心の引き算という考え方について。含み益が減ったときの対応法について。

学ぶべき投資スキルについて

最近読んだ本の中に素晴らしい考え方に巡り合えました。心の引き算という考え方です。
自分の中でこの考え方は投資に活かせるのではないかと思い今回記事にしました。
少しでも参考になれば幸いです。

心の引き算という考え方について、含み益が減ったときの対応法について

映画で『素晴らしき哉、人生』という昔の映画があります。ウィルスミスが主演でリメイクした映画の方ではないです。
『素晴らしき哉、人生』の内容としては、クリスマスの夜に小さな町で一人の男性が自殺を図ろうとしていました。その男性は、貸付業の仕事の経営で上手く行かず、倒産しかけたため、川に身を投げようとしていました。
すると別の男性が川に誤って落ちて助けを求めていたので、主人公は助けました。
助けた男性は自分は天使だと言いました。
そんなことを信じていない主人公は、ふと自分なんか生まれてこなかったとつぶやきました。
すると、その天使は主人公の願いをかなえて、主人公が生まれてこなかったときの世界を見せました。
主人公が生まれてこなかった世界は、荒廃した町の状態でした。
主人公が経営していた貸付業がなくなったことで、今まで低金利で町の人たちにお金を貸していたのに、高金利で貸し付ける業者が主人公の代わりにいたので町の人たちが苦しんでいました。

現実の世界に戻った主人公は、自分が生きていたから、町の人たちが低金利でお金を借りて事業をしたり家を建てたりなどして町の幸せにつながっていたのだと気づきました。
人の幸せに貢献出来ていたのに、自分なんか生まれてこなかったらよかったととんでもない事を思ってしまった。自分の人生は素晴らしいものだったんだと気づきました。

心の引き算とは、今あるものをもしなかったらどうなるかと考える思考法です。
目を閉じて、もしあなたが右腕を失ったとしましょう。数時間後に、もし左腕もなくなったとしましょう。。
次に視界が少しずつ暗くなり、目の前が見えなくなりました。
目を開けて現実を見てみると、右腕があり左腕もあります。視界も正常に見えています。
もし今の健康な状態が突然奪われたときに、悲観的にかんがえてしまうでしょう。
現実には今は健康で、身体もあり生きています。今目の前にあるのは当たり前ではなく、もしなかったらという考えかたをすると今の現状のありがたみを知ります。

この映画の話は、自分の中で人生において良い考えかただけでなく投資にも活かせそうだなと思いました。
自分が投資をしていて、今まで順調だったのに含み益が減っていき、心がせわしくなる場面があると思います。

含み益が減っていき、もうだめだと他の銘柄を手放してしまうかもしれません。
しかし、含み益があるという当然の考え方を、もし急に含み益が0になったと考えたら、今の含み益の減りはそこまで悲観的になるものではないと思います。
むしろ、今の含み益がこんなにあることに感謝するべきだと思います。
投資は本当に難しいです。

含み益が減っていき辛い時もあるかもしれません。しかし、辛い時にこそ学びがありチャンスがあると確信しています。成功からは学びは多くありませんが、失敗の中に多くの教訓が示されていて成長のチャンスに繋がります。失敗を無駄にするべきではなく、活かしていかなければなりません。

投資は自分との戦いなので、自分を律するのは難しいですし、人ととの比較をしてしまい嫉妬をしたりしてしまう生き物です。
自分の中で軸となる考え方を一つずつ蓄えていき、何か問題が起こったときに対応力を付けていく必要があります。
投資にも自分の軸となる考え方は活かしていくことはできますが、最終的に人生に投資の考え方を活かしていくと素晴らしいものとなるじゃないかなと思っています。


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