水戸証券【8622】の配当利回りが7%と高い!投資先としてありか?

★★購入は待ったほうが良い

最近、Yahooの配当利回りランキングを見ていて、見慣れない会社が上位にいましたので思わず2度見していました。その会社は水戸証券です。現在水戸証券の配当利回りは7.36%です。めちゃくちゃ高い!!どうやら2023年3月17日に大幅増配を発表したようです。今回は水戸証券は投資先としてありかを検討したいと思います。

大幅増配の発表

(水戸証券IR資料引用)

水戸証券は2023年3月17日に大幅増配を発表しました。2022年3月の1株配当金14円から2023年3月の1株配当金は22円となりました。中期経営計画(2023年~2025年)の期間で水戸証券は年間配当金を下限として1株当たり20円と配当金をしています。20円だと配当利回りは6.68%ほどになります。それでもなかなか高いですね。今後減配するのではないかと気になる点があります。
注意点としては今回の期末配当金に対して20円を出すので、今年の3月末に権利確定は過ぎている点です。2024年3月期の1株あたり中間配当金が少ない恐れがあり、1株あたり期末配当金で多く出すパターンが可能性としてありますのでそこの点は注意が必要です。中間と期末で同額の配当になればいいですが、悲観的に考えるとない可能性があります。焦って今の段階から投資をするべきではないです。

配当は増配したり減配したりと安定感には欠けますね…。2019年には配当性向は100%超えています。2022年の段階でも配当性向は65%とかなり高い水準です。

発表の文章の中に配当性向という文言はなく、現在の純資産の状況から配当を還元するとあります。なるほど。となると純資産配当(DOE)に近しいものを採用していることでしょうか。

DOEとは株主資本に対して企業がどれくらい利益配分を行っているかを示すものです。

純資産配当率(DOE) = 配当性向×自己資本利益率(ROE)×100% = 年間配当総額/純資産×100

DOEのメリットとしては株主資本に対して配当金額が決まります。その機の利益に左右されずに安定した配当還元が可能となります。株主資本が増加すると増配もする可能性も高まります。

DOEは上場企業で平均が2.8%ですので直近では平均を下回っている状態です。良いですね。別の証券会社で松井証券はDOEを採用していますが、平均10%を超えていますのでかなり高い水準で配当を還元しているのがわかります。

水戸証券の良い所は財務健全性が高い点にあります。自己資本比率が60%台と他の証券会社と比較するとかなり高い水準です。素晴らしいですね。

投資判断

水戸証券の株価は299円(2023年4月19日)です。僕としては焦って投資にまで行く必要はないかなと考えています。2024年3月期の1株あたり中間配当金が少ない恐れがあり、1株あたり期末配当金で多く出すパターンが可能性としてあります。狙うとなると来年の3月までに購入ということになりますでしょうか。減配も何度かしていますが、中期経営計画の期間中(2023年~2025年)は20円を下限として還元するとあるので短期での投資はありかなと思います。減配しないとは絶対に言いきれませんので注意です。減配をしている企業が、配当下限を設けたからといって信じ切るのは難しいです。
長期的に見たときに業績はあまり成長は見込めないと考えていますが、高配当株の金のなる木の役割を果たしてくれると思います。
業績が好調で増配をするパターンではないので、僕の場合は投資判断を見送ります。

まとめ

最近日本たばこ産業やヒューリックなど狙っていましたが株価が上昇してきているので投資を今は控えています。DCMホールディングスも狙ってはいましたが、1,400円ぐらいまで上がってしまったので今のところは投資は考えていません。

今は辛抱しないといけない時期なのかもしれません。

最近は日本製鉄がかなり気になっています。現在、情報収集を進めていて投資先としてかなり魅力が高まっていて、株価次第ですが資金が貯まり次第投資を検討している銘柄です。日本製鉄の潜在性にかなり心酔してしまいました。仮に減配しても欲しいです。ただ、3,000円台の株価が大幅に上昇する局面であれば投資を見送ります。

あと最近気になるのは竹内製作所、荏原製作所ですね。竹内製作所は僕好みの業績の銘柄ですが、最近また株価が上昇してきているので投資タイミングが難しいです。


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