KDDI【9433】への投資判断を考える

★★★★★ 欲しい銘柄上位

今回は高配当株として人気なKDDIについて投資判断を検討していきたいと思います。

KDDI【9433】とは

KDDI株式会社は携帯電話通信事業を行っている大手通信会社です。
auブランドで携帯電話・光回線・ケーブルテレビなどをメインに取り扱っています。
KDDIは安定的に稼げる寡占的なビジネスの通信事業を行っていて高配当株としても人気です。

ソフトバンク【9434】への投資判断を考える
今回はソフトバンク【9434】への投資判断を考えたいと思います。ソフトバンクは不景気に強いディフェンシブ銘柄でかなりの高配当株です。そんな高配当を維持できて、今後の成長性があるのか株価は上昇するかなどを本記事では業績や株主還元、キャッシュフ...

NTT【9432】への投資判断を考える
今回はNTT【9432】への投資判断を考えたいと思います。NTTは不景気に強いディフェンシブ銘柄として個人投資家に人気があり株主還元も積極的に行っている会社です。本記事では業績や株主還元、キャッシュフローを分析して総合的に判断できるかを検証...

業績について

EPSに関してですが、EPSは2007年~2013年はEPSは横ばいでしたが2014年から伸び率が上昇していて稼ぐ力がついてきています。素晴らしいです。
2021年のコロナショックでも影響を受けず、増益を達成しています。また2022年、2023年は通信料の値下げや燃料費高騰などの中、経営環境が悪い中でも着実に伸ばしています。通常の会社であれば、外部環境の悪い中で増益を達成し続けるのは難しいです。しかしKDDIは外部環境をものともせず前進し続けています。

売上は安定的に推移しています。携帯通信事業は、売上が急に下がるものではなく、毎月安定的に通信料等として収入を得ることができるサブスクリプションのような事業かつストック型なのでとても強いですね。

2009年以降も黒字経営がつづいており、事業の盤石性を物語っています。営業キャッシュフローも安定的に推移しており、営業キャッシュフローマージンは10年平均で20%稼ぐ力がすさまじいです。通信料金の値下げでも営業キャッシュフローマージンは20%台と素晴らしいです。寡占的な事業はやはり儲かりますね。

株主還元について

KDDI配当は増配傾向にあります。右肩上がりで綺麗です。連続増配株で2024年3月期で22期連続増配記録になっています。配当利回りは3.17%(2023/5/12)です。配当性向は40%台となってきていてそろそろ増配し続けるのも厳しいのと増配できても増配率がそこまで上がらない可能性があります。黒字経営ができて、携帯通信事業という安定的に収益を上げられているビジネスだからこそ配当も安定的に出し続けることができるようです。今後緩やかに成長しては行くものの、増配率は期待は難しいです。

最近の傾向として株主配当だけでなく、自社株買いも積極的に行っています。
自社株買いを行って資本効率が上がってEPSも上昇するので、株主にはありがたいですね。

キャッシュフローについて

営業キャッキャッシュフローは安定的に推移していて2020年~2021年にかけて急に伸びました。
コロナにも負けず不況に強いビジネスだけあって素晴らしいです。
2023年は燃料費高騰や、通信障害などの外部環境が悪い中で利益が圧迫していても高い収益力から営業キャッシュフローは堅調に推移しています。なんと強固なビジネスなんだろうか!すごすぎます。


投資キャッシュフローは2007年から2010年は大幅に投資を行っていて、フリーキャッシュフローがここの期間はマイナスとなっています。携帯通信事業における設備投資は毎年一定にどうしてもかかってしまうのでそこにさらに投資を拡大するとなると、フリーキャッシュフローがマイナスになってしまう年が出てきてしまいます。


ただ、2013年以降は着々と稼いできておりフリーキャッシュフローがプラスで堅調に底堅く上がっていてきておりとても良いです。ただ、また投資を大幅にしないとなるとフリーキャッシュフローがマイナスになってしまう年もあるのでそこは要注意です。

投資判断について

現在株価は4,415円(2023/5/12)となっています。株価についてですがゆっくり株価が上昇しています。過去5年で50.43%程上昇しています。

以前は投資判断として購入を様子見としていました。しかし、今の考えは更新されていて投資先として魅力度が高まりました。今は保有が100株のみですが、今後も追加投資を検討しています。株価の上昇の見込みは5年後の試算で7,000円程まだ上昇の可能性の範囲があります。
投資をしていて保有することでポートフォリオの下落耐性が付いたこと、株主優待は株価下落を抑えてくれる要素があること(株主優待廃止のリスクもありますが),ゆっくりですが増配傾向にあり株価も上昇傾向にあり、事業が外部環境の悪化でも着実に利益を伸ばし続けていること、通信という汎用性の高い事業から繰り出される金融事業、データ事業、寡占的な事業で営業利益率も高いなど今後も10年先もあり続ける会社であると予測ができます。
ディフェンシブに投資をしていくのであればKDDIに投資をしていくのはとても良い投資先であると認識しています。今後追加投資を検討していきます。

まとめ

KDDIの事業は不況にも強く安定的に収益を上げられていて、株主還元にも積極的に
行っている会社です。今後も事業の盤石性から配当も出し続けることができる可能性が高いです。
高配当投資家としていつかは購入を検討したい銘柄です。買い時が来てくれたら嬉しいです。

通信大手(NTTvsKDDI vs Softbank)業績、高配当、優良銘柄な通信株は?
今回は通信大手の3社の比較分析を行いたいと思います。ディフェンシブ株で安定的で人気な株ですが、業績は3社でどう違うのか、株主還元、財務について比較してみて投資判断がどこが良いか考えたいと思います。この記事をみて、投資をする際の判断にお役に立...

コメント

タイトルとURLをコピーしました