書評『テンプルトン流の流儀』おすすめ投資本です!

投資本

今回は投資の本でおすすめをご紹介します。

テンプルトン流の流儀』です。


株式投資を行う際に価値を見極める、投資の考え方や心構えなどについて書かれた本です。
この本を読むと投資の考え方が学べて、すぐに実践できることや投資家としてレベルアップすることできる書籍ですのでとてもお気に入りの書籍です。
以下の投資家の方におすすめです。

  • バリュー投資家としてレベルアップしたい
  • 株価が下がったときに、どう対処するか知りたい
  • 市場についてどう向き合うか知りたい

悲観の極みについて

強気相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観とともに成熟と陶酔の中で消えていく。
悲観の極みは最高の買い時であり、楽観の極みは最高の売り時である

市場の歴史を振り返ると、確かに強気相場では最高の売り時で悲観の極みは最高の買い時と認識することができます。


しかし、弱気相場で買わなければいけないとわかってはいるもののやはりためらってしまいます。
株価が暴落した際には資産が目減りしていき、他の市場の投資家が右往左往していて、自分も同調してしまいます。
さらに、ニュースでは株は売るべき、証券アナリストからはすぐに売るべきという情報まで耳に入ってきて自分が購入した株を感情的になって投げ売りしてしてしまいます。
株価が安くなっているのにまだ下がったらどうしようと株を買えないままじっとしている。

悲観の中で株を買いに行くのはとても勇気がいる行動です。
「自分の行動は間違っているのではないか」、「株価がまだ下がり続けるのではないか」、「他の人も買ってないから買うべきではないんじゃないか」など頭の中で考え続けてしまいます。


しかし、他の人と同じ行動では程々のリターンは見込めても、大きいリターンは得ることはないと思います。
とても孤独な闘いですが、自分の軸を持って投資をしないといけないです。
周りの雑音を気にしないで孤独に打ち勝つことが投資リターンを生みます。

投資の考え方について

損の出ている投資対象からもっと良い投資対象に目移りして焦って乗り換えてしまう恐れがあります。
最初の分析と調査でどれくらい時間をかけたかで株価がさがったとしても目移りしないで持ち続けることができます。

損の出ている株は日々見ていると「なぜ買ってしまったのだろう」、「もっと違う株をかうべきではないか」、「周りの投資家は利益あげているのに自分だけなぜ?」
というマイナスな考えから目移りして違う銘柄に乗り換えてしまう可能性があります。

最初の分析がとても大事な作業となります。
余分な作業と余分な考えを惜しまないで調査をすることで株の価値について気づけることも多く、さらに自分の持ち株を持ち続ける自信につながります。

調査の考えとして、長期的な視点で調査をすることをオススメしています。
長期的視点で調査することで調査している会社の中心的な問題や自分の思考や疑問や検討を集中させる効率的な視点が生まれます。企業の競争優位性を考えることができ、企業の生産コストが他社と比べてどうなのかや問題意識をもって調べることができます。

株の買いの決断について

株式を購入する際に大切なのは頭で考えてその目前の出来事に影響されないことだ大切だと著者は述べています。
実際に市場で急落したときに単に値下がりしているからというい理由で株式を購入してはいけないです。理由としては、過大評価された企業の株価がやや修正された程度で株式を購入してしまうからです。単に値下がりしただけで買うことのメリットは、割高度がやや薄れているというメリット以外にそれ以外のメリットを享受できないです。

過大評価された株で人気になりすぎて少し株価が下がったタイミングで購入したときに、高値掴みをしてしまって結局含み損を抱えてしまうということがよくあります。
値下がりだけでなく、長期的な事業の業績の展望を考え、自分で価値を判断して落とし込んで株式を購入する必要があります。

まとめ

著書の中から投資に関連する内容を取り上げて解説いたしました。

投資初心者でも読みやすくなっていて、すぐに実践でき投資リターンの向上ができるノウハウも詰め込まれていておすすめな名著です!!
一人でも多くの方が著書を読んで投資リターンの向上に繋がれば嬉しいです。

テンプルトン流の流儀

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