『サイコロジー・オブ・マネー』のお金の考え方について

投資本

今回は今年の上半期で読んでとても自分の投資においてためになった本をご紹介します。
内容はお金の考え方であったり、投資の心構えであったり内容が非常に濃く本質を突いた内容ばかりです。ぜひこの本をとって読んでほしいと思いまして解説を書いてみました。


裕福になること、裕福であり続けること

お金を得るためには、仕事で稼ぐ副業で稼ぐ投資などがあります。
大きくお金を得るにはリスクをとる必要があります。その部類が投資です。
投資はリスクを伴いますが、リターンも大きいです。しかしリターンが大きいからといって
それが確実に儲けるわけではないです。それにもかかわらず他の周りが投資で成功しているのをみると
そんなに儲けることができるのならもっとリスクをとっても大丈夫だと考えリスクを取りすぎてしまいます。その結果リスクを取りすぎて、暴落が起きた際にひどく含み損を抱えて市場から退場してしまいます。お金を得るのが悪いのではなく、お金を維持することのほうが大事だということです。


お金を維持するには、周りが大きく含み益と自分のポートフォリオをみて自分のはあまりよくないと思うのではなく自分のはこれぐらいの含み益で十分だと考えるべきです。その含み益になっている人は一気にお金を得たのではなく、いろいろな過程を踏んでその結果になったはずです。これぐらいで十分だという考えは、暴落が起こった際にもリスクを取りすぎていないので一定程度で含み損は抱えますが
市場から退場とまではいかないはずです。利益に対して貪欲になりすぎますと、身の破滅に繋がります。

日頃の行動を謙虚に行い、欲求にとらわれすぎなければ、その行動や考え方の積み重ねが投資方法に反映されるはずです。それにつながるのが知足の考え方です。
知足とは自分のわきまえは控えて、それ以上のものを求めないことです。
現在のありがたみを知ると現状に満足できます。そのような考えを持つことは投資においても大事な考え方だと僕は感じます。

貯金の価値について

著者は目的のない貯金をすれば選択肢を広げられ柔軟性が手に入ると言及しています。。

この考えは株式投資にこそ役に立つようです。株式投資において現金を持つことは攻撃の戦略の幅を広げられますし、防御にも役に立つことができます。もし優良銘柄が悪材料に影響を及ぼしてかなり株価が下がった際に現金保有していなければそのチャンスにただ指をくわえて待つしかありません。僕も何度もそのような場面に出くわしました。現金の保有はチャンスにつながるだけでなく、保有銘柄が値下がりした際にも追加で購入もできます。

また現金保有は心の余裕にもつながります。投資をしつづけてると、現金がなくなって給与が入ってすぐに投資へと向かい、現金がなくなってとあまりよくない循環かと思います。
余裕を持った投資で行う投資の方が結果としてメンタルにもいいです。

誤りの余地について

株式投資において誤りの余地を残して計画通りに進まないことを想定して計画を立てる必要があります。株式投資において絶対はなく不確実で何が起こるかわからない世界にいます。その中で情報を鵜吞みにしてあの人が言ったから絶対に儲かる、この歴史は過去にもあったから過去のように同じ結果になるはず、この会社に投資をすればこれから上がるに違いないという判断は確実ではないです。この判断は間違えたときに、多大に損失を抱えたり思うように事が運ばす失望して売りに走ってしまう恐れがあります。

そうならないためにも誤りの余地を残しておくべきです。誤りの余地とは、自分が考えて行った判断に対してどれくらい起こらない可能性です。例えば、これから株価上昇すると予測されるものと考える銘柄に対して、今起きていないリスクが顕在化したときに株価がどこまでも下がった際にどこまで対応できるかをあらかじめ想定して考えておくことできます。

そうすれば心にも余裕を持つことができ日常生活にも支障をきたすことがなく生活を送れることが可能です。

まとめ

著書の中から投資に関連する内容を取り上げて解説いたしました。

この本でまだ取り上げていないテーマがありますが、とてもお金の考え方に良い

影響を及ぼしてくれる良書でした。投資をしていない人でもお金の全般についての考え方について学べるのでおすすめです。付箋だらけになってしまって再度読まないとなと思って読むのが楽しみです。また違うテーマを取り上げて一人でも多くこの本読んでほしいなと思いました。

サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット [ モーガン・ハウセル ]

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