NTT【9432】への投資判断を考える

★★★★欲しい銘柄

今回はNTT【9432】への投資判断を考えたいと思います。
NTTは不景気に強いディフェンシブ銘柄として個人投資家に人気があり株主還元も積極的に
行っている会社です。本記事では業績や株主還元、キャッシュフローを分析して総合的に判断できるかを検証していきます。

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NTT(日本電信電話)【9432】とは

NTT(日本電信電話)【9432】とは国内通信事業で最大手グループです。携帯電話(NTTドコモ)や光回線で高いシェア率を誇ります。4つの下記の事業を行っています。

①総合ICT事業(携帯電話、モバイル通信など)

②地域通信事業(国内電気通信事業の県内通信サービスの提供など-NTT東日本、NTT西日本)

③グローバル・ソリューション事業(クラウドサービスやデータセンターサービスなどのネットワークシステムサービス-NTT)

④その他(不動産事業、エネルギー事業-NTTアーバンソリューションズ、NTTアノートエナジー)を行っています。

業績について

業績に関してですが、EPSは2007年~2015年にの間はEPSは横ばいですが2016年から
少しずつ伸び率が上昇しています。
EPSは2016年から2021年は横ばいで2022年に急激に伸びているようです。
要因としては2020年9月に行われたNTTドコモのTOBがEPSの急激な伸びに関係しています。
当時66%程保有していたものが100%になります。
2021年のNTTドコモの当期純利益が6,050億と予想されていたので、単純に計算して前までは66%の3,993億が利益に寄与していましたが、6050億がNTTの利益にプラスに影響します。
今後もNTTグループの親子会社の再編を行いEPSのさらなる上昇が見込まれます。

売上は綺麗なほど横ばいですね。
通信事業は安定はしてますが、成長もそこまでは考えられませんでした。
しかし、2020年ほどからNTTへの見方が変わり株価も上昇傾向にあります。
NTTドコモのTOBからNTTの価値について見直された結果で、株主の期待値が上昇したためだと考えられます。
当期純利益もほぼ横ばいですね。これからもそこまでは急激には伸びず一定を保つと予想されます。

株主還元について

配当は増配傾向にあり減配はせず綺麗に右肩上がりになっています。
現在の配当利回りは3.06%(5/24日現在)で株価が上がりすぎたので高配当株とまでは言えないです。
今後も安定的なビジネスで売上も少しずつ改善しつつ利益を伸ばしていけばさらなる増配も可能だと考えられます。
今後も成長は期待しませんが、増配は期待したいところです。

キャッシュフローについて

営業キャッキャッシュフローは安定的に推移していてます。
売上と当期純利益同様一定です。
ただ2017年以降少しずつ改善して上昇しております。
投資キャッシュフローは毎年一定額を行っていて、通信事業に欠かせない設備等に必要となります。
2010年を除けば一定額の投資で営業収益と純利益を維持できていると思えば問題はないでしょう。
寡占的な市場ですので競争相手が楽天のようにでてきても体力勝負で負けてしまう会社のほうが多い可能性があるので、市場に参加しても設備投資を行い続けるキャッシュを失い撤退を余儀せざるをえませんので競争優位性があります。
財務キャッシュフローは株主還元性向が上昇しているのもあるため増加傾向にあります。
フリーキャッシュフローは2015年以降芳しくなっています。
このままフリーキャッシュフローが改善してキャッシュを貯めてTOBを行ってさらにNTT自体の株価だけでなく価値が向上すればと楽観的に観測しています。

株価について

株価についてですが、2008年から2020年まではほぼ横ばいの推移でした。
業績がきれいに一定であったので、そこまで期待されておらず株主からは注目されていませんでした。しかし、5G事業やNTTドコモのTOBなどからNTTの価値が見直されて株価が上昇しています。
PBRは1.68倍と割安感はまったくないですね。
ここまで株価が上昇してしまうともう購入はできません。
高値掴みで終わってしまうのと、キャピタルゲインは狙えません。
菅首相の携帯料金の値下げのような悪材料がでて2100円程度まで万が一下がるのであれば購入を検討ができるのですが…
株価が上昇しすぎて人気なのでこれからNTTへ投資をする方は気を付けたほうが良いかもしれません。

まとめ

NTTの投資判断について考えてみました。
安定したビジネスモデルでそこまで成長は見出せませんが、安心感を与えてくれる。
そんなNTTが僕は好きです。
投資家になってから2番目の購入した銘柄で1年7か月25日と一番長く持っています。これからも売却する予定はないです。
ただ、株価が上昇し続けて割高になっているので購入する予定はないです。
購入しても、損する可能性のほうが高いです。
株価が暴落した際に自分が納得する水準にまで達した場合購入を検討をしたいです。
損が少なく程々の利益が得られるそのような株に投資をしたいです。

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