あおぞら銀行【8304】の株価大幅下落について思うことについて。新NISAで買うのは分散と分析力がやはり必要だなと痛感。

投資

決算シーズンが始まり、ある銘柄は上がり、ある銘柄は下がるお祭りが催されています。
今僕も決算業務の繁忙期に突入しているので、平日はサラリーマンの仕事で忙殺しています。
やっと休日になり、各企業の決算内容をこれから見ていこうと思います。

今回決算の中で大幅に下落している銘柄がありました。
それはあおぞら銀行【8304】です。

以前あおぞら銀行について分析していたので、懐かしいなと思っていましたが、今回の決算の内容であおぞら銀行は減配を発表をするとありました。

今回あおぞら銀行の株価下落から教訓として受け止め、高配当投資家はどのようにするべきか考えてみたいと思います。

あおぞら銀行の減配と高配当投資家のこれからの投資行動について

あおぞら銀行は決算発表で1月31日の株価3,257円から2月2日の2,150円の株価下落で、5日間だけで32%も株価が下落しています。
32%も下落はかなりメンタルに痛手があります。
100万円ほど投資をしたら32万円も5日で減るというのは心穏やかではないです。

株価急落の要因としては、従来予想の利益が黒字310億円でしたが一転490億円の赤字になり、下期の配当も無配とするとの発表をしてダブルパンチを受けて株価が大幅に下落しています。
2022年9月22日にあおぞら銀行について株式分析をしていて、僕の中で投資先としては高配当投資をする上ではあまり投資対象として魅力はなく投資対象になりませんでした。

高配当株 あおぞら銀行【8304】の投資判断を考える。配当性向50%と高めだが長期投資は可能か?
この記事ではあおぞら銀行の投資判断を検証しています。高配当株で年四回配当を還元しているあおぞら銀行は対象になるかを過去の業績から総合的に分析しています。お忙しいかたでもすぐ読めるようにしておりますのでご参考になれば幸いです。

以前分析していた時の僕のあおぞら銀行の分析記事では、銀行株の中ではROEも高く良い印象でしたが、ただ配当性向も高く減配を過去に何度かしていて、利益もあまり伸びておらず、キャッシュフローも波がありあまり投資先としてなんだかなと思っていました。

最近銀行株が金利上昇で収益性が改善されるとの思惑から、全体的に銀行株の株価は上昇していてあおぞら銀行も株価が3,200円台に行ったときには、外部環境の変化でここまで変わるのかと思い、分析力が足りていないと反省していましたが、あおぞら銀行の株価下落は後出しじゃんけんで申し訳ないですが、間違えではなかったんだと思いあおぞら銀行に投資をしなくてよかったです。

あおぞら銀行の株価急落は他人ごとではないと自覚する機会となりました。
高配当投資家としてこのあおぞら銀行の株価下落は大事な教訓の一つとして受け止めなければならないと思います。
新NISAが始まり高配当投資をする人が増えています。
その中で高配当だから投資をするという考えはとても危険であるという教訓になったと思います。
つまり、最近ではPBR改善と謳い文句として配当を大幅に増配する企業が目立っています。
配当を大幅に増配していると短期的にはとても魅力を感じます。
しかし、企業の業績は栄枯盛衰があるようにどこかで必ず不調になるタイミングがあります。その時に企業が大幅に業績が悪化と大幅に減配して株価が大幅に下落してしまうとメンタルにとても響きます。なぜ投資をしてしまったんだと、自己否定から始まり感情的になり自暴自棄になり損切りしてしまう可能性があります。

最近では、日本たばこ産業(JT)の株価が上がってきています。個人投資家に人気で、以前は配当利回りは6%台でしたが現在配当利回りは5%を切っていると思います。
日本たばこ産業(JT)は僕も投資をしています。含み益が多く、取得単価の利回りで8%台と投資先の中で一番取得単価で配当利回りが高くとても気に入っています。
しかし、JTも以前まではロシア関連の問題があったときには減配がありました。株価もその時に大幅に下落していて、高配当株だからと投資をしていた人は減配と業績悪化からの株価下落でダブルパンチを食らっていたと思います。

もし自分が高配当だからとJTへ投資をしていたらロシア関連の問題が発生したときにかなり痛手になり損切りしていたかもしれません。
ただ今回のあおぞら銀行の場合は新NISAのやっかいな問題があります。
特定口座で投資をしていれば税金で損出しとか損益通算ができたり税金で対応できるのですが、旧NISAでは5年間という枠で新NISAはずっと税金がかかりませんので、損益通算などができませんので厄介です。
高配当投資家は目先の高配当の投資先に投資をするのではなく、長期的な視点で投資をしなければなりません。
あおぞら銀行の過去に何度か減配している時あるのである程度は予想できると思います、また利益に関しても安定的ではありません、株価も試算して高い水準だったと思います。
新NISAで投資をしようとする先についてもう少し時間をかけて分析をするべきです。
過去の業績はどうか、減配している過去はあるか、仮に株価が大幅に下落して減配しても追加で投資をできるか、含み損に耐えて追加で投資をできるかなどもっと時間をかけるべきです。
新NISAが始まり株価が大幅に上昇して焦る気持ちはわかります。
僕も人間ですので焦りがあります、ここからチャンスを逃すのではないかと、しかし今回のあおぞら銀行の株価下落は焦りの感情を落ち着かせる出来事でした。

以前から考えていたことですが、新NISAが始まるタイミングでNISAの期間が5年ではなく恒久化しているので短期目線で投資ではなく長期的な視点で投資をする必要があること、税金がかからないからと短期で売買を繰り返す出来事が頻発していくと予想しているので、長期保有をし続けることで企業の長期的な成長の恩恵の株価上昇や増配などの恩恵を受けることができると思います。

今回あおぞら銀行に投資をしていた人は、落胆している人が多いと思います。
だからといって、高配当投資を辞めては駄目です。
今回の失敗を大いに活かして、次につなげることが大事です。
もっと自分に分析力をつけることや人の意見は参考程度にして自分の責任で自分の考えで分析して投資をすべきです。
雑誌でおすすめの高配当だからといって紹介されても、気を付けなければなりません。
僕も雑誌のおすすめで買って大幅に損をしました。

著名な投資家が投資しているから、おすすめしているからと投資をしては駄目です。
人の意見を鵜呑みのするのでなく、他の人の考えや意見に気にせず自分の意思を貫くことは大事です。
自分の考えで行動して、分析して、結果は出した時は面白いです。
失敗もあると思います。ただ、何かあったときに他人のせいにしたり環境のせいにしたり、国のせいにしたりではなく、自分のせいにしてなぜ駄目だったのか、何をすれば改善できるのかと考えを毎日1%ずつ改善していけば、投資の過程の中で自分の型を形成できて、あとから結果がついてくると確信しています。

僕は投資は本当に面白いものだと思います。
色々出来事があり、本を読む中で、優れた投資家の思想に触れたり、分析でもこういうやり方もあるのか、人の心理状態、歴史、考え方、資産性の価値のあるものついて本当にたくさん学ぶことが多いですが、株は面白いです。
僕も昨日の自分より成長できるように日々勉強です。
このブログを通して、ブログの記事を読んでいる人には自分が投資をした過程で学んだことを吸収して少しでも役に立てれば良いなと思います。もし、一人でも投資収益が改善されましたという報告あれば僕は本当に嬉しいと思いますし、ブログを続けている意味もあります。

有益性のあるものとするためにも、自己研鑽を怠らないように昨日の自分に負けないように日々勉強しないといけないです。
もっと投資家として成長して有益な情報を提供できるようになりたいです。



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