ヤクルトから学ぶ避けるべき罠について。株価が上がり続けている場面ではリスクが高まっている

投資考察

今回は最近気が付いた投資の罠について考えていきたいと思います。
ヤクルトの株価が数か月前ですが結構上昇していて、株価を試算しても上がる余地はないのになぜなんだろうか?とおもって、たまに見ていましたが最近また見てみたら大幅に下落していました。
花王に投資をしていた時もこんな感じで下がっていた時があって、痛い目に遭いました。
ヤクルトに投資をしている人も株価が下がって投げ売りしてしまったではないかと思いました。
花王とヤクルトに通じた罠の共通点について考えていきたいと思います。

花王とヤクルトに通じた罠の共通点

花王は最近株価が上がってきていますが、一時期5,000円を割っていたときがありました。
ヤクルトに関しては業績が好調で、直近の業績も増収増益で一時期株価が10,000円になっていた時がありました。しかし、現在では7,565円と大幅に下落しています。


ヤクルトに投資を9,000円台や10,000円台で投資をした方は、アナリストがまだまだ株価が上がると目標株価を引き上げたり、ヤクルトの上昇に伴い他の投資家の人が取り上げて、株価が上昇ているのを見て、まだまだ株価が上がると思った方が多かったと思います。ヤクルトに今投資をしなければ、機会を失ってしまうからと急いで投資をしてしまっていたら痛手を被ってしまったかもしれないです。
最近、会社の電話を取った際に、営業の電話で最新の決済端末について電話がありました。内容はそこまで聞いていなかったのですが、御社の店舗の台数分の端末を確保していますと言い、8月末までご用意しているので早めにお願いしますといってきました。8月の中盤なのにいきなり営業の電話してきて、よくもう締め切り間際ですよと言えるなと思いました。前から言えばいいのにと頭の中でツッコミを入れていましたが、人間の性質上今目の前にある機会を失いたくないという考えを使ったテクニックなのかなと考えました。焦って行動しても仕方がないので、お断りしますと伝え、もうちょっと早めに言ってくださいと言い電話を切りました。

話は逸れましたが、何を言いたかったのかというと、人間は目の前の機会を失うと思う時に行動を焦ってしてしまう傾向があると言いたかったのです。
花王の投資の時もそうでした。投資をしていた時の当時の心境は焦っていました。
株価が9,000円台から7,000円台に下がったときに、根拠もなく花王はまた9,000円台にまた上がる余地がある、6,000円台になった時も今がチャンスだと思い今を逃したら投資できなくなると思い投資をしていました。結果、含み損46万を損切りする結果となり、投資に失敗しました。
ヤクルトに今投資をしていて、含み損を抱えている人や含み損に耐えられず、また10,000円台に株価が上がると希望を持っているのであれば気を付けたほうがいいです。
花王に投資をしたときは株価がズルズル下がっていき、嫌な下がり方でした。株価が上がったときに、次の日には株価をそれ以上に下げて、気分の上げ下げをして、心理的に本当に嫌な下げ方でした。
機関投資家の人は、個人投資家のそういう心理を熟知していて、ねちっこい嫌な下げ方をしてきます。
人は利益以上に損失を嫌います。損失回避として人間の生存本能が、生き残るためにそう考えさせるのでしょう。最近、三菱HCキャピタルに投資をしていた人が株価が最近下落してきてたので、含み益を減らしたくないので投げ売りしてしまったと掲示板でつぶやいていました。
その時、人間の性質を垣間見ました。人間は損をしたくない生き物だと。

ヤクルトのように株価が絶好調で、上がり続けているのであれば注意して投資をしないといけないです。ずっと上がり続ける銘柄はないです。上がり続けてもどこかで調整が入ったり、業績が落ち込んだときに、人が期待して株価が上がっていた分下がってしまいます。映画で昔から観たいものがあったのがようやく公開されて、観たときに思った以上にそこまで面白くなかったと感じる人は少なくないです。人は期待が高すぎると、期待があまり超えないとそれ以上に評価が落胆してしまいます。
株でも同じことが言えます。株価がこれから上がると大きく期待して、投資をしたもののそこまで株価が上がらず、株価が下がってきて投げ売りしてしまったという人もいると思います。

