ユニ・チャーム【8113】の投資判断について考える。業績や株価について検証します。

化学株

「ユニ・チャームへこれから投資をしようか考えている」
「ユニ・チャームの株価、業績や株主還元について知りたい」

この記事はそのような方へ向けて書いています。

本日もご覧いただきありがとうございます。

今回はユニ・チャーム【8113】についての投資判断を考えてみたいと思います。


ユニ・チャームはディフェンシブ銘柄で業績や株価は堅調に推移しています。
現在の株価から投資をできるかを業績やキャッシュフロー、株主還元から総合的に判断したいと思います。


この記事を読んで少しでも役に立って投資収益が改善されるととても嬉しいです。

ユニ・チャーム【8113】とは

ユニ・チャームは生用品の大手メーカー、紙オムツの最大手です。
事業としては「ベビーケア」「フェミニンケア」「ウェルネスケア」「ペットケア」「Kireiケア」があります。
主力ブランドは紙オムツ「ムーニー」「マミーポコパンツ」、ナプキン「ソフィシリーズ」、介護用品「ライフリー」「チャームナップ」があります。

業績について

EPS

epsには右肩上がりに成長しています。素晴らしいです!!
2022年度にはさらに伸びて業績は好調と窺えます。

コロナやウクライナ情勢の影響は受けず業績も一貫しており、業績はとても良好です。
さすがディフェンシブ銘柄だけあって強いですね。
eps成長率は10年単位では12.2%、15年単位では11.1%ですので、eps成長率は伸びています

売上高、営業キャッシュフローマージン、当期純利益

売上高は堅調に右肩上がりで推移しています。
急激に伸びていく業種ではないので少しずつ業績も上向いていくようです。
営業キャッシュフローマージンは10%~17%の間で推移していますのでとても稼ぎ出せています。


当期純利益に関しては順調に成長し続けています。
しかし、気になるのが売上が堅調なのに当期純利益は波がある点です。

キャッシュフローについて

キャッシュフローについてですが、営業キャッシュフローは2007年から2011年まで波があり業績が安定していませんでした。しかし、2012年以降営業キャッシュフローが安定して改善しています。
ディフェンシブ銘柄ですのでやはり安定したキャッシュフローが実現できています。

投資キャッシュフローと財務キャッシュフローは一定で投資を行っています。

フリーキャッシュフローに関しては営業キャッシュフローが大きくプラスですがフリーキャッシュフローがマイナスになっている年を見ると積極的に投資をした結果ですのでとても印象は良いです。

財務健全性について

自己資本比率はとても良好で、50%~60%の間で推移しています。
財務がしっかりしているので安心して投資ができます。

株主還元について

ユニチャームの配当利回りは0.88%(6/21現在)です。
配当利回りは低いので高配当投資家には物足りないですね。ただ増配傾向にはあります。
今後も減配はしないで増配をしていくでしょう。

配当性向に関しては20~35%で推移していますのでまだまだ増配の余力がありそうです。

株価について

現在株価は4,313円(6/21)となっています。
過去5年間で49.24%上昇しています。
現在のPBRは4.37倍で、perは32.47倍と過去per10年間で算出すると38倍で過去と比較すると安い水準ですが投資するには少し高く感じます

僕の投資判断としては、買いの検討はしません。

現在株価が高いのは業績が織り込み済みだというところから、急に業績が悪化した場合に花王みたいに失望売りが出てくるかと思います。

2021年時点で株価を予測したものとなりますが、5年後に4,938円ほどと試算してますので今から投資をしても儲かりはしない可能性が高いです。配当利回りも低いのでそこまで長期で投資するにも難しいです。仮に2,000円台前半の水準であれば買いたいですが今の株価が高い水準では投資はできません。

まとめ

ユニ・チャームの投資判断について考えてみました。
業績はとても良いので、今後も業績が少しずつ上昇していくと予想されます。
ただ現在の株価は高いので投資対象には値しません。

もし株価が暴落して安い水準になりましたら検討の余地はありますが今ではありません。

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