「アステラス製薬今後どのような成長戦略を行っていくか」
「アステラス製薬の配当政策は今後どうなるかを知りたい」
この記事はそのような方へ向けて書いています。
本日もご覧いただきありがとうございます。
今回はアステラス製薬【4503】についての中期経営計画についてみていきたいと思います。
中長期経営計画の内容を読むとアステラス製薬について今後どのような成長戦略を描いているか今後の資本政策はどうなるかがわかっていきますので取り上げてみました。
この記事を読んで少しでも役に立って投資収益が改善されるととても嬉しいです。
経営計画2021について
アステラス製薬の経営計画2021では売上収益を向上させるためXTANDI(イクスタンジ)と重点戦略製品で売上収益を2025年度に1.2兆円以上を目標に掲げています。
XTANDI(イクスタンジ)とは現在アステラス製薬が主力とする製品で売上収益に高く貢献しています。前立腺がんの治療薬として用いられています。
気になる点が2025年度に株式時価総額を7兆円を目標にしています。
なかなか高く目標を設定しているなというのが実感です。
現在時価総額が3.66兆円(6/16時点)ですので現在の株価を2倍近くまでにするということになります。2025年度に株価を1,995(6/16時点)から3,910円を目標にして成長するということです。
時価総額の2倍はかなり難しいと思われるので、1.5倍くらいが無難な数字だと思いますのでアステラス製薬の株価が2,992.5円ぐらいに2025年にはなる可能性があります。
売上収益について
2025年度にはXTANDI(イクスタンジ)と重要戦略製品が収益の伸びに貢献するとあり年平均で8%の成長で上昇するようです。XTANDI(イクスタンジ)の売上のピーク予想は6,000億~7,000億円となっています。
XTANDI(イクスタンジ)の売上が今後減少をした場合にも重点戦略製品がカバーします。
重要重点戦略製品として以下となります。
アステラス製薬 主要重点戦略製品
- ゾスパタ…骨髄性白血病の再発や難治性の治療剤
- パドセブ…尿路(腎盂、尿管、膀胱、尿道)に発生する癌の治療薬
- エベレンゾ…腎臓の病気による貧血を改善 腎性貧血の治療に用いられる治療剤
- ミラベグロン…頻尿、切迫性尿失禁に効果がある膀胱治療剤
配当政策
株主還元の基本方針としてコア営業利益や実績に基づき配当水準を引き上げるようです。
配当は横ばいで推移していましたが少しずつ増配していて、より高い水準の配当を目指すとあるので今後も増配を期待できそうです!!
現在配当利回りは3%台ですが、高配当だから買うのではなく着実な配当を受け取るということを目標にしているのでとても良い投資先と個人的には思っています。
また自社株買いと自社株の消却も毎年積極的に行われていて、今後も自社株式の取得を行っていくようです。
まとめ
アステラス製薬の中期経営計画(2021-2025)について見てきました。
高い目標を掲げて目標に邁進する姿は素晴らしいです。
成長戦略やコスト削減を意識したデジタルトランスフォーメーションなどの構造改革を実施していて、
今後も成長していくと予感させてくれます。
心配する点は高い目標すぎて到達しない場合どうなるかという点です。
しかし、仮に目標に到達できない場合でも個人的には長期で持ち続けるという前提であれば問題はないと認識しています。
持ち続けて配当を受け取りつつ、毎年成長して、株価も成長してくれればポートフォリオのプラスに繋がるので問題はないです。
アステラス製薬は株価が軟調ですが、安心して持ち続けることができる会社だと思いますのでこれからも投資を行っていきたいと思います。
この記事が少しでもお役に立てて投資の収益が向上したら嬉しいです。
今後ももっと勉強して役に立つ情報を発信できるように頑張りますので
宜しくお願い致します。
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