『バリュー投資達人への道-幸福を呼び込む複利のメンタルモデル』を読みました。2023年の上半期に購入して良かった素晴らしい本でした。

投資本

今回は2023年上半期に購入した本で一番よかった本『バリュー投資達人への道-幸福を呼び込む複利のメンタルモデル』をご紹介します。2023年上半期もそうですが、おそらく今年に買った本で一番よかった本になりうるかもしれないほど良い本でした。

この本を購入して、ここまで付箋だらけになった名著は久しぶりでした。『シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント』も2023年に購入して、この本も読んでて内容は素晴らしいものでしたが、
それ以上に『バリュー投資達人への道-幸福を呼び込む複利のメンタルモデル』は良かったです!

内容としては、タイトルからバリュー分析の手法についてと思うかもしれないですが、違います。
著者がウォーレンバフェットやチャーリーマンガーといった偉大な先人たちからどのように学んで、どのように活かしてきたかを書いています。
ページ数として500ページを超えますが、内容は一章ごとに素晴らしいので、個人投資家としてとても参考になる点が多かったです。
amazonでレビューは星4で12件しかありませんが、だからといって内容が悪いわけではないです。
僕はもっと価値があっても良い本なのではないかと思っています。
僕は基本おすすめな本しか紹介しないです。よくいる投資系のインフルエンサーで今が0円で無料で本が手に入ります系は紹介しないです。
理由としては、0円で無料で本が手に入ります系は賞味期限が短いと感じられる本が多いと思うからです。今年はその本を読んで、内容に満足するかもしれないですが、5年後、10年後も対応できる内容ではないと思います。
僕が紹介したい投資の本は、5年、10年先も長期的に投資に役に立ち、かつ何度読んでも新たな学びが多い本です。今回紹介する『バリュー投資達人への道-幸福を呼び込む複利のメンタルモデル』はamazonでレビューは星4で12件で、500ページもあり読むのも大変で、値段も税抜き3,800円でお高いです。しかし、この本は紛れもなく名著であり、読む価値があると思います。
内容は初心者向けではないですが、投資をある程度行ってきて、高配当でバリュー投資をより投資手法として確立していきたい人におすすめしたいです。


最高の投資は自分への投資、本を読むことの大切さ

著者は第一章から本を読む大切さについて言及しています。
たくさんの本を読むと、頭の中でレパートリーが構築して、さらに本を読んでいけば新しい知識が蓄積されて、レパートリーがさらに加速度的に増えていきます。加速度的に増えることで、知識を複利のように増やすことができます。
ウォーレンバフェットやチャーリーマンガーは読書家として有名です。成功している人は読書家な人が多いです。
僕も読書をするのが好きですが、読書をすると投資のリターンが上がっているような気がします。
なんていえばいいんでしょうか。
たくさんの名著を読んでいくと、情報の質が上がっていきます。名著は、歴史を超えても人気な本で本質的な原則を含んでいて、10年後も20年後も役に立ちます。
名著を読むと情報の質が上がるので、株式分析をしている時も、脳が質の高い情報を選別してくれます。さらに、投資のアイディアがふと湧いてきたりします。
投資のアイディアがいきなり湧いてくるのは、本を読むことで頭の中でレパートリーとして蓄積されたものが、点と点が繋がり線となり、さらに別の線となりアイディアとして生まれるのだと思います。
歴史、心理学、哲学、生物学、経済学などたくさんの本を読むことで知識が繋がり、さらに知識が増えていきます。

短期的に見たときに、知識への投資はすぐに効果が表れるものではないです。しかし、時間を経るごとに読む本の冊数が積み重なっていくと、長期的には複利的に知識が蓄積されて、効果が表れてくると思います。良い投資判断や投資の考え方、良い投資先がみつかるなど、良い効果が長期的に表れていくと思います。

チャーリーマンガーが若い時に、弁護士として働いていて、自分にとって一番価値のある顧客は誰かと考えたときに自分自身であると結論に達したときに毎日一時間を自分自身に時間を売っていました。
このエピソードを読んだときに、この考え方は素晴らしいなと思いました。
普段生きていると、自分が一番価値のある顧客なのに、テレビに夢中になって時間を売ってしまったり、スマホのゲームに時間を売ってしまたり、愚痴や不満なども言っている人との飲み会をしている人に時間を売ったりなどしてしまう人が中にはいると思います。

改めて考えさせられた内容でした。

投資の意思決定におけるチェックリストのすすめ

著者はチャーリーマンガーの影響を受けて投資判断においてチェックリストを作成して意思決定を行っていると言及しています。

このアイディアは目から鱗でした。チャーリーマンガーによれば、チェックリストをつける習慣をつければ、ミスを減らす事が出来て、チェックリストは世界共通の基本的な知恵なのでやらないのはもったいないと言っています。
チャーリーマンガーは投資判断においてチェックリストで人間の誤った判断の原因を挙げています。
利己的なバイアス、自己欺瞞と否認、短気、嫉妬や羨望、比較することのゆがみ、ストレスなどを挙げています。
チャーリーマンガーは投資をする際に自分の現状をチェックリストで把握して投資を行っています。
このチェックリストのアイディアは僕は今後使っていきたいなと思えました。
現状のアイディアとして、投資をする際に

・今の市況はどうか?他の人が買っていて、楽観的になっていないか?
・自分の心理状態はどうか?職場などでストレスを感じていないか?
・時間をかけて分析して本当に長期投資先として選択したか?下がっても買い増しできると自信は?
・焦って行動していないか?人が儲かっているからと急いでいるだけではないか?
・目先の配当金につられていないか?自分が分析した銘柄が上昇して、機会を逃したくない気持ちがあるのではないか?
・資金管理適切に行えているか?
・今の投資の意思決定は本当に良いものかと言えるか?

をチェックリストとして考えました。
手帳か、ノートに書いて、投資をする際に役立たせようと思います。

投資をする際に会社を分析するときにもチェックリストは役に立つと思います。
自分が何を基準に分析に重きを置いているかを考えるときにも役に立つと思いますので、判断力工場の役に立つと思います。

まとめ

この本は大変おすすめな本です。今後も何度も読む価値がある本です。この本にはどのような会社に投資をしていくべきか、ポートフォリオの管理方法についての章もありますので読みごたえがあります。名著に巡り合える機会はそう多くはありませんが、本との出会いを増やすことで、巡り合える確率が高まります。
今年も自己投資として、本を購入していって、おすすめな本がありましたらご紹介します。

【新品】バリュー投資達人への道 幸福を呼び込む複利のメンタルモデル ゴータム・ベイド/著 長岡半太郎/監修 井田京子/訳

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