最近の損益状況について。含み益は幻で、幻に行動を左右されてはいけないです。

投資考察

今日は現在投資を行っている損益状況についての考えと、自分の投資の心理状態を把握して分析して冷静さを取り戻すために記事にしました。
この記事を読んで少しでもお役に立てれば幸いです。

最近の損益状況について

最近ようやく投資先の銘柄がすべて含み益になりました。中には含み益と言えるかわからない金額もありますが。これは決して優越感に浸ったり、自慢でもありません。
上には上がいるので、比較の対象にはならないでしょう。これぐらいの損益で満足したら先はないです。
なぜ資産の損益状況を公開したのかというと自分のリスクを取る姿勢が高まっていて非常に危うい状態だからです。

リスクの話では、ギリシャ神話のイカロスがよく話でたとえられます。イカロスは塔に閉じ込められて、逃げ出すために翼を集めて作りました。父のダイダロスは忠告します。翼で空の中くらいの高さを飛ばないといけないとダイダロスは忠告します。低く飛ぶと霧が翼の邪魔します。高く飛びすぎは太陽の熱で翼の蝋が溶けてしまいます。イカロスは忠告を聞かず太陽に近づきすぎて、蝋でくっつけた翼が蝋が溶けて翼が取れてしまい、大海原に落下してしまいました。

イカロスのこの行動は投資家にも当てはまります。リスクを取りすぎてリスクに気づかず、リスクが顕在化したときに取り返しのつかないことがわかり現実だと認識します。

今含み益という幻から生まれる翼があるからとリスクのある投資先に投資を行おうとして、大きく含み損を抱えてしまう危険な爆弾を抱えていて大海原にまさに落ちる手前まで来ています。

最近また日本郵船に投資をしようか迷っている自分がいます。日本製鉄にも投資をしようとする自分がいます(前の記事で日本製鉄に投資をしようといった矢先、考えが2転、3転してしまいすいません)。内心焦っているのだと思います。また日本郵船が増配したら、もう買えなくなる。日本製鉄も増配の可能性がある。チャンスを逃さないように、慌てて投資をしようとしている自分がいます。色々と理由をつけて投資をしようとする自分がいます。おそらく、含み益が増えてきたことで含み損を抱えても大丈夫だろうというリスクをとっている自分がいます。
含み益や含み損を抱えているかで心境もかなり違うと思います。仮に全銘柄含み損と想定します。
すると、行動もこれ以上含み損を抱えないようにリスクのある投資先はきっと避けるはずです。僕ももし含み損をすべての銘柄で抱えていたら、日本郵船には投資をしないと思います。その考えに至らないと思います。今の含み益の現状が本来の自分とは異なる軽率な行動に走らせます。
自分を客観的に見たときに自分の投資規律に従い投資をするのであれば、今の段階で日本郵船に投資をする行為は投資規律から外れた行為となります。

人は面白いです。外部の環境や誘惑、出来事など様々な影響を受けて考え方や行動が変わります。
日本郵船に投資をするときに、果たして10年後、20年後に同じように利益が出ているかは可能性は低いです。日本郵船の株価が低迷しているというのであれば、今から投資をするという考えは良いと思います。つまり、安いタイミングで株価が下がっている場面でリスクが下がってきていてかつ株価上昇のメリットもあると考えれば旨味があります。しかし、今株価が上昇してきているので難しいです。

日本郵船のような高配当株は株価が上昇したり下落したり、浮き沈みが激しいです。誰もが今の業績が一過性のもので、配当も今後維持することは難しいと考えています。ただ誰もが思う減配するのではないかという常識にとらわれるのではなく、株価が下がり居心地が悪い状況の中で投資を実行するタイミングであれば投資を行っていくべきだという逆張りのアイディアはあります。

今日は本当は日本製鉄の株式分析の記事にしようと思っていました。
日本製鉄の投資先としての良さに気づきつつある半面、一旦落ち着いて冷静に考えるべきだと思い今回頭の中を整理するために記事にしました。

日本郵船と日本製鉄の投資は今後も考えてはいきます。
日本製鉄のほうが投資対象として魅力を感じています。今の株価が仮に上昇しても、情報分析してより投資対象として魅力があり、仮に減配して、含み損を抱えても10年先も保有する価値があるのであれば投資を検討していこうと思います。

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