株価上昇による資産効果について。資産が増えたからと散在してはいけない。

学ぶべき投資スキルについて

最近日経平均の株価が上昇して、資産が大幅に増えている人が多いと思います。
特に大型株で高配当株に投資をされていた方はとても資産が増えていると思いますので、日本高配当投資家はようやく報われる時が来たのかなと思います。
しかし、いつまでも日本の高配当株のターンがずっと続くわけではないので、注意して動向を見ていく必要があります。

最近、マンガーの投資術という本を読んでいてある言葉に出会いました。マンガーというのはチャーリーマンガーという偉大な投資家で、バークシャーハサウェイのウォーレンバフェットの右腕である人物です。最近亡くなられてしまいましたが、ウォーレンバフェットに多大な影響を及ぼした人物でした。

本の中で資産効果という言葉がありました。
資産効果は資産の価格や残高の実質価値が高まることによって消費や投資の意欲が高まることです。
最近、資産が増えることで自分にあまり良くない変化がありましたので考察してみたいと思います。

資産効果による購買意欲の増加と株価下落のダブルパンチに気を付けたほうが良い

株価上昇で資産が増加している人は多いと思います。僕も伊藤忠商事の株価が上昇して、嬉しいですが不安な要素も大きくあります。
資産増加と共にある自分に変化がありました。それは購買意欲の増加です。
昨日にお昼になって、また資産が増えていると嬉しいと思い、こんだけ増えたから外食してもいいんじゃないかなと思い、お昼の時間に思い立ち外にでました。
冷静になり考えてみると、もし株価が大幅に下落して資産が大幅に減ってしまったら、自分は外食するという行動に移さなかったはずではないかと考え始めました。
資産が増えると気分が大きくなり、羽振りがよくなります。

羽振りがよくなると、お金を使うので気づかぬうちにお金を使ってしまいます。

毎月もらっている給与以外で、臨時でお金が入ってくると使ってしまう人が多いと思います。
臨時収入では例えば賞与が入ったから、大きな家電を買う、家族と旅行に行こうと、外食でお金をたくさん使おうなど、お金が大きく入ってくるとまあ大丈夫かと考えてしまいます。

資産増加でも同じようにこれだけ資産が増えているのだから、贅沢してもよいよねと都合を考えて、お金を散在してしまいます。
または資産が増えているからと、リスクが高まっているタイミングでさらにお金を投資にお金を使おうという欲がもっと出てくる人もいます。

資産増加やお金の臨時収入に対する考え方を自分なりにルール作りをして対応しなければなりません。

そうしなければ、資産が大幅に減ったタイミングで、クレジットカードの明細を見たら、ダブルパンチでメンタルにあまりよくありません。
よくある話では、自分が羽振りが良くなると、ご近所では、あの人急に羽振りが良くなったね何かあったんじゃないか、職場では急に後輩や同僚にお金を使うようになったねと言われ始めます。
またトラブルに巻き込まれたりもします。
お金が増えているうちはいいですが、資産が減っているタイミングで、いままでお金を周りに使っていたのに使わなくなったので人が周りから離れていきます。

対策としては、今まで通りに過ごすことが無難だと思います。
資産が増えて購買意欲が沸くというのであれば、もし仮に資産が大幅に下落したらと考えてそれでも、今から高価なものを買おうとするかと考えるのも対策です。

また、節約系youtuberの動画を観ることもよいと思います。
彼らは資産が増えたからといって、何か豪遊したりなどするわけでもなく、身の丈に合った生活で、日々に満足して、足るを知る生活をしています。
節約系のyoutuberで『倹者の流儀』を運営しているくらまさんの動画を観るのが好きなのですが、彼から学ぶことが多く、倹約をしている姿を観ると自分を振り返ると自分は贅沢しているなと考えさせられます。

彼の食事をしている姿を観ると贅沢して外食しなくても、満足できるなと思います。彼のように慎ましく生きて仙人のようになることはできませんが、少しは自分を顧みることができるので節約系の動画を観ると、お金をもっと大事に扱おうという意識が芽生えます。

またお金を消費、浪費、投資として意識して、お金の使い方を厳選してとらえお金を使うことも効果的です。

外食で大きくお金を使っても家族や恋人と行くのであれば素敵な思い出になり将来の投資としてとらえることもできますし、自己投資で勉強やセミナー、海外旅行や体験を得て将来の自分を成長させるためにお金を使うのであればよいと思います。

計画してお金を使うことも対策としてよいと思います。

一か月に自己投資の本への投資は5,000円にしよう、一年間に行く旅行の回数を決めてどれくらいのお金を使うかをあらかじめ予算として組み込む、年間の交際費を決めておく、外食費は月にどれくらい、家電はあまり増やさないが、将来的に支出が減り、

計画してお金を使えば、何か問題があったときに遭遇しても貯金があったりして、対応することも可能です。世の中何があるかわかりません。

インフレで現金の価値が減っている、だから投資に使うべきという考えも同意します。しかし、現金があるからこそ何かあったときにチャンスを得るための切符だと考えることもできますし、何か問題に見舞われたときに、防波堤になると思います。

何かにコントロールされていることに気が付くことが重要です。資産の増加によって、何か行動を左右されているのであれば一旦立ち止まるべきです。臨時収入で行動が左右されるのであればそれもまた行動を止めるべきです。


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