2022年投資規律の振り返りと再考2回目(2022年12月24日)

投資
投資規律について(2023.12.24-4回目更新)
規律1.負けないように投資をする 株式投資は勝ちに行こうとすればするほど、勝つことは難しいです。勝つということにこだわることは、リスクをとってリターンを得ることに重きを置いてしまい、損失が出た際に市場に残ることができないかもしれません。勝つ...

規律1.負けないように投資をする

株式投資は勝ちに行こうとすればするほど、勝つことは難しいです。
勝つということにこだわることは、リスクをとってリターンを得ることに重きを
置いてしまい、損失が出た際に市場に残ることができないかもしれません。
負けないことにこだわることは、保守的に見えがちですが自分を律して
どのように負けないように投資をするか、リスクをとりすぎてないかなど
構えることができます。

資産は全体的に上昇して、負けないように投資はできたのではないかと思います。来年は景気後退が米国、中国両者ともに陰りを見せ始めています。来年も厳しい相場になる可能性はあります。市場も一筋縄ではいかないです。株価も下落幅が大きくなった時に、自分の投資規律と感情のコントロール、時間をかけた情報の質から厳選したポートフォリオを総動員して立ち向かう必要があります。

とりあえず負けないように投資をすることを第一に重点を置き、リスクの分散も意識しつつ資産形成に励み質素倹約を徹底して常に自己研鑽を怠らず、投資家として成長していきます。

規律2.投資手法を変えないで続ける

投資手法は変えず行っていきます。

  • 配当利回り3%以上
  • バイ&ホールドを前提に、トレーディングをするのではなく株式に投じるのは事業を持つという意識を持つ
  • pbr1.5以下(1倍以下が好ましいです)
  • per15倍以下(10倍以下が好ましいです)
  • 財務体質が良い(自己資本比率40%以上)
  • 期待収益率15%以上(株価を試算+配当利回り)
  • 永続的な会社を厳選する
    →ビジョナリーカンパニーの内容を基準に選ぶ。ただ、ビジョナリーカンパニーを妄信するのではなく違う考えを取り入れて、考えを醸成させる。
  • 含み益と同様に株数を増やしていくことを重視

規律3.長期保有を前提に投資をする

長期保有を前提ですので、基本はバイ&ホールドです。長期保有をするために1銘柄に対して分析する時間をかけて、他の銘柄に目移りしないようにします。

長期保有に関しては、何度か含み益が増えてきた銘柄に対して売却を考えてしまったので反省しなければなりません。三菱UFJの200株保有のみで、銀行業に対してそこまで含み益を期待しておらず高配当を受け取り長期で持ち続けるスタンスでしたが、急激な株価上昇に感情がぶれてしまいました。
頭の中では安易に今短期的に売却して儲けたいという自分がいるのが見えていて、内心まずいなと思っていました。長期保有を前提で投資をすると考えると本当に今は売るという決断をするか?含み益を目的に投資をしているのか?長期的な資産の価値の上昇のほうが良いのではないかと考えて売却を辞めました。また最近では、もし○○だったらという思考を取り入れています。
もしウォーレンバフェットやチャーリーマンガーだったら、いきなり株価が上昇したからといって短期的な売却をしないはずと考えています。
含み益が出ると気分が高揚して、含み益がある情報ばかりを追うようになってしまい、視界が狭まります。

規律3.長期保有を前提に投資をするには以下の規律を追加しました

・含み益がでて売却を考えたら、もし○○という人物だったらと考える
→ウォーレンバフェット、チャーリーマンガー、ハワードマークス、ティリングハスト

・そもそも売却を前提に考えず、長期的な成長に投資をするのに売却をするというのはなぜか?
→投資をした当初の理由を考える

・売却は絶対にしないというスタンスは駄目。絶対ではなく、必要性があれば行う。基本的には売却をしないですが、節税のためなどの特殊な事例は除きます

規律4.周りが儲かってても焦らない

周りが利益が出ていると自分も負けじとリスクを取りに行き過ぎてしまう傾向にあります。
自分自身は今年は商社株や銀行株の株価上昇の恩恵を受けていましたが、銀行株に関しては三菱UFJを200株のみしか保有していなかったことで大量に銀行株を保有している個人投資家に対して羨ましい気持ちが芽生えていました。他人の資産の含み益を増えているのを見て、負けじと他の高配当株への投資を焦って行うような自分が見え隠れしました。

他人の含み益をみて羨ましいという気持ちで投資判断を変えてしまうと、誤った判断に繋がります。
他の人の資産に負けないように含み益を増やさないと我を忘れて投資を行うようになれば失敗に陥ってしまうので規律4に以下の規律を追加しました

・人の資産の増加は参考程度にする(SNSなどの人の資産公開は極力見ない)

・人の資産の増加をみて、投資判断を考えるようになったら一時立ち止まるべき。

規律5.マーケットで生き残る

今年も無事何とか生き残ることができました。凡人な自分でもなんとか生き残り続けることができました。市場で生き抜くためにも、過度なリスクを取らない。自分の立ち位置を常に意識する。
ハワードマークスの振り子を意識するに感化されました。
振り子は今どこにいるか。極端に左にいるのであれば、平均にいずれ戻るのでそれまで待ってみようという考えもすることができるようになりました。

