株式市場を1カ月間見ないようにした結果。メリットのほうが多く感じました。一度株式市場との距離をとってみるのもまた違う視点が見えてくる。

投資考察

以前は一週間株式市場をみないようにしていましたが、メリットが多く感じられました。
以下がメリットの内容です。

  1. ①メリット-物事に集中できるようになった
  2. ②メリット-メンタルの安定化につながった
  3. ③メリット-時間が増えた
  4. デメリット

以前までの僕の状態は、朝9時になったらトイレに行き、スマホで株式のアプリを開き何の銘柄が上がっているか下がっているかを見て、資産の増減を確認して一喜一憂していました。
明らかに僕の状態は異常でした。だからリハビリということで、まずは一週間を試してみました。
すると、メリットのほうが多いなと感じました。
1カ月ほど過ぎましたが、あまり問題はなさそうだなと思い今は続けています。

投資をして2年以上の人は株式市場をみないことを一回やってみるのをお勧めします。

メリット①-物事への集中がさらに深まった

一週間株式市場をみないときもそうでしたが、集中力が高まりました。
スマホから何か通知が来るたびに、集中力がその都度切れてしまいます。
習慣になっている株式市場を開くというアプリを見ることで、集中力が切れていました。
脳はマルチタスクが得意ではありません。仕事中や自分の趣味をしている中で、スマホを開き株式市場を見ることで今日は資産が増えたとか減ってしまったとかで、気分が不安定になります。

スマホ依存という状態で、『スマホ脳』という本を最近読んだんですが、ドーパミンの一種で、スマホを開くことで、快楽を得られる状態が続いています。
メールが来ているかとかラインが来ているかもなどのメッセージが来ているか来ていないかで集中力が欠けてしまいます。スロットの賭けと同じで、当たるか当たらないかの不確実な要素で人は快楽を得られます。当たったときの快楽がやめられず、ギャンブルにおぼれ、依存してしまいます。

今まで当たり前に毎日毎日株式市場のアプリを見ることで、ギャンブルのように依存したんだなと思いました。
今は仕事に集中して物事に取り組んだり、読書、筋トレなど自分が集中してできるようになりました。
ただスマホの誘惑はかなり強いので、スマホを使えないところにまで持って行き、気にならないようにしたり、集中モードや仕事モードで通知が来ているのを見ないようにしています。

スマホに時間を奪われるように一日何度もスマホを開いては閉じて、どうでもよいニュースやゴシップや過激な内容を見るのは一日の時間は限られていのであまり良くないと思います。

自分が本当にやらくなくてはいけないこと、自己投資のための勉強、筋トレ、読書などを今までスマホに使っていた時間に割いていけば、自分の時間をより未来のために使うこともできます。
つまり、短期的なスマホの欲求を満たすために時間を使うのではなく、自分の時間を長期的に見て良い方向に使う欲求のために時間を集中的に使っていくべきです。
勉強や筋トレ、読書、仕事の勉強などは確かに短期的に見て苦痛です。ゴロゴロ横になりながらテレビやyoutubeのほうが楽に短期的に快楽を得られます。
短期的に見て苦痛で最初は効果というものは出てこないですが、自己投資を継続して積み重ねていけばきっと将来の役に立つと思います。
株式のアプリを見るのは僕はあまりしないほうが良いなと思います。
僕は長期投資で投資を行っていますので、短期的に売買はしていません。配当金や企業の長期的な成長などから得られる果実で資産を増やしていきます。
株のアプリを見るより、企業の決算の内容を見たり企業分析したりして良い銘柄を発掘したほうが良いのではないかと思います。

メリット②-株式への関心が良い意味で薄れた

常日頃株価を追っていると、欲しい銘柄が増えたり、自分が投資をしている銘柄が上がったりして気分が高揚したり、下がったときには何度もアプリを開いてみてしまうということがあると思います。

株式市場を1カ月見ないことで、今まで市場によって、感情を取り乱されて判断をしていたりしていたなと感じられました。
市場では日々株価が動いています。企業の価値が上がったり下がったりっていう状況はどうなんだろうと思いました。企業が何か業績が大幅に何か変わったわけでもないのに株価が上がったりして人は購入の判断や売却の判断を下しています。

そのことについて考えていた時にある映画を思い出しました。
『愛しのローズマリー』という映画です。内容はラブコメなんですが、主人公があまりモテない感じなにもかかわらず色々な美女にアプローチして、毎度失敗してしまいます。
その時に、偶然にも自己啓発の有名な人と一緒になる機会がありました。自分はなぜか女性にアプローチしても上手く行かないと。どういう女性がタイプなんですかと聞かれて、主人公は、容姿ばかりにこだわったタイプについて話していました。つまり中身はどうでもよく、外見が良ければ何でもよいみたいな答えでした。
自己啓発者は、言いました。
現代では、人の容姿は、自分の考えによってではなく、何かの影響を受けて判断を下している。
例えば、映画ででてくる綺麗な女優や、cmにでてくる華やかな女性などを見てとても好意的に思う。
でもそれは洗脳だ。

うろ覚えですがそういう内容です。
つまり、今株式市場で作られている株価も何かの影響で自分の考えや価値観が形成されています。
だから株式投資もそうですが、世間の考えが反映された株価を洗脳的に見るのではなく、外見だけでなく内面もしっかり見ていくべきなんだなと思いました。

良い投資先に投資をして長期保有して、株価が下落しても世間の考えにとらわれずに、自分の考えを持つことが大事であると理解しました。

株式市場と良い距離間ができたことで、株価で今の考えが左右されるのではなく、自分が情報収集して分析してできるように余裕ができるようになりました。

株式市場と距離を保ったおかげで、自分の仕事や勉強に集中しつつ、
自分が何かをしている間に、自分の投資先のお金が働いて、配当金や企業価値向上のために働き続けてくれる。心配して株式市場を見るのではなく、安心して資金を任せられる分析した企業に時間とお金をゆだねていくのが理想の投資姿かなと思います。


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