべき理由について

投資考察

今回は配当金に焦点を当てるべき理由を記事にしていきます。
昨日半日ほどサウナにいて考える時間があり、株価の上昇を期待して投資をした配当株と配当金を重視した配当株の投資について考えていました。考えた結果、僕にとって価値ある有益な考え方に繋がりました。考えをシェアして、少しでも高配当投資家に参考になれば幸いです。

株価上昇に期待するのではなく配当金に焦点を当てるべき理由

なぜ株価の上昇を期待して投資をした配当株と配当金を重視した配当株の投資について考えていたかというと、以前から明治ホールディングスに投資をしたいなとずっと思っていました。明治ホールディングスは現在配当利回りが2.9%ほどで高配当株とまで言えるほどでもないです。明治ホールディングスは直近では業績が低迷していますが、財務はより改善してきていて自己資本比率が60%台で、キャッシュフローも流れがよく、お菓子業界でブランドも確立していて、今後10年後いる可能性が高いです。
しかし、以前ですね花王に投資を失敗してしまったので、明治ホールディングスに投資をするとなった時に花王の投資の失敗が頭をよぎります。花王の投資の失敗はけっこう自分に衝撃が大きかったです。明治ホールディングスと花王は業種は違いますが、投資先として似ているんです。株価が以前より大幅に下落しているので値上がり益も期待できる、配当利回りは特段高いわけではない、財務良好、株主還元良い、キャッシュフローの流れ良いなど共通点が多すぎて、失敗のフラグが経っているのではないかと考えていました。

花王に投資を失敗して、僕の他の投資先の銘柄は基本的にはプラスになっています。投資先で含み益になっている共通点は何なのか?花王とは違いなぜ結果として良いのか?などいろいろ昨日考えていました。

その結果辿り着いた考えは株価上昇に期待して投資をした花王と、増配を期待して投資をした高配当株が違いなのではないかと結論しました。

当時僕は花王に投資をしたときにたしか、7,000円台だったと思います。9,000円台に株価もいたときもあったので、ここから上がるだろうと思っていました。業績が低迷して6,000円台に行った時もいずれ株価が上昇した時に大きく含み益が増えていくだろうと値上がり益を重視して投資を行っていました。結果損失を大きく出してしまい失敗してしまいました。株価上昇することばかりを意識した結果だったのだと思います。

一方で、僕が投資している伊藤忠商事、NTT、三菱UFJ、兼松など株価上昇の恩恵だけでなく、高配当と増配力の恩恵を受けています。
高配当株が近年人気が出てきているので、いずれ株価上昇の恩恵は少なくなると思います。
投資先は値上がり益を狙った投資先ではまったくありません。
もちろん、5年後の株価を試算して今は割高かとかを考えては投資をしています。
配当金を重視した投資先となっています。配当金を重視しているので、増配があるか配当金は安定的に出し続けているかなどを見ています。投資先の株価を追わなくなりました。もちろん、株価が上昇して含み益が増えたら嬉しいです。
含み損になっても、株数を増やすことができるので結果的に良かったです。
今年の配当金はいくらぐらい増えるのか、投資先の増配した企業でより配当金を再投資できるなど楽しみが増えてきます。
配当金の受取額をエクセルやアプリで可視化するとモチベーションも変わってきます。僕は配当金に関してエクセルで可視化して、モチベーションを保っています。

高配当株にもいろいろ種類があります。

超高配当株→一時的に超高配当で減配する可能性が高い、増配力も高い高配当株です。 難易度は変わります。業績が悪くなった時に減配するのではと株価が下落してしまう可能性があります。業績が良い局面では、増配が期待出来て株価上昇も期待できます。諸刃の剣です。
ex)JT、海運株、日本製鉄

安定高配当株→安定的に配当金を出し続ける、増配もそこそこ行う。配当利回りはそこまで高くはない。難易度は普通。
ex)NTT、KDDIなど

完成系高配当株→高配当完成系。成熟産業、斜陽産業に多い。配当利回りが高いだけでなく、増配も行う、金のなる木です。難易度はそこまで難しくない

ex)三菱UFJ,ms&ad,三菱HCキャピタルなどの金融系

未来の高配当株→今は配当利回りが高いわけではないが、ゆっくりと増配傾向にある。難易度がかなり難しい。長期保有という忍耐力を持つだけでなく、業績が悲観的でも持ち続けることができるかが問われる。

ex)花王、アステラス製薬など

花王に関しては難易度の高い投資先でした。アステラス製薬も投資をした当初は、含み損を抱えてしまって、配当利回りがそこまで高くないので、忍耐力が試されました。
しかし、株価の上昇も期待はしてはいますが、大事なのは配当金であるという考えに切り替えてからは株価が下落局面にあっても、むしろチャンスだと思い購入することができるようになりました。
アステラス製薬に関しては人気があったときに高値圏で投資をしたわけでもないので、大きく怪我も負うことはありませんでした。アステラス製薬の株価がここから大きく下げても、含み益が減ってしまって残念だと思うこともあるかもしれませんが、配当金の受取額を可視化して意識してからは増配しているかどうかを重視しているので株価は上がったらラッキー、下がっても購入するタイミングがありラッキーとどっちに転んでも良い感じです。

株主優待に関しても同じことが言えるのではないかと思います。
株主優待を狙って投資をしているので、株価上昇を期待をして投資をしていない人のほうが多いような気がしました。株主優待廃止のリスクはもちろんありますが、人気な株主優待という下落耐性の属性を付与するのと個人の支出を減らすコスト削減で投資に投じるお金を増やすだけでなく、配当金も出してくれる企業もあります。
長期保有制度や配当金も増配してくれれば、資産の増加もゆっくりプラスになってくると思います。

含み益を増やす事よりも配当金を増やしていくことに注力すること。含み益より株主優待の数を増やしていくことに注力すること。これが結果的にトータルでプラスになるのではないかと今思っています。
もちろん配当金重視をしすぎると弊害もあると思います。そのことがわかりましたらまた記事にしてアイディアを共有したいと思います。

投資の王道は高配当投資、長期投資、分散投資です。
株価を追うのではなく配当金を追うことが大事です。



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