なぜ資産形成をする必要性があるのかを考えてみたい

今回は資産形成をする必要性について考えていきたいと思います。
最近起きた出来事で改めて若い時から資産形成をする必要があるなと思いましたので記事にしていきます。

資産形成の必要性について

僕の遠い親戚から父親にある日連絡がありました。「もうすぐ携帯が使えなくなるから何かあったら家まで来てくれと」。父親はなぜ携帯が使えなくなるのかと聞くと、携帯の支払ができないくらいお金がないとのことです。
その方は60代で成人した子どもと3人と暮らしていてます。今まで仕事をしていましたが、重い病気になってしまい働くことができなくなってしまって、成人した子どもが働いたお金でやりくりしているようです。しかし、成人した子どもが結婚してしまい、次々と家から出て行ってしまい、現在は成人した子どもと一人だけ住んでいます。
その方は、あまり貯蓄をしている気配はありませんでした。当時引っ越しをして今より良い所に住んでいるのをみて、もし子どもが出ていったら支払うことができるのだろうかと思っていました。
案の定、家賃が高いので生活もぎりぎりで、携帯の支払いができず止められてしまい、父親に現状を打ち明けました。携帯代を聞いてみると毎月7,000円程支払っていると話した時には驚いたようです。格安SIMにしないのかと尋ねたら、面倒くさいと行動に移せていませんでした。また月どれくらいの収支があってどれくらい貯金ができるかも把握していませんでした。簡単な会計簿も面倒くさいと言って今まで何もしてきていませんでした。お金の情報をインプットしてきていませんでした。ここ最近では神奈川ペイというキャッシュレスのキャンペーンも行われているから日用品がお得に買えると、父親からその方に言ってみたところ難しそうだからやめておくと結局行動に移せていませんでした。

一方で僕の父親は、質素倹約を徹底していて人並みに資産があるようです。幼い時から父親の姿を見てきましたが、節約やお金の情報をインプットするのが好きなようでした。以前僕は携帯代に5,000円ほど支払っていたのですが、それを言ったら少し怒られました（笑）。
5,000円の固定費が毎月発生して一年間で60,000円になるのにどうしてそこにお金をかける必要があるのかと。携帯代の60,000円を仮に10,000円に落とすことができたら、旅行とか外食もできるし、お金をためられる。今では格安SIMを使って月に990円ですので年間1万円ぐらいです。ただポイ活もしているので現在は毎月90円ほどで携帯を利用しています。実質90円の携帯代なので年間1,080円程です。
また節約のエピソードとして旅行の計画に行く際に、綿密に計画して宿泊代をどう浮かせるかを常に考えて鉛筆で紙に殴り書きで書いていて何時間も費やしているのを見て、お金が大切だからこそ1円も無駄にしたくないという考えが伝わってきます。宿泊の際に、大浴場が別途料金がかかることを知らなくて当日になったときは父親だけ大浴場に入らずシャワーだけ浴びて、母親だけ入っているのを見て笑ってしまいました。
節約だけでなく、節電の徹底や料理が上手いので外食しないので費用もかからず、一つ一つの積み重ねがあって資産も形成できたのだと思います。今では余裕があるのかわかりませんが、旅行ばかりいっています。全国旅行支援が使えるからお得に行けるのでそこまでお金がかかっていないと自慢げに言っていました。

60代で携帯代の支払ができなくなるという状況にもし僕がなってしまったら、毎日が不安で不安で生活していくと思います。今も大切に楽しむことは大事だと思います。しかし、お金がなければ生活もできませんし、大切な人を守るためにもお金は必要です。お金がなく他の人に支援を求めないといけなくなると、他の人に迷惑をかけてるのではないかと不安になります。
親戚に起こったことは他人事ではなく、誰しも直面する問題だと思います。世の中何が起こるかわかりません。いきなり病気になったりして働けなくなることもあるかもしれません。年金だよりにしていても少額しかもらえないかもしれません。

僕も今を楽しむだけでなく、将来を見据えて堅実に貯金を行いつつ、投資を行い資産形成を行っていきたいと思います。質素倹約を意識しつつ、物価高や景気後退の厳しい環境で生きていかねばなりません。年金も当てにできないので、自分で資産形成を行う必要があります。
厳しい環境で不平、不満も言いたくなる気持ちもありますが、不平不満を言ったからと言って問題は解決されません。不平不満を言えば、一時期的にストレス解消になりますが何も変化はありません。自分がどのように不平不満を解決できるかが重要で、思考停止に陥らず立ち向かう必要があります。