今年は厳しい相場でしたが、来年も気を緩めず市場のノイズに惑わされず、自分を律して投資を行い負けないように投資を行い生き残り続けます。

規律6.感情で判断しない

感情を伴った投資判断で今まで良い結果が出てません。
ストレスなく、穏やかに一定にコツコツと感情を律して投資をします。

今年は昨年度に比べて感情のコントロールを意識して投資に取り組めたのが少しは成長したなと思いました。客観的に今自分は感情的になっているなと見れる場面があり、その際には判断力が落ちてしまうので判断は下さず、違うことを考えるようにしています。
感情のコントロールは難しいので、来年も同様に心穏やかにメンタルを正常に意識してコツコツと淡々と投資を機械的に行っていきます。

規律7.長期の目線で考える

短期的に値上がりするから、配当を手にするために直前に購入するといったことはしません。
長期で投資判断を決断します。

  • 高配当だが、本当にその配当を将来にわたって出し続けることはできるか
  • 2.5~3か月の権利落ち前に購入します
  • 期待収益率を算出して15%以上の銘柄を選定します

規律8.儲けようと投資をしない

まだ経験歴は短いですが、今のところ儲けようとして投資はあまり良い結果は生んでいません。
花王は株価がもっと上昇するだろうと投資をしましたが痛い目に遭いました。良い経験値として次に生かせるきっかけになりました。
NTTや伊藤忠商事、三菱UFJなど高配当株に投資をして高配当を受け取るということを意識して株に取り組んだほうが結果として良かったです。目先の株価上昇にこだわるのではなく、配当金を積み上げていくという意識にシフトすることで着実にゆっくりと含み益と配当金が増えています。
僕は農耕民のように配当金という果実を受け取り、また優良株という種を畑に植えて、時間という肥料を与えて、果実を受け取るというスタイルがあっているんだなと思います。果実を受け取るときにたまに含み益という綺麗な花を愛でるくらいがちょうどいいです。配当金だけでなく、株主優待も欲しいですね。四季折々に配当金を受け取る、つまり配当金を受け取る時期を3,6,9,12月と限定的ではなく、配当金を毎月貰えるようなポートフォリオにしていみたいです。また狩猟民のようにマンモスを倒すためにリスクをとって、戦いに行くのは僕だったら真っ先に死ぬでしょう。狩猟民のようなセンスのある生き方ではなく、地味にコツコツと土地を耕す農耕民をして晴耕雨読を楽しみます。

規律9.安全域を意識すること

リーマンショックやコロナショックなどの株価暴落は市場から投資家を取り除きます。自然淘汰のように、ある生物は絶滅し一方である生物は生き残り続けています。違いは何なのだろうか?運でしょうか?運を実力と勘違いして勢いに乗り失敗して、投資家として寿命を縮める場合もあります。来年、再来年と未来は誰にも予測できません。ブラックスワン理論のように、白鳥はすべて白いものだと信じられていました。しかし、初めてオーストラリアで黒鳥が発見されたとき何千年も何万羽も観察した当たり前のことがたった一つのことに完全に覆されたというものです。一つのことが大きく変化を及ぼすのはまったく予想はできません。
複雑な世の中で、人々は起きなかった歴史に関しては焦点を当てず、起きたことに対して車のバックミラーのように後付けで解説をしています。起きなかった歴史は、過小評価されがちです。
世の中は過去の経験から未来は予測できる断言しています。しかし世の中は思った以上に複雑に絡み合っています。
不確実性の中で、投資家は行うべきは負けないように投資をして安全域を意識をすることだと思います。株価が暴落した際にどれくらいまで落ちても損失に耐えることができるかを株価を試算することも良いかもしれません。また、株価が下落した際に配当利回りがどれくらいになるかも下限で計算して投資をするのも良いことだと思います。

規律10.規律1を忘れない

規律1.負けないように投資をするを忘れずに投資をおこないます。最初の規律1を重視して投資を行い、最後に規律10で負けないように投資をすることを念頭にすれば、市場で生き残り続けることができると考えています。大きくリターンを得ることは難しいと思いますが、亀のようにゆっくりゆっくり成長していき、ウサギを追い越します。狐のように多くを知ることを重点的にするのではなく、針鼠のように原則を知り負けないように生き残ります。

制約と誓約を設けて今後の荒波に舵を切り生き残ります。理想はシーラカンスみたいな感じで生き残りたいですね。シーラカンスは生き残り続けている理由は深海に敵が多くなかったということがあげられます。
敵と遭遇しないで戦わずしてのどかに生き残りたいものですな。

まとめ-新NISAについて、税金上がるのではないかと悲観

2024年にNISAが新しくなると個人投資家界隈では喜びの声が聞こえてきますが、話がうますぎるような気がするなと思います。

現在投資にかかわる税金は20.315%ですが、25%ぐらいに上げてもおかしくはないのではないかと不安視しています。著名な投資家の方のレビューを見てみても良い所しか焦点が当たっていないと思っています。
NISAの税金が恒久化など嬉しい反面、税金が上昇すれば高配当投資家にとってかなり厳しくなりそうです。税金を上げると岸田さんから発言をして、今持っている株の売却をする必要があるという立場に持っていき、売却から税金をふんだんに取りまくると勝手に妄想しています。
万が一のことを考え税金面を考えると、今ある一般枠の株式の売却も想定すると考えたほうが良いのかもしれません。
今後もより時間をかけて質を伴った投資を行っていく必要があります。

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