ポートフォリオの構成の大事さについて。金融株や商社株などの景気敏感株は配当利回りが良いがリスクがある。

投資考察

最近、中国不動産最大手の恒大集団がアメリカで破産申請を行いました。恒大集団のニュースなどもあり日経平均はあまり芳しくないです。yahooの掲示板を見ていた時に、ある文章を書いていた人がいまいした。内容は、金融株の比重が大きいので今日の株価下落はメンタルがきついとありました。
その時、金融株や商社株など配当利回りが高い銘柄に投資をすることは大事ですが、配当利回りが高い投資先に投資をした分リスクも高まっていることを再認識するべきだと理解しました。
ポートフォリオの大事さについて考えていきたいと思います。

ポートフォリオの構成について

現在の僕のポートフォリオの内容は以下となります。

まったく褒められた内容ではないですが、商社株は伊藤忠商事と兼松、製薬株はアステラス製薬のみ、通信はNTTとKDDI、食品はJTのみです。
最近の恒大集団のニュースを受けて株価下落で含み益が減っているかたも多いと思います。僕も商社株を多く保有しているので、下げています。


しかし、思った以上にポートフォリオ全体では下落幅が少なかったです。
アステラス製薬もそこまで下がってはいなかったです。他の銘柄がマイナスな時でも、アステラス製薬はプラスで終えていたりと耐えていました。NTTやKDDIなどもそこまで下がってはいなかったです。
JTもそこまで下がってはいなかったです。
そりゃそうだろ、ディフェンシブ銘柄なんだからと突っ込まれるかもしれないですが、金融株や商社株などの配当利回りが高い投資先はリスクがあると認識しているからこそ、配当利回りが高いリスクがある銘柄をポートフォリオに入れるときにはディフェンシブ銘柄の比率も高めています。

恒大集団の問題が発展して、リーマンショック級の金融ショックが起きたときに現在の自分のポートフォリオは耐えることができるか?仮に金融株がポートフォリオの半分以上を占める割合を占めていて、株価が暴落したときに正気を保つことができるか?

オリックスの株価ですが、2007年ごろに株価が3,000円台にあったものが2008年に9月に起きたリーマンショックの影響もあり、金融不安が高まり2008年に大きき下げましたが翌年も下げて400円ぐらいになっています。一方のアステラス製薬は2007年ごろは株価が1,100円台にいましたが、2009年ごろには654円と大幅に下落しています。
オリックスに2007年に仮に投資をしていて100万円ほど投資をして300株×3,000円台(90万円)で保有していたら、300株×400円(12万円)になり一気に70万以上資産が減っていたらどうでしょうか。金額をさらに大きく投資をしていたらどうでしょうか。
本当に正気を保つことができるか、僕は震えが止まらなくなると思います。仕事もできないと思いますし、夜も眠れないと思います。おそらくストレスで禿げると思います。ご飯も喉に通らないと思います。明日も資産が下げ続けるのではないかと不安でさらに不安になるでしょう。オリックス以外にも複数金融株を持っていて、ポートフォリオに占める割合が全体的に多かったらどうでしょうか。おそらく僕は生気を失い、ストレスで髪が黒から白に変わり、小鹿のように足をぶるぶるふるわせながら職場に向かっていることは容易に想像できます。

中世ヨーロッパの王妃マリー・アントワネットが死刑の宣告を受けたときにブロンドの髪がショックで一夜にして白髪になったという話があります。人は恐怖で想像以上のストレスがかかったときに、身体に変化が起きます。

アステラス製薬に投資をして100万円分なので900株×1,100円(99万円 )ぐらいとして、900株×654円(58万円)ほどなので、資産は結構減りますが、メンタルがえぐられるほどのストレスではないです。もちろんアステラス製薬への投資が絶対に下がらないとは言えないです。アステラス製薬もリスクを抱えています。新薬が失敗に終わったり、薬価法の影響で業績にマイナスや、裁判で訴えがあったりなどリスクも多くあります。リーマンショックの影響をうけてそこまでは下がっていなかったです。
人は何か恐怖にあったときに安心を探し求めるのだと思います。だからこそアステラス製薬もそこまで下がっていなかったです。安心を求めてアステラス製薬に投資をしていたのだと思います。

NTTの株もそこまで下がっていないですね。綺麗に横ばい過ぎてびっくりしました。安心、安全、優等生という感じでしょうか。株価もそこまで高くなかったので下がるのも限定的でした。

金融株や商社株は魅力的な投資先が多いです。今日僕は東京センチュリーを記事にしようとしていましたが、今の自分の現状の認識とリスクを再認識した上でポートフォリオに金融株を組み込んでいくということを理解するためにポートフォリオについて考えてみました。
来年の新NISA枠で金融株の全国保証や東京センチュリー、MS&ADに投資をしようと思いました。ジャックスも最近株価が下がってきているので、投資をしたいなと思っていました。
本当に金融株は魅力的な投資先が多いですが、それでもポートフォリオに組み込むのは気を付けて行いたいです。配当利回りが高い投資をして配当金を増やすことも大事ですが、ポートフォリオを暴落に耐えるように構築することも大事です。
自分のポートフォリオを確認してみてください。今持っている金融株の株価が半分以上に下がって、ポートフォリオに占める割合が多く占めていたら、日常生活に支障を来すことなく生活できるか。
もし、日常生活に支障を来すようであれば、リスクが高いとポートフォリオだと認識すべきです。
僕は金融株に投資をしていますが、三菱UFJが200株とオリックス100株のみですので、50万円以下しか投資をしていないです。商社株の比率が高いので注意しないといけないですので、今後商社株を追加で投資をするのであれば、ディフェンシブ銘柄にさらに投資をしてディフェンシブ銘柄の比率を高めていく必要があります。

何かあってから行動では遅いので、最悪の想定に備えて準備することも大切です。



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