沖縄セルラー電話【9436】2024年3月期第2四半期(7-9月)決算が発表されましたので記事にします。
今回の決算も増益となっていて、業績も好調で投資先として欲しいですね。沖縄セルラー電話の業績は堅調そのもので、財務の改善、資本効率の向上で企業の価値が上がっています。配当利回りがそこまで高くないですが、連続増配株として個人投資家に人気で株主優待もあります(株主優待廃止の恐れがあるので注意です)ので来年の新NISAで投資をしたい銘柄です
沖縄セルラー電話【9436】2024年3月期第2四半期(7-9月)決算について見ていきます。
2024年3月期第２四半期(7-9月)決算
営業収益は380億円(前年比0.3%減-進捗率49.9%)、営業利益は92億円(前年比5.7%増-進捗率57%),親株主に帰属する四半期純利益65億円(前年比9.5%増)となり、減収増益となりました。
営業収益は通信ARPU収入(利用者1人当たりの平均収入)は増加をしましたが、auでんき売上が1Q同様に大幅に下がり減収となっています。主力事業である通信ARPU収入(利用者1人当たりの平均収入)と付帯事業(端末販売等)でカバーできないほど、auでんきの売上が減少幅が大きいのは今後どうなるかが沖縄セルラー電話の業績のカギとなりそうです。
モバイル純増数は前期2Qではauの通信障害の影響を受けて、契約数増加の進捗が芳しくありませんでしたが、今期の2Qは純増数も増えて進捗率も芳しいです。
また、マルチブランド付加価値・総合ARPU収入の業績が改善されています。
マルチブランド付加価値・総合ARPU収入は通信ARPU収入(利用者1人当たりの平均収入)と付加価値ARPU収入(端末保証サービス、スマートプレミアム等)から構成されています。
auでんきの売上に関しては、燃料費高騰もあり、2022年11月に燃料費調整額上限を撤廃した影響で個人の人が思った以上に電気料金高騰してしまったため解約数が増えていて、その結果今auでんきの売上の減少の要因となっています。
しかし、徐々にauでんきの契約数も少しずつ回復しているので、売上も回復していくと見込まれます。
以前沖縄セルラー電話の2024年1Qの説明資料の中に1Qの契約数の減少が底であると説明資料にあり、契約純増数も持ち直しているので今後に期待できそうです。
営業利益に関しては、通信ARPU収入(利用者1人当たりの平均収入)の増加とauでんきの採算の改善により増益となっています。今後のauでんきの売上の改善でさらに利益も積みあがっていくとなるとより良い投資先として認識できます。
営業利益の進捗率も57%ですので好調ですが、まだ油断はできないので楽観的に投資はしてはいけないです。
財務に関しては自己資本比率が83.2%(前年同期比0.6%改善)と財務は鉄壁ですね。
今回の決算で増配を発表しました。沖縄セルラー電話は23期連続増配株として個人投資家に人気です。2Qでまさか増配するとは思ってませんでしたので、3Qと4Qで利益も計算に入れて問題がないと判断したため早い段階で増配を決定したのかもしれません。
今後auでんきの売上の増収と利益も改善されていけばさらに長期的に増配も視野に入ってくると思いますので魅力的に映ります。
投資判断について
沖縄セルラー電話の株価は現在3,215円、配当利回りが3.1%です。増配してもさらに株価が上昇しているので、利回りは高配当投資家には魅力的ではないかもしれません。
しかし、今後も業績が堅調に推移してさらに増配をしてくとなれば、投資をしていれば増配で配当利回りも上昇してさらに株主優待ももらいつつ長期投資先として保有する魅力もあります。また自社株買いも行っているので、一株の価値が高まりさらに株価も上昇していくとなれば是が非でも投資をしたい投資先です。
以前までは株価を試算してあまり上がる余地がない銘柄に関しては投資をしていませんでした。
しかし、試算して上がらないと思っていた東京海上ホールディングスや沖縄セルラー電話などを見て、優良な投資先だから今後も成長していくと考えられるから業績も向上して、増配もして株価も長期的に上がっていくのだと理解しました。
割安だからとかリスクが低いとかで投資をするのも良いと思いますが、割安でも成長が鈍化していれば投資先として魅力が下がってしまいます。
成長が鈍化した割安株より、投資先としてこれからも長期的に投資するべきだと判断した銘柄に投資をしたほうが良いのかなと考えが変わりつつあります。
沖縄セルラー電話に関しては来年のNISA枠で投資を検討しています。
ここから沖縄セルラー電話の株価が大幅に上昇しない限り、株価水準や配当利回りはそこまで気にしないで気軽に投資をしようと思います。
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