人は面白いです。機械のように誰も感情を持たずに、淡々と行動していたら株価も波なんてないです。
人に感情があるからこそ、何かに感動したり、怒ったり、悲しんだりなどします。
投資家は心理学を学んでいくべきなのかもしれないですね。
どういったときに、感情が行動や思考に影響を及ぼすのか、自分の心理だけでなく、集団の心理を学んで投資家としてどう活かすべきなのか、考えを張り巡らせると面白いなと思います。

ヤクルトや花王のような100株で大きい金額を投じなければいけない場合は注意をして投資をする必要があります。予想以上に株価が下がってナンピン買いするにしても、100株の購入金額が多いと資金が底を尽きてしまいます。資金管理は投資家の大事なスキルだと思います。
感情的にナンピン買いしたり、感情的に自暴自棄に他の銘柄を売ってまで(自分が以前から売るということを考えていたのであれば問題はないです)ナンピン買いするべきではないです。自分の分析に自信があり、長期的に投資をするから問題がないというのであれば大丈夫だと思います。

僕は経済の先行きを予想する経済学者でもないですし、プロの投資家でもないです。経済の予想は経済学者でも難しいのに僕のような素人にわかるわけでもないです。
市場は70%以上が機関投資家で構成されていると本で読みました。
情報収集能力、情報の質や資金力、優秀な頭脳集団たちに勝てるかと聞かれたら僕のような凡人では勝ち目はないですね。市場の中にウォーレンバフェットのような投資家もいます。それでも勝てるかと言われたら無理ですね。

個人投資家が負けないようにするには、時間を味方につけることと、人と同調して同じ行動をしないこと、高値掴みをしてはいけない、自分の企業分析を過大評価しすぎない、感情のコントロールなど総合力が大事だと思います。
企業分析はとても大事だと思いますが、企業分析力が極端に能力が高くても他の点で能力が低すぎれば、市場から退場せざるを得ないです。企業分析して、今は株価が上がりすぎていないかなど株価を試算して、周りの考えや行動はどうか、他の人がみんな買うべきと言っていたら今は買うべきではないなど考えています。
最近では、アステラス製薬の株価上昇について考えていました。アステラス製薬の株価が大幅に上昇する前は掲示板には悲観的な意見が多かったです。悲観的なと意見が多い時に僕は購入を検討することが多くあります。
アステラス製薬の株価が上昇した時に、掲示板にはオセロの色が全部色がひっくり返ったかのように、楽観的な意見が交わされていました。自分は株価が下落直面の時でも買い増ししていた、まだまだ株価は上がる、株価が上昇してから買い増しをしたなどの言葉を目にしました。
僕は良くyahooの掲示板やtwitterなどで人の言葉、行動や感情などを観察しています。
そこから投資をするべきかを判断することもあります。悲観的な言葉多くなってきていて、誰も欲しくなくなってきたときに、購入に向かいに向かっていたり、株価が上昇してきていて、楽観的な発言や投資が積極的に行われている場面では買いに行くのは控えています。
最近『自省録』を読みました。自省録は知っている方は多いと思いますが、ローマ帝国が最盛期の時の皇帝マルクス=アウレリウス=アントニウスが書いた本です。
昔の人も現代の人と同じようなことに悩んでいたと考えると、時代が変わっても人の本質は変わらないと思えました。時代が進んだからと言って、タイタニックなどの名作の映画は色あせることはないですし、自省録も10年後も50年後も読み継がれていくと思います。人の考えや価値観や好みが変わっても、人の根底にある本質は変わらないです。人は複雑ですが、面白いです。

人と同じように行動より自分が正しいと判断した考えで行動しています。
今市場で投資をし続けられて生き残っているというのであれば、今のところ自分の考えや行動は間違えではないと思います。





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