増配力がある高配当株への投資について考える。増配の威力はすさまじいと驚きました。

投資考察

今回は増配力がある高配当株への投資について記事にしていきたいと思います。
3月決算企業の通期の決算が発表されて、投資先の企業が全体的に増配してくれました。アステラス製薬の決算の時に増配を発表して、計算して受け取る金額が大きく増えたなと気づかされました。
その時、JTのような超高配当株も大事ですが、安定して増配力もある高配当株への投資をしたほうが資産が拡大していくのではないかと思えてきました。
少しでも高配当投資のモチベーションに繋がればなと思い記事にしましたので、お役に立てれば幸いです。

増配力のある高配当株への投資について

3月決算の現在保有している配当金の受取額の図と増配率や配当金がどれくらい増加したかを数値で出してみました。結果的に配当金の増加額は22,140円増えました!!これは僕にとって衝撃の結果でした。配当利回り4%で50万円分の投資先に投資をするとやっと年間20,000円程になりますので、この結果はすごいのではないかと驚いています。業績が好調な結果増配してくれている企業もありますので大きく配当金額が増えているとも考えられます。
投資先は増配を意識した投資先が多いですので、また来期も増配してくれると思っています。増配してさらに配当金が2024年3月期より年間20,000円近く増えたら興奮してきました。
つまり、
増配力のある高配当株へ投資→高配当金受け取る→増配で配当金増える→増配した配当金の再投資
と好循環のあるループに繋がります。投資金額が増えてくるとさらに配当金の増配額が増えていくと思います。配当金の再投資額も増えていきます。まだ小さいですが、ゆっくり複利的に増えていくというのはこういうことなのかもしれません。ゆっくり雪だるまを押していき小さかったものが徐々に年度ごとに大きく成長していく。
著名な高配当投資家で資産を築いた人たちは配当額が複利的に成長していくと言及していて、聞いたときは実感が湧きませんでしたが、数値化して配当の受取額の増加額を可視化してみると複利的に増えていくのを実感的に湧いてきました。
一番増配率が高かったのは三菱UFJフィナンシャルグループでした。1株配当が2023年3月期32円→2024年3月期41円(増配率28.1%)です。三菱UFJフィナンシャルグループの決算資料にも増配の言葉が強調されていました。三井住友フィナンシャルグループを意識して負けられないと感じられました。ただ来期も増配してくれると思いますので期待はしています。また僕の中で投資先を問題児、花形、金のなる木、負け犬と分類して投資先を管理してます。

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三菱UFJフィナンシャルグループは金のなる木として投資先を分類しています。最初から高い配当利回りだけでなく、さらに増配もしてくれる投資先ですので育てやすい銘柄です。三菱UFJフィナンシャルグループだけでなく、金融株全般的に安い株価水準で配当利回りが高く配当の増配力がある銘柄が多い印象です。金融株全般的に長期で保有するとなると配当利回りが高くなるので投資先として魅力があります。金融株は景気敏感株ですのでリスクもあり、リスクが顕在化したときは株価も大幅に下落するということは承知して投資を行っていくべきです。現在投資先の三菱UFJフィナンシャルグループの取得単価利回りは6.5%となっていますので、長期保有を前提にして増配してくれれば配当利回りが7%越えもあるでしょう。毎年増配まではいかないですが、10%ほど増配している年が10年間で何度かありましたので長期保有前提で持ち続ければ配当金の増加と共に資産の増加も目に見えてくると思います。
NTTやKDDIは個人投資家に人気な銘柄ですが、増配率に関しては5%以下となっていて物足りないかもしれません。しかし、NTTやKDDIは安定的に配当金を出し続けてくれるという安心感や増配も意識した還元姿勢から今後も長期保有前提となれば投資妙味があると思います。仮にNTTの配当金が年4.2%ほど増配していき5年間保有していくとなると配当金は株式分割を考慮しなければ
2024年125円→2025年130円→2026年136円→2027年141円→2028年147円→2029年153円(配当利回り3.71%-株価4,134円)となります。5年間保有で配当利回り3.71%かとがっかりするかもしれませんが、仮に10年後も保有し続ければ配当利回りも高くなり、そこまで配当利回りも高くなれば成長していることが前提になってきますので株価も業績と共にゆっくりと伸びていくでしょう。長期保有で育てていく投資先だと思っていますので、すぐに資産を拡大させたい、もっと配当利回りが高い銘柄に投資をしたいという方には面白味に欠けるかもしれません。
僕が確信しているのは長期で保有し続ければ、増配とゆっくりとした成長で持ち続けて良かったなと思える会社だと思っています。KDDIも同様に思っています。NTTにまた投資をする予定で、取得単価利回りが5%を超えたときに追加で投資を検討していきます。

伊藤忠商事も直近では資源高や為替の影響で増配力もあります。伊藤忠商事に関しては非資源の割合が大きいのと過去の配当性向を見ても安定的に35%台を維持できているので、今後も長期的に保有し続ければ増配と共に配当金受取額の増加と資産の増加も目に見えてくると思います。

日本の会社で株主還元に厚い会社が多くなってきています。自分が分析してこれだと思う高配当株を長期で保有し続ければきっと増配と共に配当額も増えて資産の拡大に繋がると思っています。目先の配当利回りが高い銘柄へ投資も良いことですが、増配を意識した高配当株への投資も長期的に見たときに結果として良くなると確信してきています。

急がば回れじゃないですが、短期高配当株より長期高配当株へ投資をすることが大事です。

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