最近投資先である伊藤忠商事の株価が上昇しています。伊藤忠商事に投資をしている人は、資産が大きく増えている人が多いと思います。
僕も400株投資していて、伊藤忠商事の株価が上がって嬉しい反面、ここから下がったらどうしようという不安の感情も大きく出てきています。
この複雑な感情は大事だなと思います。ここから下がったらどうしようという考えは、含み益が増えていたのに株価が下がり含み益が減るのが耐えられないのが人の性質です。
この人間が備わっている利益より損失を嫌うという人間の無意識の本能をコントロールしなければなりません。含み益に耐えて長期投資をしていく必要があります。
含み益に耐えるについて考えてみたいと思います。
伊藤忠商事の株価上昇と含み益に耐えるべき
伊藤忠商事は株価が過去からみても上昇していき、今年に入ってさらに勢いよく株価が上昇しています。
まさかこんなに伊藤忠商事の株価が上昇していくとは考えてもみなかったです。
投資先で予想外に株価が上昇して含み益が増えていくと、今ある含み益を失いたくないという感情から利益を確定してしまう恐れがあります。
僕も当初は短期で利益を確定させて満足していました。
しかし、売買を繰り返さずに長期で投資をするという考えからバイ&ホールドの考えを原則の考えとしてから、ゆっくりではありますが資産が増加しています。
NTTに2020年9月末ごろに投資をしてその時は、携帯料金の値下げなどでドコモの収益も下がり長期的に厳しいと予想されて株価も下落してNTTも株価が下落している時がありました。
その時に投資をして株価が上昇していき、投資を始めたころは何度も売却したいという考えがよぎりました。株価のチャートを見ると、上がったり下がったりしていますが、ゆっくりとではありますが、長期的にみて株価が上昇しています。
株式分割の時も誰もがそんなに株式分割して大丈夫かという考えの人が多く不安がっている人が多かった記憶があります。誰もが不安で投資を控えて投資をすべきだと思いました。長期的にみて成長していくと考えて投資をしていたからです。
株価が上昇している局面で含み益が増えるとこれ以上株価は上昇しないと考えてしまいます。
含み益を減らしたくないという気持ちから勝手にこれ以上株価は上昇しないだろうと勝手に考えて後悔したくないと自分で都合を考えて行動しようと思ってしまいます。
僕は何度も何度も売りたい欲に駆られても売らなかったのは、長期的に投資をしていくと長期的に資産が増えていくと確信しているからです。
自分の投資先は、自分が時間をかけて分析して色々情報収集して他の投資先を加味して、厳選して投資先が長期的にみて成長していくと判断して投資をしたはずなのに、含み益が増えたから売却しましたというのは何か違うなと思いました。
以前三菱UFJも株価が大幅に上昇して、売りたい欲に駆られましたが、長期的にみて配当の増配が今後も続くと考えて売りませんでした。
もしウォーレンバフェットだったら、短期的に株価が上昇したからと喜んで売るという行動に移さないと思います。ウォーレンバフェットは事業の一部を保有するように投資をするべきだと言及しています。
自分は三菱UFJの事業の一部を保有していて、その一部を今売りたいかと言われたら売りたくないです。NTTも同様に事業の一部を保有していると考えると、こんなにすごい魅力的な会社の事業の一部を売りたいか?今後もゆっくりではありますが成長していく可能性が大いにある事業の一部なのに売るかと考えると売らないです。
伊藤忠商事に投資をして事業の一部を保有しているという考えを下に投資をしているのに、こんなに素晴らしい経営者、とても優秀な従業員、企業としての潜在性などがあるのに、売る必要があるか?こんなに良い会社の代わりがあるか?と考えると売却してまで他の投資先に投資をしようとは思えませんでした。
短期的にみて株価が上がったり下がったり、売りたいという誘惑があると思います。
短期的な欲求を実現することも大事ですが、もっと大事なのは長期的に実現する欲求のほうが大事です。
例えば、大事な家庭があって、素敵な奥さんやお子さんがいるのに、短期的な欲求という感情のために他の女性に目移りして一時の感情のために行動して失敗して、大事なものを何もかも失うという末路があります。
投資でも同じように短期的な欲求に踊らされず、長期的に良いと思った投資先に投資をして、誘惑をされても断ち切り、長期的な成長性や配当還元などを受け取るために長期投資をするべきです。
ウォーレンバフェットは以下のように言っています。
カトリック教徒の結婚のように投資をしなさい。一生添い遂げるつもりで
ウォーレンバフェット
日経平均が大幅に上がっても、今後もしかしたら株価が大幅に下落してしまうかもしれません。
世の中何が起こるかわかりません。東京電力のように株価が大幅に下落する可能性もあります。
絶対安心できる投資先はないと思います。誰でも儲かるという話も疑うべきです。
大きく損失を抱えて失敗する可能性もあります。
失敗しても立ち上がり、学び、考え改善して次の投資に活かして成長していけば良いと思います。
投資を始めたときはみんな同じゼロからのスタートです。
短期的な運に頼るのではなく、自分を頼って分析して投資をして運用して長期的に資産を拡大していきます。
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